日立ソリューションズは、社会生活や企業活動を支えるソリューションを提供し、持続可能な社会の実現に取り組んでいます。
2017年1月12日
株式会社日立ソリューションズ
株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:柴原 節男/以下、日立ソリューションズ)は、フィールド(現場)とオフィスの情報を共有できる「フィールド業務情報共有システム」の最新版を1月13日から販売開始します。
最新版では、スマートグラスやスマートフォンを活用してフィールド作業を支援する「手順支援機能」及び「映像共有機能」、フィールド作業で発生した問題の一次対応から恒久対策までを一元管理する「事故管理機能」を提供します。また、2016年2月より実施しているスマートグラス活用検証サービスで特にお客様から要望の多かった、作業中の画像・音声の証跡化、作業結果報告書の自動作成、オフィスから複数のフィールドへの作業指示、オフィスにあるPC画面のスマートグラスへの表示にも対応しています。
加えて、最新のスマートグラスは、小型化や軽量化、解像度の向上、操作性や装着感の向上などデバイス面でも進化しており、本ソリューションと組み合わせることで、フィールド業務における作業効率と品質の向上を実現します。
日立ソリューションズは、案件管理・報告書作成・文書管理といったフィールド業務に有用な既存機能に、これらの新機能を組み合わせて提供することで、フィールド業務における企業の新しい働き方を支援していきます。
近年、フィールド業務では、熟練者の高齢化、作業量の増加や作業内容の多様化、事故の多発などから、技能継承や業務効率化、安全管理などが課題になっています。そのような中、フィールド業務にスマートグラスをはじめ、スマートデバイスやITシステムを活用する企業が増えています。
1. 手順支援機能:現場での作業手順をナビゲートし、作業結果報告書を自動作成
作業員は、作業手順をスマートグラスやスマートフォンで参照しながら作業ができ、その手順の中で取得した写真などの作業証跡を利用して、作業結果報告書を自動作成できます。また、AR(拡張現実)マーカーを設定し、画面上に作業手順に応じた文字情報を表示し、たとえば部品のピッキング作業時の誤認を防ぐことができます。これにより、経験の少ない作業員でも、紙の資料を持ち運ばずに、高度な作業を行うことができ、また作業漏れを防ぎ作業品質の均一化を実現します。
また、オフィスのスタッフも、作業終了後の作業結果をタイムリーに確認できます。
2. 映像共有機能:スマートグラスと映像共有技術を融合し、複数のフィールド作業をオフィスから遠隔支援
作業中に不明点や不測の事態が発生した場合、作業員はスマートグラスを介して、フィールドの映像をオフィスにいる熟練者と共有できます。熟練者は、映像に直接文字や図形を書き込んだり、作業に必要な図面などをリアルタイムに表示させたりすることで、遠隔で支援できます。
また、オフィス側のPC画面をスマートグラスに表示させることで、フィールドの作業員は設備マニュアルのPDFやCADソフトウェアの画面を直接見ながら、ハンズフリーで作業できます。映像は1台のPCから複数台のスマートグラスに接続できるため、オフィスにいる熟練者は、複数のフィールド作業員に同時にコーチングできます。
企業は、これにより、作業員不足の解消や技能継承などの課題解決を実現します。
3. 事故管理機能:フィールドの問題を一元管理し、対応の迅速化と再発防止を支援
フィールド作業では不測の事態が発生することが多く、発生した問題に対し迅速に対処するとともに、発生数そのものを減少させることが重要になります。最新版では、フィールド作業で発生した問題情報を登録し、適切な対応者をアサインすることで、迅速な一次対応、そして、恒久対策に至るまでを一元管理することができます。これにより、問題発生に対する早期対応と適切な解決策の策定が可能になります。また、「何をしたらその問題が起きたのか?」という情報をナレッジとして蓄積し、発生傾向を分析することで、問題発生の確率が高い作業の把握や、再発防止策の実施など、リスク管理の強化にも活用できます。
日立ソリューションズは、「フィールド業務情報共有システム」を、施工現場や保守・点検、営業など、フィールド業務を行う業種に幅広く提供していきます。また、「GeoMation 作業員安全支援ソリューション」などと組み合わせた「フィールド業務トータル支援ソリューション」を展開し、フィールド業務の革新と安全・安心の確保にも対応していくことで、2020年度に単年度で20億円の売上をめざします。
この度の日立ソリューションズの「フィールド業務情報共有システム」最新版の提供開始により、私どもがめざす業務革新の実現にまた一歩近づけることを嬉しく思います。日立ソリューションズの作業現場で培ったノウハウ・技術と、エプソンのスマートグラスMOVERIOの特徴である有機EL、両眼シースルー技術との組み合せで、「大画面で見やすい作業支援」「直観的なワークフロー」を実現することができました。
IoTを活用した業務革新に取り組む数多くのお客様にお使いいただき、その効果を実感いただけると信じております。
エプソン販売株式会社 販売推進本部 VP MD部 部長 蟹澤 啓明
私どもVuzix社のスマートグラスを利用できる、日立ソリューションズの「フィールド業務情報共有システム」最新版の提供開始を嬉しく思います。Vuzix社のスマートグラスと適切なフィールド業務向けアプリケーションソフトウェアを利用することで、お客様は半年ほどの間に導入コストの数倍の投資対効果を得られると考えています。 また、日立ソリューションズの「フィールド業務情報共有システム」は優れたソリューションであり、お客様に対し、これまで以上の新たな価値を提供できるものと確信しております。
Vuzix Corporation President and Chief Executive Officer Paul Travers
個別見積
2017年1月13日
イベント名 | 第3回ウェアラブルEXPO |
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場所 | 東京国際展示場「東京ビッグサイト」西3ホール |
出展日時 | 2017年1月18日(水)~20日(金) |
詳細URL | http://www.hitachi-solutions.co.jp/events/#sec03 |
URL:http://www.hitachi-solutions.co.jp/fis/
案件管理や報告書作成、文書管理など、業務システムでやり取りする情報やドキュメントを、フィールドとオフィスで共有し、業務効率向上を図るシステムです。お客様の環境にあわせて、必要となる機能やデバイスなどを選択し、組み合わせて提供します。
担当部署:経営企画本部 広報・宣伝部
担当:廣納(ひろのう)、安藤
TEL:03-5479-5013
E-mail:koho@hitachi-solutions.com
※ GeoMation、ハイブリッドインテグレーションは、株式会社日立ソリューションズの登録商標です。
※ その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
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