日立ソリューションズは、お客様の全体最適の視点で豊富なソリューションを組み合わせて提供する『ハイブリッド インテグレーション』を実現します。

ニュースリリース

2012年7月6日
株式会社日立ソリューションズ

Android端末で指静脈認証を実現
業務用途に普及が進むスマートデバイスのセキュリティ強化

 株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:林 雅博/以下、日立ソリューションズ)は、薄型・軽量のモバイル向け指静脈認証装置「静紋JS1」用のソフトウェアである「静紋JS1 スタンドアロンソフトウェア*1」に、Android端末で利用者認証を行う機能を追加し、7月17日から販売を開始します。これにより、「静紋JS1」がAndroid端末で利用可能となり、業務用途に急速に普及が進むスマートデバイスのユーザー認証のセキュリティを強化します。

*1:旧名称「静紋JS1 Windowsログオンソフトウェア スタンドアロン版」

スマートデバイスは、いつでも、どこでも社内システムへアクセスできる利便性の一方で、なりすましによる不正アクセスのリスクがあります。そこで、スマートデバイスの利用においては、パスワードによる本人確認に加えて、さらなるセキュリティの強化が求められています。

このような背景の下、日立ソリューションズは、「静紋JS1 スタンドアロンソフトウェア」の機能を強化し、薄型・軽量のモバイル向け指静脈認証装置「静紋JS1」をAndroid端末に対応します。本製品で提供するAPI *2を利用してAndroidアプリケーションと「静紋JS1」を連携することができ、業務システムなどAndroidアプリケーションの認証にパスワードの代わりに指静脈認証を使用することで、強固な本人確認を実現します。また、Android端末の起動時およびスクリーンロック解除に、指静脈認証を行うことが可能となり、なりすましを防ぎ、より確実な本人確認を実現します。
 「静紋JS1」は、重量約35g、サイズ約52(W)×64(D)×17(H)mmであり、スマートデバイスとともに手軽な持ち運びが可能です。指静脈認証は、近赤外線を指に透過させて得られる指の静脈パターンの画像によって個人認証を行うため、なりすましや偽造が極めて困難であるとともに、認証速度が速くかつ使いやすいという特長があります。

*2:Application Programming Interfaceの略。特定の機能を持つプログラムの部品

図:「静紋JS1 スタンドアロンソフトウェア」の操作イメージ
図:「静紋JS1 スタンドアロンソフトウェア」の操作イメージ

■「静紋JS1 スタンドアロンソフトウェア」機能(2、3が今回の機能追加)

1.指静脈認証によりWindowsのログオン時およびスクリーンセーバーロック解除時の認証を行う機能
2.Androidアプリケーションから静紋JS1による指静脈認証機能を利用できるAPI
3.Android端末の起動時・スクリーンロック解除時に指静脈認証による認証を行う機能
4.指静脈データおよびそれに関連付けるユーザー情報を認証装置に登録する機能
5.シングルサインオン製品との連携機能

■ Android端末における動作環境*3

対応機種 USBホスト機能に対応し、USBコネクタを装備したAndroid端末
対応OS Android 3.2以降

*3:Android端末は製品によってOSがカスタマイズされていることがあるため、事前に動作検証が必要です。

■ 価格

製品名 価格(税込) 備考
静紋JS1 スタンドアロンソフトウェア
メディア ライセンス セット
\5,250 Windows PC ×1台およびAndroid端末×1台で利用するための
ライセンスとインストールメディアのセット
静紋JS1 スタンドアロンソフトウェア
Android端末用追加ライセンス
\2,100 Android端末×1台で利用するためのライセンス

※ 上記の他に、サポートサービスやインストールメディアのみでも販売します。

■ 販売開始時期

2012年7月17日

■ 製品紹介URL

<商品・サービスに関するお問い合わせ先>

URL: https://www.hitachi-solutions.co.jp/inquiry/   Tel:0120-571-488

<報道機関からのお問い合わせ先>

担当部署:CSR統括本部 ブランド・コミュニケーション本部 広報・宣伝部
担当:槇田、関口
TEL:03-5479-5013  E-mail:koho@hitachi-solutions.com

※ Androidは、Google Inc. の登録商標です。
※ 「静紋」は、株式会社日立ソリューションズの登録商標です。
※ 記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

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