ニュースリリース

　中央労働金庫(本社：東京都千代田区、理事長：小川 英一／以下、中央ろうきん)は、株式会社日立ソリューションズ(本社：東京都品川区、取締役社長：林 雅博／以下、日立ソリューションズ)の人財戦略ソリューション「リシテア Career」を導入して人事評価管理システムを構築し、2012年4月から稼働を開始しました。中央ろうきんは、従来の業務プロセスを変えずに、職員の利便性を向上するとともに、総務人事担当者の帳票集計作業の負荷を削減するなど、業務効率を向上しました。本システムは、中央ろうきんの約2,600名の職員が利用しています。

中央ろうきんでは、職員の人事評価や目標管理を紙ベースの帳票で管理していたため、各営業店の管理職員や総務人事担当者の人事評価作業が煩雑化していました。そこで、中央ろうきんでは、目標設定の入力から回収、集計までの人事評価作業を効率化するシステムの導入を検討していました。

このような背景の下、日立ソリューションズは、これまで金融機関向けの人財戦略のシステム構築実績で培ったノウハウを活かし、職員の人事評価および目標管理データの一元管理を実現する「リシテア Career」を中央ろうきんに提案し、導入が決定しました。導入に際しては、「リシテア Career」に標準搭載されている豊富な機能を活かすことで、カスタマイズを抑えて人事評価管理システムを構築しました。
　中央ろうきんでは、「リシテア Career」の導入により、以下の効果が出ています。

• 従来の業務プロセスを変えずに人事評価管理システムを構築し、職員の利便性を向上

  年度途中で行われる職員の定期異動などの例外の人事評価処理や、従来の評価管理項目を人 事評価管理システムに反映するなどのカスタマイズを行い、従来の業務プロセスを変えずに人事評価管 理システムを構築することで、職員の利便性を向上しました。

• 評価管理帳票のシステム化により、総務人事担当者の業務効率を向上

  評価管理帳票のシステム化により、総務人事担当者の帳票集計作業の負荷を削減しました。また、評価管 理帳票のデータ入力時に誤りがあった場合、エラーメッセージを表示することで、各営業店の管理職員の 誤入力を防止し、総務人事担当者の目視点検にかかる負荷を削減しました。

• 人事評価データと職員データを連携して一元管理し、人財情報の有効活用を実現

  人事評価管理システムの人事評価データと既存の人事・給与システムの職員データを相互に連携 して一元管理することで、人財情報を有効的に活用することができました。

中央ろうきんと日立ソリューションズは、約800名の臨時職員に対する目標管理のシステム化を進めており、2013年度に稼働を開始する予定です。また、中央ろうきんは、人事評価管理システムに定期異動した職員に対する評価者の引き継ぎ機能の追加を検討しています。そして、人事評価データに加え、目標管理および業務スキルデータと職員データの連携を実現し、より一層の人財情報の有効活用を図ります。