日立ソリューションズは、お客様の全体最適の視点で豊富なソリューションを組み合わせて提供する『ハイブリッド インテグレーション』を実現します。
2014年4月22日
株式会社日立ソリューションズ
株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:佐久間 嘉一郎/以下、日立ソリューションズ)の指静脈認証システム「静紋(ジョウモン) J300」が、エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:海野 忍、以下 NTTコムウェア)の社内システム用端末のクラウドサービス化における生体認証装置として採用され、2014年2月17日から稼働を開始しました。NTTコムウェアは、本クラウドサービス化を3ヶ月で実現しました。
NTTコムウェアは、通信インフラ技術を核に情報システムを開発するシステム・インテグレータです。同社では、IT統制要求の高まりから、社内で作業する業務委託先協働者の本人確認を確実に実施するため、2010年11月から生体認証を利用した「協働者セキュリティマネジメントシステム」を導入しています。これまでは、同システムにWindows XP端末と指紋認証装置を利用していましたが、社内クラウドサービスの利用拡大の方針に従い、2014年4月のWindows XPのサポート終了を前に、サービス移行を完了しました。
クラウドサービスで提供されるシンクライアント環境では、生体認証装置などの特殊な周辺機器の利用が困難な場合がありますが、NTTコムウェアはNComputing社の「L300」シンクライアント端末に「静紋 J300」を組み合わせることで、社内クラウドサービスへの移行を実現しました。
また、各種API(Application Programming Interface)の利用を可能とする「静紋ソフトウェア開発キット」の活用、および既存の生体認証アプリケーションの再利用により、最大で1,000人が利用可能なシステムの全面移行を、企画開始からサービス提供まで3ヶ月という短期間で完遂しました。
今後、NTTコムウェアは、同社の排熱式データセンタのICT環境から本サービスを提供することで、さらなるコストの削減を図る予定です。また、本サービスのグループ会社への利用拡大を計画しています。さらに、社内での運用ノウハウを生かして、クラウドサービスとして提供する生体認証ソリューションの提案を進める予定です。
日立ソリューションズは、指静脈認証とシンクライアントを組み合わせたハイブリッドインテグレーションを提供することで、指静脈認証のさらなる活用範囲の拡大に向け、高いセキュリティと業務効率の向上、そしてお客様のサービスの向上を実現する技術の開発並びに製品やサービスの拡充に努めていきます。
日立ソリューションズは、2006年11月から指静脈認証システム「静紋J300」の提供を開始し、PCや業務アプリケーションの認証強化といった本人認証に幅広く適用してきました。指静脈認証システムは、近赤外光を指に透過させて得られる指の静脈パターンの画像によって個人認証を行うため、なりすましや偽造が極めて困難であるとともに、認証速度が速くかつ使いやすいことなどから、さまざまな業種・業務で利用されています。
URL:http://www.hitachi-solutions.co.jp/johmon/
URL: https://www.hitachi-solutions.co.jp/inquiry/ Tel:0120-571-488
担当部署:ブランド・コミュニケーション部 広報・宣伝グループ
担当:槇田
TEL:03-5479-5013 E-mail:koho@hitachi-solutions.com
※ Windows XPは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
※ 静紋、ハイブリッドインテグレーションは、株式会社日立ソリューションズの登録商標です。
※ その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
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