ニュースリリース

株式会社日立ソリューションズ(本社：東京都品川区、取締役社長：林 雅博／以下、日立ソリューションズ)と日学株式会社（本社：東京都品川区、代表取締役社長：吉田　朋弘／以下、日学）は、日立ソリューションズの電子黒板「StarBoard」を組み込んだスライド式電子黒板について協業し、日学が5月16日から販売を開始します。本製品は、既設の黒板やホワイトボードに電子黒板を取り付けて利用するため、電子黒板の設置スペースが不要です。また、スライド式で簡単に移動することができるため、黒板と電子黒板を効果的に使い分けた授業を行うことができます。

「新学習指導要領」の本格施行により、教科指導におけるICT（情報通信技術）の利活用の重要性は益々高まっており、教育機関ではすべての教室でICT機器を活用した授業ができる時代を目指し、電子黒板を始めとしたICT機器の導入を進めています。一方、教育現場からはスペースが限られた日本の教室に合った形での電子黒板の導入が求められてきました。

こうした背景の下、世界71カ国以上、累計210,000台以上（2012年3月末時点）の導入実績を持つ電子黒板「StarBoard」を販売する日立ソリューションズと、ホワイトボード・黒板メーカーとして豊富な実績を持つ日学は、両社の製品を組み合わせたスライド式電子黒板の販売で協業を開始します。
　スライド式電子黒板は、既設の黒板やホワイトボードにスライドレールを取り付けて電子黒板を設置するため、スタンド式と比べて教室のスペースを有効活用できます。移動する時以外は電子黒板を固定する移動レバーや、移動時の衝撃を緩和する構造、指挟み防止カバーなどが装備されており、安全性に優れています。さらに、スライド式で簡単に電子黒板を移動でき、移動後にプロジェクターの調整が不要なため、黒板と電子黒板を効果的に使い分けることが可能です。

図１：スライド式電子黒板

１． 省スペース

　黒板やホワイトボード上に取り付けるため、電子黒板の設置場所を確保する必要がありません。

２． 優れた安全性

　下記の設計により、安全性に優れています。

• 黒板と電子黒板の間や、スライドレールのローラー部分に指挟み防止のカバーを設置
• 電子黒板を固定するブレーキ（移動レバー）を設置。移動レバーを解除することで移動が可能
• スライドレールの両端部は移動の衝撃を緩和する構造
• 電子黒板を未使用時に固定するロック構造
• 電子黒板の揺れを防止するため、プロジェクター用支柱を分離した構造

３． 既存の黒板に取り付け可能

　平面黒板や曲面黒板、半曲面黒板に取り付けが可能です。

４． 直観的な操作が可能

　指で画面の拡大・縮小や手書きした文字を消去でき、手のひらによるページのスクロール「マジカルタッチ」ができるなど、タッチパネル感覚で直観的な操作が可能です。

５． 先生の使いやすさ

　「StarBoard　Software」を標準搭載しています。「StarBoard Software」には算数、地理、理科などの小学校向けのコンテンツがあらかじめ同梱されており、教材づくりなどの授業準備時間の短縮を実現します。
　また、スライド式のため簡単に移動でき、生徒の見やすい位置や授業で活用しやすい位置で使うことが可能です。プロジェクターと電子黒板が一体となっているため、移動後の調整が不要です。使わない時は黒板の外に待機させることで、黒板を使った授業の妨げになりません。

オープン価格

2012年5月16日

株式会社日立ソリューションズ　「StarBoard」紹介URL ： http://www.hitachi-solutions.co.jp/starboard/sp/

日学株式会社　URL ： http://www.nichigaku.co.jp/