日立ソリューションズは、お客様の全体最適の視点で豊富なソリューションを組み合わせて提供する『ハイブリッド インテグレーション』を実現します。
2016年9月14日
株式会社日立ソリューションズ
株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:柴原 節男/以下、日立ソリューションズ)は、組み込みデータベース「Entier(エンティア)」を、株式会社日立製作所とともに、関西電力株式会社(本店:大阪府大阪市、取締役社長:岩根 茂樹/以下、関西電力)に導入しました。2016年1月にリプレースされた約4,500台の検針業務用ハンディターミナルのデータ管理に使用され、稼働しています。
関西電力は、電力小売全面自由化に伴う新制度の導入によって、一般家庭の検針データ量が約10倍に増加する中、「Entier」を採用することでハンディターミナルの処理性能を向上させ、検針員の作業負担を軽減しました。また、「Entier」の高い互換性により、既存ソフトウェアを継続利用することで、システム全体の開発コストの削減を実現しました。
関西電力では、一般家庭における電気使用量の検針に利用していた従来のハンディターミナルの製造終了と、2016年4月から開始される電力小売全面自由化に伴う低圧託送制度
このような背景の下、関西電力ではフリーソフトを含む複数の組み込みデータベースを比較しました。その結果、大量のデータを短時間で処理できる点に加え、少ないメモリ容量で動作する点や、充実したサポート体制が組まれている点などを評価され、日立ソリューションズの「Entier」が採用されました。
関西電力 経営改革・IT本部 情報通信センター お客さまシステムグループ
「今回のリプレースは、アプリケーション改修によるコスト増加を抑えることと、検針作業時の処理待ち時間をなるべく増やさないようにすることが重要でした。日立ソリューションズ様には、ご提案いただいた『Entier』の機能・性能面の評価はもちろんのこと、幅広い分野への導入実績に基づく保守体制や、マニュアルの充実などが決め手となり、ご支援をお願いすることとさせていただきました。また、試用期間中に発生したシステムの問題にも、早急に原因を究明してご対応いただき感謝しています。今後も日立グループの方々には、ハンディターミナルのセキュリティ対策や、検針業務に関連するシステム全体の相談に、ご協力をお願いできればと考えております。」
今後、関西電力は、電力会社のビジネスモデルが変化する中、ハンディターミナルのセキュリティ対策など検針業務全般のシステムのあり方を検討していきます。
日立ソリューションズは、これまで培ってきた組み込みシステムの開発ノウハウを基に、「Entier」をお客様のニーズに合わせて提案していきます。また、今後も「Entier」を、ハンディターミナルなどの業務用端末やカーナビゲーション、IoT/M2Mソリューションの分野に幅広く提供していくことで、2020年度までに累計5,000万ライセンスの導入をめざします。
「Entier」は、カーナビゲーションやデジタル家電、スマートデバイスなどの組み込みシステムに適した、軽量で高速、高機能なリレーショナルデータベースです。2016年8月末時点で、カーナビゲーション、TV、電子辞書、アミューズメント機器などの分野で約2,000万ライセンスの導入実績があります。
「Entier」は、豊富な検索機能や柔軟な更新機能で、高度なデータ管理を実現します。またセキュリティ機能により、データベース内のデータを安全に管理します。2016年6月から提供している最新版では、IoT/M2M通信端末でのセンサーデータ管理などに対応した、「インメモリデータベース」「ログ管理機能」をサポートしています。
紹介URL:http://www.hitachi-solutions.co.jp/entier/sp/
URL: https://www.hitachi-solutions.co.jp/inquiry/ Tel:0120-571-488
担当部署:経営企画本部 広報・宣伝部
担当:竹谷、安藤
TEL:03-5479-5013 E-mail:koho@hitachi-solutions.com
※ Entier、ハイブリッドインテグレーションは、株式会社日立ソリューションズの登録商標です。
※ その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
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