ニュースリリース

　株式会社日立ソリューションズ（本社：東京都品川区、取締役社長：佐久間　嘉一郎／以下、日立ソリューションズ）は、医療機器卸売業向け販売管理システム「Aptage.MDⅡ（アプテージ・ドット・エム・ディ・ツー）」を、中小規模の事業者向けにクラウドサービスで2月6日から提供開始します。
　これにより企業は、機器購入などの初期導入費用を抑え、全国の主要な医療機器卸売会社に導入実績がある販売管理システムの豊富な機能を短期間に月額で利用開始することが可能となります。

近年、医療機器卸売業界は、医療機関からの医療費抑制施策や、医師や看護師不足による経営悪化を理由とした価格低減の要求、また法規制であるトレーサビリティ確保による業務負担増などから、厳しい経営環境となっており、業務効率の向上が求められています。

日立ソリューションズが1998年から提供する「Aptage」シリーズは、販売管理や財務会計システムを軸に、さまざまな業種の企業の業務アプリケーションを構築支援するソリューションです。
　医療機器卸売業向けのノウハウを集約した「Aptage.MDⅡ」は、改正薬事法の施行規則である「トレーサビリティ」に対応するもので、企業は医療の安全性を確保することができるようになります。また、貸出や後値引（リベート)などの業界特有の商習慣に対応し、商品の在庫状況も正確かつタイムリーに捉えられ、業務の効率化や正確な経営数値の把握が可能となります。
　日立ソリューションズはこのたび、全国の医療機器卸売企業に導入実績を有する「Aptage.MDⅡ」の豊富な機能を短期間に手軽に利用できるクラウドサービスとして提供し、中小規模の医療機器卸売企業でも容易に導入を可能とすることで、2017年度までに約100社への提供をめざします。

そして、日立ソリューションズは今後、医療機器卸売業界の成長に貢献するため、企業の受発注業務のさらなる効率化をはじめ、クラウドを活用したさまざまなサービスを展開していきます。

１． 医療機器卸売業の販売管理業務で必要となる機能を標準装備したシステムをクラウドで提供

　全国の主要な医療機器卸売企業で導入実績のある、販売管理システム「Aptage.MDⅡ」の機能をクラウドサービスにて提供します。これにより企業は、医療機器販売に必要なトレーサビリティ―や、貸出、後値引のような業界特有の商習慣への対応など、医療機器卸売企業で必要な機能を有するシステムを月額で利用することができます。また、ソフトウェアやサーバ機器の購入など、初期導入費用を軽減します。

２． 堅牢なデータセンターを利用

　暗号化されたインターネット回線や金融機関などでも利用実績がある沖縄日立ネットワークシステムズ株式会社のデータセンターを利用することで、セキュアな環境を提供します。

３． きめ細やかな導入支援を提供

　導入時や利用時の教育や問い合わせには、利便性の高いWeb会議システムを利用したサービスも用意しています。