日立ソリューションズは、お客様の全体最適の視点で豊富なソリューションを組み合わせて提供する『ハイブリッド インテグレーション』を実現します。

ニュースリリース

2012年6月22日
株式会社日立ソリューションズ

「グローバル製造業向け経営情報可視化ソリューション」を提供開始
世界中の製造・販売拠点のデータを分析し、連結原価構造や事業リスクを見える化

 株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:林 雅博/以下、日立ソリューションズ)は、世界中の製造拠点や販売拠点のデータを集約し、製品ごとの製造から販売までの連結原価構造の分析や将来のシミュレーション機能により、サプライチェーン全体での製品損益や事業リスクの見える化を実現する「グローバル製造業向け経営情報可視化ソリューション」を7月1日から提供開始します。これにより、企業は製品ごとや地域、顧客ごとなど、さまざまな視点から連結原価構造を把握できるようになり、また、原材料費や人件費の変動、為替変動などのグローバル特有のリスクを考慮したサプライチェーン戦略を効率的に立案することが可能となります。

今日の製造業界では、為替レートの高止まりや電力供給不安、少子高齢化による国内市場の停滞から、多くの企業が海外への事業展開を一層加速させています。また、その展開の形態は、海外拠点を設置して原材料の調達や製品の製造、販売を行う単一的な形態から、自社や販売会社などの取引会社を含めたサプライチェーンを世界中に構築し、拠点ごとに最適な機能を配置する統合的な形態に変化しています。そのため、グローバルな連結経営の効率化は重要な経営課題となっています。

日立ソリューションズの「グローバル製造業向け経営情報可視化ソリューション」は、世界に展開する各拠点から生産、販売、在庫などのデータを本社のデータウエアハウスに集約して分析し、多通貨による連結原価構造の的確な把握を可能にします。また必要に応じて、サプライチェーンで発生する販売管理費も事業の実態に合った適切な配賦基準で製品原価に配賦します。これにより、管理会計におけるサプライチェーン全体での製品ごとの連結原価を算出するとともに、地域や通貨別での連結原価構造の分析結果をレポート出力します。そして、拠点ごとの原材料の調達費や人件費の変動、為替相場の変動などによる損益のシミュレーション結果を、視覚的に理解できるようにダッシュボードで表示し、事業リスクの見える化を実現します。
 さらに、日立ソリューションズは、膨大なデータを蓄積、分析、加工して企業の戦略立案に活用するBI(Business Intelligence)のノウハウを活かしたテンプレートを活用することで、スクラッチによる開発と比較し、短納期、低コストでシステムを構築します。

日立ソリューションズは製造業を中心に、グローバル展開する企業に「グローバル製造業向け経営情報可視化ソリューション」をコンサルティングからシステム構築、運用・保守までワンストップソリューションとして提供し、2015年度 10億円の売上を目指します。

「グローバル製造業向け経営情報可視化ソリューション」はSAP AGが提供するSAP BusinessObjects Business Intelligence(BI)solutionsをベースに開発されています。本ソリューションを日本で提供するSAP ジャパン株式会社のバイスプレジデント ソリューション営業統括本部 ビジネスアナリティクス営業本部 本部長 桐井健之様よりエンドースメントをいただいております。
 「SAPは、日立ソリューションズ様が当社のBI製品であるSAP BusinessObjects BI solutionsを活用した『グローバル製造業向け経営情報可視化ソリューション』を開発され、提供開始されることを心より歓迎致します。 それにより、組織内の誰もが必要な情報をセルフサービス方式で利用できる基盤を整えることができ、世界中の製造拠点や販売拠点などにあるデータを集約・分析し、事実に基づく質の高い情報による経営可視化の向上に貢献します。SAPでは、基幹業務システムでNO.1の実績を誇るSAP ERPのみならず、真のリアルタイムビジネスの実現に向けた最先端技術を用いたインメモリプラットフォームであるSAP HANAやSAP BusinessObjects BI solutions、モバイルソリューションなどによって、グローバル展開を推進する日本企業を世界的な視点で支援しています。」

■ 主な機能

1. データ取込 : 世界の各拠点からデータを収集し、本社のデータウエアハウスに格納
2. マスタ管理 : 製品、顧客、科目、エリア、組織、為替レートなど
3. レポート : 製品別損益計算書、チャネル別損益計算書、エリア別売上、在庫、原価など
4. シミュレーション : 為替変動や物流コスト変動などによる損益シミュレーション

■ ソリューション全体図

ソリューション全体図

■ シミュレーション画面の例

シミュレーション画面の例

■ 「グローバル製造業向け経営情報可視化ソリューション」セミナー開催予定

7月6日(金) 14:00 - 17:00 東京都千代田区 SAPジャパン本社 セミナールーム
URL: http://www.hitachi-solutions.co.jp/events/sap/
7月11日(水)
7月27日(金)
8月3日(金)
 
14:00 - 17:00 東京都港区 日立ソリューションズ 本社別館 セミナールーム
14:00 - 17:00 愛知県名古屋市 日立ソリューションズ 中部支社 セミナールーム
14:00 - 17:00 大阪府大阪市 日立ソリューションズ 関西支社 セミナールーム
URL: http://www.hitachi-solutions.co.jp/events/scpm01/

■ 提供開始時期:

2012年7月1日

■ 価格:

個別見積もり

<商品・サービスに関するお問い合わせ先>

URL: https://www.hitachi-solutions.co.jp/inquiry/   Tel:0120-571-488

<報道機関からのお問い合わせ先>

担当部署:CSR統括本部 ブランド・コミュニケーション本部 広報・宣伝部
担当:安藤、竹橋
TEL:03-5479-5013  E-mail:koho@hitachi-solutions.com

※ SAP BusinessObjectsは、SAP AGの商標です。
※ 記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

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