ニュースリリース

　株式会社日立ソリューションズ（本社：東京都品川区、取締役社長 佐久間嘉一郎／以下、日立ソリューションズ）は、「FutureStage（フューチャーステージ） 商社・卸向け販売管理システム / 財務会計・管理会計システム」を活用し、 シナネン株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：﨑村 忠士／以下、シナネン）の基幹業務システム「Sinaps（シナプス）」を2013年4月22日に構築しました。本システムは現在、グループ33社を含め、約1500名の社員に利用されており、月次決算処理を短縮するなど、効果を上げています。
　本システムによってシナネンは、受発注から販売、在庫管理、仕入れ、会計までの一連の情報を可視化してスピーディな連結経営を強化するとともに、入力情報や帳票をグループで統一し、業務の標準化と効率化を推進します。

昨今、消費者の環境意識の高まりや節約志向など、エネルギー業界を取り巻く環境は変化しており、企業は新サービスの創出や事業の多角化など、柔軟な対応を求められています。このような中、シナネンは、グループ各社ごとにEXCELや紙の帳票で業務情報を管理し、本社で月末にシステムに入力し直すなど、経営情報や営業情報のタイムリーな把握や煩雑な業務が課題でした。そこで、シナネンは中期経営計画にて、IT活用による業務の標準化と効率化に取り組むことを決定しました。

このような背景の下、日立ソリューションズは、「FutureStage 商社・卸向け販売管理システム / 財務会計・管理会計システム」を活用し、販売管理や会計システムを統合する基幹業務システム「Sinaps」を構築しました。
　「FutureStage 商社・卸向け販売管理システム / 財務会計・管理会計システム」は、商社・卸のための基幹業務に必要な機能を標準化した販売管理・管理会計・財務会計のテンプレートを提供するもので、汎用部品と豊富な業務個別部品を組み合わせるセミオーダー方式により、自由度の高い統合システム基盤を実現します。
　今回、日立ソリューションズは、燃料卸業界特有の業務や商習慣にきめ細かく対応した機能を開発し、お客様の業務に合った拡張性あるシステムを構築しました。また、BI（Business Intelligence）ツールや電子帳票システム、給与・固定資産システムなどの周辺システムとも連携しました。

シナネンは、新基幹システム「Sinaps」によって、グループ全体の業績情報の可視化による連結経営の運営の迅速化や、営業情報の共有によるグループ販売力の強化、帳票や入力情報の統一による業務の標準化と効率化を推進します。
　日立ソリューションズは今後も、「FutureStage 商社・卸向け販売管理システム / 財務会計・管理会計システム」をはじめとした、日立製造業・流通業向け基幹業務ソリューション「FutureStage」を幅広いお客様に提供していきます。

■ システム概要図