日立ソリューションズは、お客様の全体最適の視点で豊富なソリューションを組み合わせて提供する『ハイブリッド インテグレーション』を実現します。
2012年3月6日
株式会社日立ソリューションズ
株式会社日立ソリューションズ (本社:東京都品川区、取締役社長:林 雅博/以下、日立ソリューションズ)は、2012年2月28日に本社別館(港区港南)にて、特定非営利活動法人かものはしプロジェクトおよびETIC.(エティック)と協働し、「Think Globally, Act Locally~私たちがすべきこと・できること」と題した社会課題解決へのイノベーションへ導くワークショップを開催しました。本ワークショップは、途上国のケーススタディをもとに、世界の社会課題を正しく理解し、本業(IT)を通じた社会課題解決ソリューションを導き出すことを目標としたもので、課長・主任クラスを中心に、ソーシャルマインドの高い社員31名が参加しました。
ワークショップでは社員が8グループに分かれ、まずは「かものはしプロジェクト」がファシリテーターとなり、世界の経済格差のしくみを理解するワークショップ「貿易ゲーム」(※1)によって、広がる経済格差への危機感を体感したのち、「途上国支援ケーススタディ」に移行し、途上国支援の現場で使われている手法を用いて途上国における課題を抽出し、その解決に向けた樹形図(ツリー)を作成しました。それをもとに各グループが、その課題をITを活用していかに解決できるかを討議し、ITを駆使した遠隔医療、教育支援、現地のエンパワーメントなどのソリューションを提案しました。
参加者からは、「新しい発見・気付きの場となった」、「社会課題に目を向ける良い機会となった」、「NPO法人と協働する意義を理解できた」などの声があり、大変有意義なワークショップとなりました。
最後に振り返りとしてETIC.より、サステナビリティを企業の戦略の中核に据える先進企業の事例を紹介いただき、サステナビリティに事業で貢献するCSV(Creating Shared Value)(※2)が世界的な潮流であり、社会課題を解決していくための「ソーシャルイノベーション」を開発していくことが企業の競争力に繋がる大きな可能性を秘めていることから、本ワークショップはその一歩であるとお話いただきました。
日立ソリューションズは、今後も「確かな技術と先進ソリューションの提供を通じ、お客様と地球社会の発展に貢献する」という企業理念を実現すべく、社会の課題に目を向け、「社内社会起業家」を創出すべく本ワークショップを継続開催していく予定です。
※1.紙(資源)や道具(技術)を不平等に与えられた複数のグループ(国家)の間で、できるだけ多くの富を築くことを競う、貿易のシュミレーション・ゲーム。あらかじめ不平等な初期条件を設定しておくことで、豊かなグループはより豊かに、貧しいグループはより貧しくなるというように、経済格差が拡大していく仕組みを、現実の自由貿易システムと対比しつつ体験的、共感的に理解するワークショップ。
※2.マイケル・ポーター米ハーバード大学教授が新たに提唱した「Creating Shared Value」の略語。企業は社会と共有できる価値の創出を目指すべきだとするコンセプト。
児童買春問題の解決をミッションに掲げる特定非営利活動法人。カンボジアで、子どもを買わせない取り組みとしてカンボジア警察の訓練支援、子どもを売らせない取り組みとして最貧困層の農村で雑貨工房の運営による雇用機会の創出、孤児院の支援を行なっている。
http://www.kamonohashi-project.net/
長期実践型インターンシップや社会起業家育成事業などを通じて、次世代の社会の担い手が起業家精神(アントレプレナーシップ)を身につけ、成長していくことを目指し活動している。また、2010年12月に社内社会起業家育成を目的にソーシャルアライアンスフォーラム2010を開催。次なる社会変革の担い手である社内社会起業家に着目している。
担当部署: コーポレート・コミュニケーション本部 CSR推進部
担当者 : 高野
Tel:03-5780-6450 (ダイヤルイン) E-mail:csr-contact@hitachi-solutions.com
担当部署: コーポレート・コミュニケーション本部 広報・宣伝部
担当者 : 廣納(ひろのう)
Tel:03-5479-5013 E-mail:koho@hitachi-solutions.com
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