ニュースリリース

株式会社日立ソリューションズ(本社：東京都品川区、取締役社長：林 雅博／以下、日立ソリューションズ)は、マイクロソフト社のデジタル著作権管理（DRM）技術「PlayReady」を利用したデジタルコンテンツの違法コピーを防止できる「DRMサービス powered by PlayReady」の試行環境を2月13日から提供を開始し、3月1日から本番サービスとして運用を開始します。本サービスはクラウドサービスとして提供されるため、コンテンツ配信事業者は、DRMに対応したコンテンツの配信を短期間で実現できます。

昨今、ダウンロードされたデジタルコンテンツが違法に複製され、無断で配布されたりWebサイトにアップロードされることによる著作権問題が年々増加しています。このような問題を解決する方法の一つとして、DRM技術の利用がありますが、DRMを利用したコンテンツ配信システムの導入には、システムの改修のために、多くの費用と期間が必要とされています。

今回、提供を開始する「DRMサービス powered by PlayReady」は、マイクロソフト社のDRM技術「PlayReady」を同社クラウド基盤「Windows Azure Platform」上に実装し、日立ソリューションズがクラウドサービスとして提供を行います。本サービスは、エンドユーザーがコンテンツをダウンロードする際に必要となるライセンスキーをサーバーから発行します。これにより、ライセンスキーが発行されていない端末からは、デジタルコンテンツを再生（復号）することができないため、違法コピーを防止することができます。また、コンテンツ配信事業者は、既存のコンテンツ配信システムを利用しながら、DRMに対応した音楽、動画、電子書籍などのコンテンツ配信が可能となります。既存システムの大幅な改修を行う必要がないため、申し込みから最短数日間でサービスを開始できます。

日立ソリューションズは、DRMへの初期投資を抑えたいデジタルコンテンツの配信事業者などに向け、「DRMサービス powered by PlayReady」を提供していくことで、違法コピーの問題解決を支援していきます。また、オンプレミス・クラウド連携を始めとする豊富なソリューションを全体最適の視点で組み合わせた『ハイブリッドインテグレーション』を提供しており、今回の「DRMサービス powered by PlayReady」と関連するお客様に最適な業務システムを組み合わせた提案も行っていきます。

マイクロソフト社のデジタル著作権保護（DRM）技術「PlayReady」に対応している端末

初期費用　：　210,000円（税込）
月額固定費用　：　52,500円（税込）
月間に発行したライセンス数に応じた費用：1ライセンス1円

2012年2月13日

2012年3月1日

http://www.hitachi-solutions.co.jp/ms-solutions/sp/solution/playready/

マイクロソフトのパートナー企業として、2002年に開始されたソリューション協業制度である「コンサルティングパートナー」などを経て、マイクロソフトのソリューションパートナーの草分け的存在として協業ビジネスを推進してきました。これまでも、2004年に最優秀認定パートナー、 2005年に最優秀認定コンサルタント、2008年にAdvanced Infrastructure Solutions Award of the year、2009年にSecurity Solutions Partner of the yearおよび2010年にMicrosoft Worldwide Partner Award 2010などを受賞しています。
URL: http://www.hitachi-solutions.co.jp/ms-solutions/sp/