日立ソリューションズは、お客様の全体最適の視点で豊富なソリューションを組み合わせて提供する『ハイブリッド インテグレーション』を実現します。
2011年9月28日
兼松エレクトロニクス株式会社
株式会社日立ソリューションズ
兼松エレクトロニクス株式会社(社長:榎本 秀貴、本社:東京都中央区/以下、KEL)と株式会社日立ソリューションズ(取締役社長:林 雅博、本社:東京都品川区/以下、日立ソリューションズ)は、市光工業株式会社(本社:神奈川県伊勢原市/以下、市光工業)の製品設計情報をCADデータとして転送するシステムに日立ソリューションズの「活文 デジ活ワイド」が採用されたことを発表します。本システムは、KELの導入支援により、2011年4月から運用を開始しており、市光工業の海外拠点とのデータ転送時間の大幅な削減を実現しています。
市光工業は、自動車用ランプとミラーの開発・製造で大きな国内シェアを誇る専門メーカーです。その製品は国内すべての自動車メーカーおよび海外メーカー、アフターマーケット向けに供給されています。市光グループとして、国内にテクニカルセンターを含め10 ヵ所の拠点、中国やマレーシア等アジアを中心に6つの海外拠点を有しています。
近年、製造業を中心とした企業では、製品の設計情報をCADのデジタルデータでやり取りすることが主流となっており、市光工業においても、市場や生産のグローバル化に対応するため、海外拠点や取引先などにデータ転送することで、開発の効率化を実現してきました。
しかしながら、3次元のCADデータでは、一つの部品でも容量が100MByte(メガバイト)を超えることもあり、そのデータの授受が1日に10回以上行われることもあったことから、早まる作業工程にクオリティを保ちながら対応するため、セキュリティに配慮しつつ、迅速なデータ転送を実現する環境の構築が求められていました。
このような背景から、市光工業は、日立ソリューションズのグローバル高速転送サービス「活文 デジ活ワイド」の採用を決定しました。「活文 デジ活ワイド」の多重通信によるデータ転送を利用することにより、日本国内と比較して通信インフラの整備が遅れている海外地域においても、データ転送にかかる時間を大幅に削減できることが採用の決め手となりました。
市光工業のCADデータを転送するシステムは、KELが「活文 デジ活ワイド」の提案・導入支援を行い、2011年4月から運用を開始し、主に海外拠点とのやり取りに利用しています。導入の効果として、これまで100MByte(メガバイト)を超えるデータの転送に5時間程度かかっていたものが、数分で完了することができるようになり、作業効率の向上、作業負荷の低減を実現しています。
KELは、昨年5月に公表した中期経営計画において、「グローバル市場への参入」を重点施策の一つと位置付けており、国内製造業のグローバル進出に伴うPLMソリューションの提供をはじめ、ITインフラ構築・サポート、クラウドサービスビジネスの拡大に注力しています。KELと日立ソリューションズは、「活文 デジ活ワイド」のパートナー契約を締結しており、両社は今後も製造業を中心としたお客様向けに「活文 デジ活ワイド」を提案していく予定です。
■兼松エレクトロニクス株式会社
担当部署:第二ソリューション営業本部 PLMソリューション部
担当者:高橋
TEL:03-5250-6073/FAX:03-5250-6045
E-mail:PLMinfo@kel.co.jp
■株式会社日立ソリューションズ
URL: https://www.hitachi-solutions.co.jp/inquiry/
Tel:0120-571-488
■兼松エレクトロニクス株式会社
担当部署:経営企画室
担当者:猿渡
TEL:03-5250-6328/FAX:03-5250-6856
E-mail:info@kel.co.jp
■株式会社日立ソリューションズ
担当部署:コーポレート・コミュニケーション本部 広報・宣伝部
担当:廣納(ひろのう)
TEL:03-5479-5013 E-mail:koho@hitachi-solutions.com
※「活文 デジ活ワイド」は、株式会社日立ソリューションズの商標または登録商標です。
※その他、記載している会社名、商品名は各社の商標または登録商標です。
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