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ニュースリリース

2014年3月28日
株式会社日立ソリューションズ

MVNOなどの通信・放送事業者向け顧客管理システムを販売開始
サービスの申込みから契約管理、料金請求、販売代理店の管理までの機能を一括で提供

　株式会社日立ソリューションズ(本社：東京都品川区、取締役社長：佐久間嘉一郎／以下、日立ソリューションズ)は、サービスの申込みから契約管理、料金請求、販売代理店の管理など、通信・放送事業者が必要とする機能をトータルに提供する顧客管理システムを、4月1日から販売開始します。
　本システムは、仮想移動体通信事業者（Mobile Virtual Network Operator／以下、MVNO）※1をはじめ、通信・放送事業者に対応するため、ケーブルテレビ事業者向け顧客管理システム「BSSsymphony PRITM for SMS ※2(顧客管理)（ビーエスエスシンフォニープリズムフォーエスエムエス)」に、エンドユーザーからのサービスの申込みや変更を受け付けるWEBサイトと販売代理店の管理機能を追加したものです。これにより、通信・放送事業者は迅速に営業業務を行うことが可能となります。

※1 大手キャリア事業者のような通信設備を自社でも持つ事業者から通信サービスを利用する権利を借り受けて、エンドユーザーにサービスを提供する事業者
※2 SMS： Subscriber Management System。顧客管理システム

近年、異業種からMVNO事業に参入する企業や団体が増加する中、運営ノウハウがないため、事業の立ち上げまでの業務負担が課題となっています。

日立ソリューションズは、2012年4月から、集合住宅管理、請求業務、機器制御・運用管理など、加入者管理の基本機能をひとつのパッケージとして提供することで、ケーブルテレビ事業者の業務の効率化と省力化を実現する「BSSsymphony PRITM for SMS(顧客管理)」を提供しています。
　MVNO事業参入の課題解決をサポートするため、通信・放送事業者のBSS（Business Support System）を20年以上、構築してきたノウハウを活かし、エンドユーザーからのサービスの申込みや変更を受け付けるWEBサイトや、インセンティブの計算や金融機関への振込データ作成を行う販売代理店の管理機能を追加しました。

この機能追加によって、「BSSsymphony PRITM for SMS(顧客管理)」は通信・放送事業者が業務で必要な機能をトータルに提供することが可能となり、MVNO事業に新規に参入する事業者の事業の早期立ち上げを支援します。
　また、代理店管理のみを行いたいというお客様に対しては、機能を切り出し、お客様の既存のBSSと連携してご利用いただくことも可能です。

日立ソリューションズは今後も、通信・放送事業者に幅広くソリューションを提供していきます。

■ 機能拡張したBSSsymphony PRITM for SMS のイメージ

機能拡張したBSSsymphony PRITM for SMS のイメージ

■ 「BSSsymphony PRITM for SMS(顧客管理)」の機能

機能	概要
顧客管理	加入、契約、休止、再開、解約といった、加入者の登録・状態管理を行います。加入者は、「利用者」「集合棟オーナー」「電障原因者」として分類管理します。
請求計算・入金	加入者への利用料金請求、および入金情報を基にした入金消込を行います。また、未入金時のサービス停止、入金時のサービス開放に関する制御を行います。
請求処理	口座振替、クレジット決済、コンビニ決済、口座振込の決済機能を提供します。
機器管理	入庫・出庫・交換・撤去といった、機器端末の登録・状態管理を行います。
機器制御	機器制御装置と連携し、加入者サービスの停止・開放の制御を行います。
物件管理	建物情報の登録・管理、および加入者と建物の関連付けを行います。
外部連携	外部連携システムとの連携制御を行います。外部連携システムとは主に、顧客情報、課金情報に関連する連携を行います。
帳票管理	各業務帳票の表示、出力を行います。
コンシューマ管理（今回追加）	エンドユーザー向けのWEBページにより、エンドユーザーからの新規申込、コース変更、オプション変更を受付ます。
販売代理店管理（今回追加）	インセンティブや代理店の管理を行います。また、契約状況から加入インセンティブ、継続インセンティブ、解約違約金を計算し、代理店へのインセンティブ支払データを作成します。