ニュースリリース

　株式会社日立ソリューションズ(本社：東京都品川区、取締役社長：林 雅博／以下、日立ソリューションズ)は、米国Array Networks, Inc. （本社：米国 カリフォルニア州、CEO：Michael Zhao／以下、Array社）のリモートデスクトップアプライアンス「Array DesktopDirect」の、Android端末から職場のパソコンへのリモートデスクトップ接続を可能とした新機能の提供を、8月31日より開始します。日立ソリューションズでは、高い信頼性が求められる日本市場に適した独自の品質評価を実施し、本評価により得られたノウハウとこれまでのArray社製品の販売実績を基にしたサポート体制を構築し、リモートデスクトップ環境の実現を、導入から保守まで専門技術者によりワンストップで支援します。

　近年、業務スタイルやモバイル端末の多様化が進み、出張先や在宅勤務中の自宅からオフィスのパソコンへの多様で柔軟な接続が求められています。また、ITインフラ環境の節電と災害時の事業継続性の一環としてリモートデスクトップ環境に注目が集まっています。
　「Array DesktopDirect」は、セキュアなリモートデスクトップ環境を実現する製品です。従来、iPad / iPhoneやパソコンからの接続が可能でしたが、このたび、Android端末からの操作を実現しました。本製品を導入することで、従業員は自宅や外出先から職場のパソコンと同じ環境で業務を行うことが可能となり、作業効率の向上が望めます。また、接続先のパソコンの電源をリモートで操作できるため、必要最小限の電力でリモートデスクトップ環境が実現できます。
　日立ソリューションズは、2001年にArray社との協業を開始し、製品販売、導入支援、独自の品質評価試験の実績に基づいた製品の性能改善と機能強化を同社と共に行っています。また、蓄積したノウハウを基にしたサポート体制を構築し、コンサルティングからソリューションの提案、構築、運用支援までをワンストップで提供しています。
　今後、日立ソリューションズでは、「Array DesktopDirect」の販売、保守サービスと関連するソリューションを合わせ、2013年度までの累計で10億円の売上を目標としています。

• さまざまな端末からリモートデスクトップが可能
  

  Android搭載のスマートフォンやタブレット、iPadやiPhone、パソコンからリモートデスクトップが可能です。

• 接続先のパソコンの電源をリモートから操作が可能
  

  接続先のパソコンの電源をリモートで操作できるため、不要時には電源を切断でき節電対策にも有効です。災害や電力問題などにより停止したパソコンも、電力復旧後にリモートから電源を操作できます。

• 情報漏えいを防ぐ高度なセキュリティを実現
  

  リモートデスクトップでは、画面情報とキーボードおよびマウスの入力情報を転送するだけで、業務アプリケーションとデータ処理は職場のパソコン上で実行されるため、実データの送受信は行われません。また、SSL-VPN装置により通信を暗号化します。そのため、情報漏えいを防ぎます。

• 導入から保守まで専門技術者によるワンストップのサポート体制
  Array社の製品・技術を熟知した約20名の専門部隊を始め、東京・大阪・名古屋・九州にArray社の製品に精通した技術者を多く配置し、導入からお客様の技術的支援を行います。保守についてもネットワーク製品を熟知した専門の技術者にて対応し、導入から保守まですべてをワンストップにてサポートします。

　Array社日本法人 代表取締役 岡本 恭一 氏より以下のコメントをいただいています。
「日立ソリューションズとArray社は、技術的にもマーケティング的にも常に連携しており、お互いに強力な支援体制を構築しております。Array DesktopDirectのAndroid対応により、日立ソリューションズの持つ通信キャリア系の販売チャネルを通じてさらに販売実績を伸ばすとともに、今後も日立ソリューションズとの協業を通じて、日本市場の特性に最大現に配慮した製品を提供し続け、リモートアクセス市場を牽引してまいります。」

2011年8月31日

http://www.hitachi-solutions.co.jp/array/sp/dtd/about.html