日立ソリューションズは、お客様の全体最適の視点で豊富なソリューションを組み合わせて提供する『ハイブリッド インテグレーション』を実現します。
2011年3月10日
株式会社日立ソリューションズ
株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:林 雅博/以下、日立ソリューションズ)の組み込みシステム向けデータベースである「Entier(エンティア)」が、これまでのカーナビゲーションシステム(以下、カーナビ)向けに出荷したライセンス本数で累計100万本を突破((
) )しました。2010年度の年間出荷本数は2009年度に比べ2倍の662,411本に伸び、世界カーナビ出荷台数(6,360,000台/年( ))の10.42%を占めました。「Entier」は2011年3月現在、国内外8社のカーナビメーカーに採用されています。 カーナビメーカーは「Entier」を採用することにより、カーナビに格納された地図データの更新や検索サービスの操作性を従来よりも向上でき、地図データの更新サイクルの短期に繋げることができます。
例えばカーナビの地図データ更新サービスでは、道路1本、施設1箇所といった細かい単位で最新情報に更新でき、さらに一定のエリア単位といった広範囲を纏めて一度に更新できます。このようにカーナビ利用者のニーズに合わせて、データ更新サービスの提供手段を柔軟に選択できます。
また、カーナビに格納された施設情報の検索サービスでは、複数のキーワードが含まれる施設を効率良く絞り込める「Entier」の特徴を活かし、インターネットの検索エンジンに近いユーザインタフェースを提供できます。さらに、「Entier」が提供するソフトウェア開発キットを活用することで、地図や施設情報を効率よく編集でき、更新データを提供するサイクルの短縮と、費用の削減に繋げることができます。
「Entier」は、日立ソリューションズがこれまで蓄積した基幹情報システム向けのデータベース技術を、組み込みシステム向けに凝縮したデータベース管理ソフトウェアです。例えば、周辺の施設情報を近い順に探し出せる空間検索機能や、施設情報の一部キーワードを用いて目的地の候補を探し出せる全文検索機能、サーバ側のデータ更新差分を効率よくデバイス側の「Entier」に反映できるデータベース差分更新機能、デバイス側でデータを更新する途中に瞬間的な電源遮断が発生してもデータベースおよびファイルシステムへの記録内容の破壊を防ぐ電源断対応機能など、複雑なデータ管理機能を使いやすいインタフェースで提供することで開発生産性の向上に貢献し、市場から高い評価を得てきました。最新バージョンの「Entier」Version3では、地図や楽曲、動画や静止画など、各種マルチメディアデータの多様化やデータ量の増大に対応し、データベース格納容量の削減や、全文検索性能の向上など、様々な機能強化を図っています。
現在「Entier」は、カーナビ分野で数多く採用されている他、PND、デジタル家電、モバイル端末、アミューズメント端末、業務サーバなど様々な分野で採用され、実績を伸ばしています。
日立ソリューションズは、従来から実績を積み重ねてきた基幹システム向けのデータベース技術と、Entierを中心に実績を伸ばしている組み込みシステム向けのデータベース技術の両者を保有する企業として、今後も幅広いソリューションを提供し、お客様の課題解決に取り組みます。
URL: http://www.hitachi-solutions.co.jp/entier/
URL: https://www.hitachi-solutions.co.jp/inquiry/ Tel:0120-571-488
担当部署: CSR統括本部 コーポレート・コミュニケーション本部 広報・宣伝部 広報グループ
担当者 : 柴田、廣納(ひろのう)
Tel:03-5479-5013 E-mail:koho@hitachi-solutions.com
※ 「Entier」は、株式会社日立製作所の日本国およびその他の国における商標です。
※ その他記載されている会社名、システム名、製品名は各社の商標、又は登録商標です。
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