日立ソリューションズは、お客様の全体最適の視点で豊富なソリューションを組み合わせて提供する『ハイブリッド インテグレーション』を実現します。

ニュースリリース

2012年6月20日
株式会社日立ソリューションズ

情報・知識共有基盤と文書管理システムを連携
オフィスワーク改革ソリューションの第二弾として、協働作業を効率化

株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:林 雅博/以下、日立ソリューションズ)は、さまざまな情報システムを複合的に組み合わせて企業の知的生産性の向上を支援する「オフィスワーク改革ソリューション」の第二弾として、情報・知識共有基盤「InWeave(インウィーブ)」の最新版と文書管理システム「ラビニティOne」を連携させたシステムを6月21日から提供開始します。これにより、限定したメンバーへの情報の公開とファイルのダウンロード後の参照抑止設定によりセキュリティを確保した環境で、ナレッジの共有による協働作業の効率化を実現します。

近年、海外展開やM&A、BCP(事業継続計画)対策などの施策に伴うワークスタイルの変化に対応するため、TV会議や在宅勤務などを検討する企業が増加しています。日立ソリューションズは、企業のワークスタイル改革を支援するため、さまざまな情報システムを複合的に組み合わせることで、社員の知的生産性の向上を実現する「オフィスワーク改革ソリューション」を提供しています。

このたび提供を開始するシステムは、「InWeave」が持つSNSや掲示板などのソーシャルテクノロジーと「ラビニティOne」の持つきめ細かな文書のセキュリティ機能を活かし、両製品を連携することで、協働作業の効率化を実現しました。機能の特長は、以下のとおりです。

1. 限定したメンバーへの情報の公開とダウンロード後の参照抑止設定による情報漏洩の防止

 「ラビニティOne」に格納されたファイルを「InWeave」のSNSや掲示板上の限定されたメンバーに公開できるため、関係者外への情報漏洩を防止します。また、社内へ情報を通知・通達する際、「ラビニティOne」に格納された社外秘扱いのファイルに印刷やダウンロード後の参照抑止を設定して「InWeave」上に公開することで、メールを利用したコミュニケーションよりも、確実な外部への情報漏洩の防止と安全な情報の公開を同時に実現できます。これにより、離れた場所にいるメンバーとの安全な情報共有が可能になります。

2. ナレッジの共有による協働作業の効率向上

 「ラビニティOne」のチェックイン・チェックアウト機能を利用して、1つのファイルを複数人で作成することができます。また、ファイルの変更理由や変更に至るまでの経緯を「InWeave」のSNSや掲示板上に記載し、プロジェクトでのノウハウやナレッジを明文化して共有することで、離れた場所にいるメンバー同士での協働作業の効率を向上します。

 さらに、「InWeave」の最新版では、共有スケジューラー機能や複数のメンバーへのメッセージ同時配信、ファイル添付、宛先台帳の管理、キーワード検索など、電子メールと同様の機能を追加しています。

 日立ソリューションズは、今後も順次「オフィスワーク改革ソリューション」のラインナップを拡充していく予定です。

■ 「InWeave」と「ラビニティOne」を連携させたシステムの事例

1.メンバー同士の情報共有によるシステム開発プロジェクトの効率化

 システム開発の要件定義や設計などフェーズごとに参加したメンバーが、「ラビニティOne」に格納された社外秘扱いの仕様書や見積書を「InWeave」のSNSや掲示板に公開されている開発機能の目的や仕様の確定に至った経緯と併せて確認することで、機能詳細の確認作業の負荷を軽減し、フェーズごとに参加したメンバー間での認識の相違を極力なくすなど、開発プロジェクトの推進を効率化します

2. 海外でのファイルの二次利用防止と監査証跡のためのログ情報の活用

 海外の事業所へ社外秘扱いの情報を公開する際、「InWeave」の記事承認機能で管理者の承認を得た情報のみを公開し、添付したファイルの印刷やダウンロード後の参照抑止を設定することで、海外事業所員のファイルの二次利用を防止することができます。また、輸出管理監査時には「InWeave」の記事やコメントに関する操作ログと「ラビニティOne」によるファイルの操作ログを監査証跡として使うことができます。

図. 「InWeave」と「ラビニティOne」の連携イメージ

図. 「InWeave」と「ラビニティOne」の連携イメージ

■ 「オフィスワーク改革ソリューション」について

「オフィスワーク改革ソリューション」は、以下3つの観点からソリューション体系化しています。
 1つ目は、社員一人ひとりの知的生産性を向上する「個人力向上」、2つ目は、社員のコラボレーション活動による知的生産性を向上する「共創力向上」、ならびに3つ目は、情報漏洩対策や労務管理などの煩雑な作業を効率化し、企業における知的作業のための時間を増やす「仕事環境最適化」です。これらの3つの観点に関連する複数の製品やサービスを組み合わせ、ワンストップで提供します。

■ 「Hitachi Innovation Forum 2012」での紹介について

日立ソリューションズは、2012年7月19日(木)~20日(金)に東京国際フォーラムで開催する「Hitachi Innovation Forum 2012」において、情報・知識共有基盤「InWeave」を利用した企業のコラボレーション改革について紹介します。

テーマ スマートオフィスの実践 ~好業績企業のコラボレーション改革~
日時 7/20(金) 15:20~16:10
詳細 https://reg-iforum.hitachi.co.jp/public/application/add/47?tab=1

■ 販売開始時期 

 2012年6月21日

■ 価格

製品名 価格(税込)
InWeave Collaboration / Enterprise Edition 525万円/CPUライセンス(2コアまで)
ラビニティOne 157万5千円~

■ 製品紹介URL

情報・知識共有基盤「InWeave」: http://www.hitachi-solutions.co.jp/inweave/sp/
文書管理システム「ラビニティOne」 : http://www.hitachi-solutions.co.jp/libinity-one/sp/

<商品・サービスに関するお問い合わせ先>

URL: https://www.hitachi-solutions.co.jp/inquiry/   Tel:0120-571-488

<報道機関からのお問い合わせ先>

担当部署:CSR統括本部 ブランド・コミュニケーション本部 広報・宣伝部
担当:宮本、安藤
TEL:03-5479-5013  E-mail:koho@hitachi-solutions.com

※ 「InWeave」、「ラビニティ」は、株式会社日立ソリューションズの登録商標です。
※ その他、記載している会社名、商品名は各社の商標または登録商標です。

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