ニュースリリース

　株式会社日立ソリューションズ（本社：東京都品川区、取締役社長：佐久間　嘉一郎／以下、日立ソリューションズ）は、オラクルのデータベース・マシン「Oracle Exadata」を活用し、アズワン株式会社（本社：大阪府大阪市、代表取締役社長：井内　卓嗣／以下、アズワン）のデータベース統合を行い、2月17日から稼働を開始しました。
　アズワンでは、今回のデータベースの統合により、１つの運用管理画面からさまざまなデータベースの情報を見ることができるようになり、運用管理に関する作業時間を約1/5*1に削減できました。また、各システムのプログラム改修を行うことなく、仕入先向けWebシステムのオンライン処理時間を1/10～1/20に短縮*1することができました。BI（Business Intelligence）処理に掛かる作業も、1処理あたり30分かかっていたデータ抽出が3分程度に短縮*1できました。これにより、運用管理コストの削減と処理性能の向上を実現しています。

*1：　アズワン調べ

アズワンは、科学機器や産業機器、病院・介護用品を提供する理化学機器の総合商社です。カタログや10サイトの分野別専用Webサイトを通じて商品情報を提供し、ユーザーと販売店、メーカーを結ぶデリバリー体制により商品を販売しています。これらの事業を情報システムにより支えてきましたが、活用範囲の拡大に伴いサーバー台数も増え、通常時の運用管理に加え、保守切れの対応や更改時の動作検証など、運用管理の負荷が増大していました。老朽化した各サーバーの更新に加え、運用管理負荷の軽減や処理速度の向上をめざし、IT基盤の刷新を実施しました。

このたびアズワンは、得意先向けシステム「得意先ai-comweb」、仕入先向けシステム「仕入先ai-comweb」、BI システム、Q&Aシステム、品質情報システムなど、業務システム別に運用していた6つのデータベースサーバーを、「Oracle Exadata」へ統合し、大幅な運用管理コストの削減と処理性能の向上を実現しました。統合にあたり、日立ソリューションズが、「Oracle Exadata」の導入前動作検証からシステム設計・構築、稼働後の運用管理までを行いました。
　日立ソリューションズは、1993年に日本オラクル株式会社と販売代理店契約を締結以降、オラクル製品の技術者育成に努め、数多くのシステム導入実績を積み重ねてきました。「Oracle Exadata」においても、実機検証サービス、環境および運用設計など、「Oracle Exadata」の長所を最大限に生かす環境をお客様へ提供しています。

今後、アズワンは、取扱商品を大幅に拡大する予定があり、データ件数の急増が見込まれるシステムへの適用を拡大する予定です。

http://www.hitachi-solutions.co.jp/oracle_solution/sp/

アズワンは、理化学機器の総合商社として、研究所などに研究用機器・消耗品を総合的に提供する科学機器分野から、エレクトロニクスなどの生産施設に無塵手袋や工具などを提供する産業機器分野、主に看護師に看護用品などを提供する病院・介護用品分野を手掛けています。カタログやインターネットを通じて詳細な商品情報を提供し、東西の物流拠点により多品種少量のクイックデリバリーを実現しています。
　URL: http://www.as-1.co.jp/