日立ソリューションズは、お客様の全体最適の視点で豊富なソリューションを組み合わせて提供する『ハイブリッド インテグレーション』を実現します。

ニュースリリース

2013年8月1日
株式会社日立ソリューションズ
公益財団法人神奈川県予防医学協会
株式会社ファンケル

健康サービスの開発に有用なPHR基盤の実現に向けた実証実験を開始
健康長寿社会を目指して、横浜ライフイノベーション特区で実施

 株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:佐久間 嘉一郎/以下、日立ソリューションズ)と、公益財団法人神奈川県予防医学協会(事務局:神奈川県横浜市中区、理事長:土屋 尚/以下、神奈川県予防医学協会)、株式会社ファンケル(本社:神奈川県横浜市中区、代表取締役社長執行役員:宮島 和美/以下、ファンケル)は、健康サービスの開発に有用なPHR*1基盤の実現に向けた実証実験を開始します。本実証実験は、京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区において、横浜市が推進する「個別化・予防医療の実現」に向けた取り組みの一環として行うもので、2014年4月1日から2015年3月31日まで取り組む予定です。

*1:Personal Health Record。個人健康記録。 PHR基盤とは個人が健康情報を自己管理するための情報システム基盤。

健康長寿社会を目指すため、また、医療費増大や保険料収入の減少といった問題からも、予防医療への取り組みは重要な課題となっています。現在、疾患の予防・早期発見に向け、健康診断や人間ドックは重要な役割を果たしていますが、一方で、そこで得られる健診情報は個人の健康維持増進のために、さらに有効に活用できると想定されています。

そこで、日立ソリューションズ、神奈川県予防医学協会、ファンケルは、本実証実験において、健診情報を蓄積するPHR基盤の構築とPHR基盤を活用した健康サービスの提供モデルを検討します。3社は、今回の実証実験の結果をもとに、今後、個人が健診情報を蓄積し活用する新しい健康サービスのビジネスフレームワークを確立し、健康長寿社会の実現を目指します。

■ 本実証実験の内容

1. 個人が健康維持増進に活用する健診情報蓄積基盤(PHR基盤)の検討

 年に1回受診する健康診断や人間ドックから得られる健診情報を、個人の同意に基づき健診機関から収集、蓄積する高いセキュリティを前提としたPHR基盤を構築します。実証実験では、個人が健診情報を継続的に蓄積し、自身で健康維持増進に活用するために、基盤に必要な要件、個人との同意の取得方法を含めた各機関の連携体制、運用方法を検証します。

2. 健診情報を活用した健康サービスの提供モデルの検討

 個人が蓄積した健診情報を、自身で健康維持増進に活用するモデルの一つとして、個人の同意に基づいた健診情報の管理を行います。個人は自身で健康サービスを受ける事業者を選び健診情報を開示することで、精度の高い健診情報に基づいて、自身にあったサプリメントの提供販売の健康サービスを受けることができます。その際に、個人の同意に基づいて安全に情報を活用するためのセキュリティや各機関との連携方法、サービスモデルについて検討します。

■ 主な役割

本実証実験の企画・運営支援・検討 日立ソリューションズ
PHR基盤の構築と管理体制の検証 日立ソリューションズ
健診機関の連携体制と運用方法の検証 日立ソリューションズ、神奈川県予防医学協会
健康サービスの提供モデルの検証 日立ソリューションズ、ファンケル

■ 実証実験開始時期

2014年4月1日

■ セミナー情報

セミナー名 第2回 横浜ライフイノベーション特区セミナー「予防医療が拓く!健康長寿な横浜」
日時 2013年8月10日(土)13:30開場/14:00開演/16:30終了
会場 横浜情報文化センター6階 情文ホール
内容 第1部 特別講演「守ってあげたい いのちを懸けて」 講演者:参議院議員 三原 じゅん子氏
第2部 予防医療セッション 講話を通して、京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区のプロジェクトを紹介します。
第3部 予防医療イベント 特区プロジェクト参加事業者による体験イベント等を実施します。
申込・問い合わせ先 詳細は下記をご覧ください。
セミナー紹介URL:http://www.city.yokohama.lg.jp/keizai/happyou/h25/20130628094341.html
横浜市経済局新産業振興課
Fax:045-664-4867  E-mail:ke-tokku@city.yokohama.jp

■ 京浜臨海国際戦略総合特区について

京浜臨海部において、ライフイノベーション分野における国際競争拠点の形成を進めていくため、2011年9月に、神奈川、横浜市、川崎市の3自治体で、内閣総理大臣に対し、国際戦略総合特別区域の指定を申請し、同年12月に指定されました。
 実現を図る目標を「個別化・予防医療時代に対応したグローバル企業による革新的医薬品・医療機器の開発・製造と健康関連産業の創出」に設定し、国際的な課題に貢献しながら、経済成長とライフイノベーション産業の発展に向けた取り組みを推進していきます。

■ 日立ソリューションズについて

日立ソリューションズは、コンサルティングからシステム開発・構築、運用・保守サポートまでワンストップで提供するソリューションプロバイダーです。ヘルスケア分野ではこれまで、機微情報を匿名化して管理するサービス「匿名バンク」、臨床検査データの解析を行う「Lavolute7」、次世代型健診業務トータルサポートシステム「ヘルゼア ネクスト」(株式会社日立メディコと共同開発)などの関連事業に取り組んできました。今後は、健康情報の共有化やクラウド化など、各種データの連携を通じ、より高度な健康管理や疾病予防の実現に取り組みます。
URL: http://www.hitachi-solutions.co.jp/

■ 神奈川県予防医学協会について

当協会は1955年に設立され、以来、幅広い分野で予防医学事業を展開してきました。
 2012年4月には、「広く神奈川県民の疾病の予防や健康の保持増進を図るため、各種検診・検査・健康診断とその結果の資料及び医学知識に基づいた予防医療活動を行う」との内容で、神奈川県より公益財団法人の認定をいただき、新たなスタートを切っています。これからも、私たちは医学・技術等の研鑽に努め、総合健康支援機関として「真に価値のある総合健康支援サービスの創造」と「健康長寿社会」の実現を目指し、神奈川県民の健康の増進と福祉の向上に寄与していきます。
URL: http://www.yobouigaku-kanagawa.or.jp/index.html

■ ファンケルについて

ファンケルは、化粧品・健康食品の製造販売を行っています。化粧品による肌トラブルが社会問題になっていた80年代。「添加物をいっさい使わず、使う人の肌を美しくする本物の化粧品を届けたい」という想いから、ファンケルの無添加化粧品は、誕生しました。
 また、高価なイメージが定着していた栄養補助食品を「サプリメント」という言葉と共に世の中へ定着させ、日々の食生活の中から健康を提供したいと青汁・発芽米などの商品を送りだしてきました。
 ファンケルの事業は、"世の中の不安や不便などの「不」を解消したい"という想いに根ざしています。化粧品、サプリメント、発芽米、青汁といった事業は、日々の「不」を見極め続けるファンケルの歩みそのものです。「お客様に喜んでいただくこと」を考え、現状を否定し、「もっと何かできるはず」という想いで常に挑戦し続けています。
URL: http://www.fancl.jp/index.html

<実証実験に関するお問い合わせ先>

URL: https://www.hitachi-solutions.co.jp/inquiry/ Tel:0120-571-488

<報道機関からのお問い合わせ先>

担当部署:CSR統括本部 ブランド・コミュニケーション本部 広報・宣伝部
担当:槇田
TEL:03-5479-5013 E-mail:koho@hitachi-solutions.com

※ 匿名バンク、Lavolute、ヘルゼア ネクストは、株式会社日立ソリューションズの登録商標です。
※ その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

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