ニュースリリース

　株式会社日立ソリューションズ(本社：東京都品川区、取締役社長：柴原 節男／以下、日立ソリューションズ)は、相鉄グループ4社*1の出退勤管理システムに、「リシテア/就業管理」を導入しました。
　本システムは、2016年1月から9月にかけて順次稼働しており、グループ各社の多様な勤務形態（日勤、シフト制、変形労働制、フレックス制など）や雇用形態（正社員、契約社員、再雇用社員、パート、アルバイトなど）で働く約2,700名の出退勤情報を一元管理しています。また、各社のネットワーク環境に依存せずに利用できるよう、株式会社日立製作所が提供するクラウド環境を採用しました。
　これにより、相鉄グループは、リアルタイムな勤務状況の把握による労務管理の強化に加え、出向者の出退勤情報の集約から給与計算までの流れを自動化することで、管理業務の効率化を実現しています。今後は、相鉄グループの統一システムとして、グループ各社への展開をめざしていきます。

*1 相鉄ホールディングス株式会社、相模鉄道株式会社、相鉄バス株式会社、相鉄ビジネスサービス株式会社

相鉄グループは、グループ28社、約10,000名で構成され、運輸業、流通業、不動産業、ホテル業、その他サービス業と幅広く事業を展開しています。各社の従業員の出退勤情報については、スクラッチ開発したシステムや、パッケージシステム、Excel、紙など、さまざまな方法で個別に管理されていました。
　相鉄ビジネスサービス株式会社(本社：神奈川県横浜市、取締役社長：池田 厚二郎／以下、相鉄ビジネスサービス)は、グループ各社の出退勤情報の集約、給与計算業務などをシェアードサービスとして提供しています。また、相鉄ホールディングス株式会社、相模鉄道株式会社、相鉄バス株式会社の3社については、スクラッチ開発した出退勤システムの運用・管理も担っていました。
　このような背景の下、相鉄ビジネスサービスは、これまでの出退勤管理システムでは、今後も継続して労基法改正や新しい働き方への対応をしていくことは困難と判断し、将来的なグループ全体での出退勤管理の一元化も見据え、新システムの導入を検討してきました。
　日立ソリューションズの「リシテア/就業管理」は、鉄道・バス乗務員のシフト勤務など運輸業独特の勤務形態やグループ各社の多様な出退勤管理要件への対応、労務管理の強化と業務の効率化、自社開発した他システムとの連携など、高い柔軟性と拡張性が評価され、新たな出退勤管理システムとして選定されました。

相鉄グループへの「リシテア/就業管理」の導入効果は以下の通りです。

１． 労務管理の強化

　日次での出退勤情報の入力を促し、多様な勤務形態や雇用形態で働く従業員の勤務状況をリアルタイムに把握可能とすることで、過重労働の発生防止を支援しています。

２． 業務の効率化

　複雑な出向者の出退勤情報の集約から給与計算までの流れを自動化することで、Excelや紙ベースで管理していた際の集計や転記作業をなくし、管理業務の工数削減による効率化を実現しています。

３． コスト削減

　シェアードサービスセンターが保有するシステムをグループ会社にサービス提供することで、グループ全体でのシステム運用コストを低減しています。

相鉄ビジネスサービス　システムサービス部　課長の海上 雅章様、係長の柳田 俊博様、神守 弘樹様から、以下のコメントをいただいています。

「日立ソリューションズには、運輸事業独特の勤務についても、複雑な説明資料をしっかり読み込んでいただき、的確な提案をしていただきました。標準機能では対応が難しい勤務についても、できないというのではなく、実現するための施策の提案があり、パッケージの良さを活かした形で実現していただきました。過重労働などを防ぎ、多様な働き方を推進するため、グループ各社への導入を広げていきたいと思っています。これからも変わらぬサポートをお願いします。」

「リシテア」シリーズは、1994年の提供開始以来、従業員が行う就業管理や申請業務、人事部門の人事・給与管理業務の効率化や、企業の重要な経営課題である人財戦略を支援するソリューションとして、国内大手企業を中心に1,100社へ導入され、161万人以上に利用されています（2016年3月末現在）。

http://lysithea.jp/

http://www.hitachi-solutions.co.jp/lysithea/case28/

担当部署：経営企画本部　広報・宣伝部
担当：竹谷、安藤
TEL：03-5479-5013 　
E-mail：koho@hitachi-solutions.com