人財
DEI(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)
当社がめざすDEI
多様な人財が集い、各々の持つ多様な能力を発揮することは、当社の持続的な成長のため、そして当社の事業活動を通じて、持続可能な社会の実現に向けた価値創造を実現するために不可欠な要素です。私たちはDEIの取り組みを通して、すべての従業員の豊かな個性を花開かせる企業文化、企業風土の実現に向け、さまざまな施策を導入しています。実行にあたってはDEIを6つにわけて定義し、各部門が連携しながら推進しています。
ダイバーシティ推進の歴史
当社のダイバーシティ推進の歴史は長く、専任組織を設立したのは2009年です。
2019年度からはチーフダイバーシティオフィサー(CDO)職を設置。
在宅を前提とした新しい働き方や、ジョブ型人財マジメントへの転換など人財方針と一体で、企業としての経営基盤強化に向け、積極的に活動しています。
多様な従業員の活躍推進
女性活躍推進
常に新しく多様な視点で価値を創出していくためには、意思決定層の多様性が不可欠であると考え、女性の活躍を支援しています。母集団形成のため、新卒における女性総合職比率を11年連続で30%を維持。さらに公平な人員配置で着実な管理職任用をめざし、2027年の女性総合職比率と管理職比率の同率化のKPIを設定。さらにジョブ型人財マネジメントにおける各種施策の推進で後押ししています。また、内閣府が支援する「輝く女性の活躍を支援する男性リーダーの会」に当社社長が賛同。毎年行動宣言を表明し、企業としてジェンダー平等と女性活躍を加速していきます。
2027年度に33歳〜45歳となる女性を対象として、
管理職比率と総合職比率の同率化をKPIとしています
男性育休取得推進
当社の男性育児休暇の取得の歴史は古く、2012年頃にさかのぼります。数か月間の育児休暇を取得したエンジニアが、復帰後、その経験を活かしてソリューションを開発したことから、会社としても注目し積極的に推進してきました。個人の希望や事情に応じてあたりまえに「男性も休む」、そして、それを組織も積極的に支援する文化の醸成は、取得者本人のメリットだけでなく、ジェンダーギャップの解消や、レジリエントな組織の実現に寄与するものです。2019年以降は、100%の取得をめざし、さまざまな施策で推進しています。
障がい者の活躍施策、雇用率
当社では、
1.社会的責任としての法定雇用率達成
2.職域の創出と現業範囲の拡大を図り、雇用の定着と活躍を推進
3.障がい者の雇用環境改善に積極的に取り組む
という基本方針を掲げ、障がい者雇用を行っています。
ダイバーシティの理解促進
ダイバーシティ月間
DEIに関する理解を促進し、一人ひとりが自ら考える機会を提供するため、毎年約1か月にわたり「SX勉強会DEI特集」を開催。さまざまなイベントを実施しています。
各界著名人による講演や、従業員によるパネルディスカッションなどを対面またはオンラインで開催。多様性を活かすインクルーシブな組織風土の実現に向けた当社の活動のひとつです。
2009年ダイバーシティ推進専任組織発足以来、最先端かつ多様なテーマの講演を実施してきました。
2023年度講演一覧
講演
イベント
YOUは何しに日立ソリューションズへ
LGBTQ+
当社では、従業員一人ひとりの多様な価値観が尊重され、誰もが能力を発揮して活き活きと働ける職場をめざし、環境を整備しています。その中で、従業員が自身の性的指向、性自認や性表現にかかわらず差別を受けないなど、LGBTQ+※についても、さまざまな施策に取り組んでいます。
全従業員を対象に、毎年LGBTQ+※に関するセミナーを開催するほか、e-ラーニング、「職場におけるLGBTハンドブック」の公開など、誰もが理解を深め、学べる環境を整えています。
2020年4月より、家族の定義に「同性パートナー」を新設。同性パートナーをもつ従業員も他の従業員と同等に、休暇制度・各種手当や福利厚生サービスの利用を可能としています。また、本社には、オールジェンダートイレを設置するなど、職場環境の整備も行っています。
これらの活動が評価され、「PRIDE指標2023」において、5年連続で「GOLD」を受賞。当社のグループ会社においても、積極的な活動を推進した結果、2023年度は日立ソリューションズ・クリエイトが3年連続で「GOLD」を受賞しています。
※LGBTQ+ : Lesbian(レズビアン)、Gay(ゲイ)、Bisexual(バイセクシュアル)、Transgender(トランスジェンダー)、Quetioning(クエスチョニング)、+(その他のセクシュアルマイノリティ)の総称。
当社グループ会社におけるDEIの取り組み
グループ会社一体でイベントを共同開催
ダイバーシティ月間を設け、グループ会社一体で、社外有識者による講演会や従業員参加型による座談会を開催し、個の多様性を活かす組織運営をめざしています。2023年度は「多様性 の中での組織づくり」「LGBTQIA+への理解」「アンコンシャスバイアス」「経験者採用従業員が語る魅力と課題」をテーマに開催しました。