ニュースリリース

　株式会社日立ソリューションズ(本社：東京都品川区、取締役社長：林 雅博／以下、日立ソリューションズ)は、地理情報システム（GIS）「GeoMation」と組み合せることでAndroid＊１対応のスマートフォンから地理情報システムの利用が可能となる「GeoMation for Android」の販売を、11月1日より開始します。本製品により、Android端末を使って「GeoMation」で管理する地図および地図上の業務データの検索、参照、更新やGPS機能を使った作業員の位置把握が可能となり、外出先などで必要な業務の迅速化、効率化を実現します。

＊１：Android 2.2、2.3に対応（2011年10月現在）

　現在、企業においてスマートフォンやタブレット端末の利用が広がっています。地図データと位置情報を持つ属性情報（設備、顧客情報、車両位置など）や統計データを統合して扱う、設備管理や営業・顧客情報管理システムにおいてもスマートフォン対応のニーズは拡大しています。こうした背景の下、日立ソリューションズでは、「GeoMation for Android」の開発によりスマートフォン（Android端末）に対応した地理情報システムの提供を開始します。
　「GeoMation for Android」は、地理情報システム「GeoMation」と連携することで、Android端末からスマートフォンの直感性を生かした操作でGIS上の業務データの利用が可能です。外出先からAndroid端末を活用してGIS上の業務データにアクセスすることで、営業先や作業現場での迅速な対応や即時の報告が可能となり、業務の迅速化、効率化を実現します。また、Android端末からGeoMationサーバーへの通信では、httpsによるセキュアな通信を用いることで、情報漏えいリスクを軽減します。
　日立ソリューションズでは、企業におけるGISの活用範囲拡大を目指し、山間部などの通信が困難な場所でも「GeoMation for Android」からデータ参照、編集を可能とするオフライン機能、外出先のスマートフォンからの一方向の通信だけでなく、事務所内から社外のスマートフォンに通信しデータ取得を行う機能など、新たに提供していく予定です。今後、電力・通信・防災分野などGISの活用が進んでいる分野に加え、金融など新規分野にも販売を推進します。

１． 優れた操作性

タッチやタップ、フリックなどAndroid端末の操作性を生かしたGUIを備え、地図検索や図形描画、属性表示 など、業務データを直感的に操作することができます。

２．快適なレスポンス

背景地図を本体SDカードに格納することでGeoMationサーバーとのデータ通信量を抑え、高速なレスポンスを実現します。

３．優れた拡張性

メニュー構成や表示文字列などAndroid端末画面のカスタマイズが可能です。また、Android端末で動作するプログラムは、導入企業によるカスタマイズが可能です。

４．位置情報の活用

位置情報を定期的に送信する機能を搭載、Android端末の位置情報を社内システムに登録するだけでなく、端末同士で互いの位置を把握することが可能です。