日立ソリューションズは、社会生活や企業活動を支えるソリューションを提供し、持続可能な社会の実現に取り組んでいます。
2017年3月14日
株式会社日立ソリューションズ
株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:柴原 節男/以下、日立ソリューションズ)は、「FutureStage(フューチャーステージ) 機械器具卸向けシステム(以下、FutureStage)」を活用して、精米、炊飯など米穀専門の卸売業の株式会社ミツハシ(本社:神奈川県横浜市、代表者:三橋 美幸/以下、ミツハシ)の基幹システムを刷新し、2015年10月1日に稼働を開始しました。
日立ソリューションズは、「FutureStage」の豊富な機能を生かして、最小限のカスタマイズで周辺システムを統合・連携して新基幹システムを構築しました。受発注から販売管理、財務会計、債権債務までの一連の業務をサポートしています。
ミツハシは、基幹システムの刷新に合わせて、業務プロセスも見直すことで、業務効率向上や業績のタイムリーな把握、システム運用負荷の大幅な低減を実現しました。
日立ソリューションズは、ミツハシのインフラやネットワークも運用しており、今後もお客様の事業の成長に貢献するシステムをトータルに提供していきます。
ミツハシは、約20年間、ホストコンピュータで基幹システムを自社運用してきました。開発当時を知る技術者が不在となる中、業務システムの多くが内製で開発されており、システムが肥大化、ブラックボックス化していました。そのため、保守や運用の負荷・コストの増大やシステム改修の遅れ、利便性の低下などが問題となっていました。
2013年8月、ミツハシは基幹システムの老朽化による刷新に着手し、豊富な機能とカスタマイズの柔軟性を両立している「FutureStage」と、大規模基幹システムの構築実績を評価し、日立ソリューションズを選定しました。
1. 運用負荷の工数を大幅に削減
旧システムの保守のための専任プログラマー5名が不要となり、運用コストの圧縮を実現しました。また、情報システム部門はシステム改修に追われることなく、システム活用などの企画系の仕事に時間を充てることが可能になりました。
2. 「Future Stage」と周辺システムを統合・連携し、業績のタイムリーな把握を実現
取引先ごとの受発注システムや、事業ごとの販売管理システムなどの業務システムを新基幹システムに統合し、受注や売上などの実績データをタイムリーに抽出できるようになりました。また、BI(Business Intelligence)と連携し、データの可視化も可能になりました。さらに、工場の生産管理や統合EDI(電子データ交換)基盤、伝票・帳票などの周辺システムと連携することで、操作性の高いシステムを実現しています。
3. 「Future Stage」の豊富な機能と柔軟なカスタマイズ性により、カスタマイズを最小化
ミツハシは、「FutureStage」の豊富な機能に業務プロセスを合わせ、業務の標準化を図りました。また、在庫がなくても出荷を引き当てるような特殊な物流への対応や、取引先指定の100種類の帳票の作成など必要な機能については、「FutureStage」の柔軟なカスタマイズ性を生かし、最小限のカスタマイズを行いました。
株式会社ミツハシ 新規事業室長 酒井 勝史様から、以下のコメントをいただいています。
「日立ソリューションズとは、インフラ系やネットワーク周辺で、約15年間の付き合いがあります。今回、大規模な基幹システム構築の実績や『FutureStage』の充実した機能やカスタマイズの柔軟性、SEのスキルを評価し、開発ベンダーとして選定しました。開発においては、きめ細やかなプロジェクト管理や、イレギュラーな対応まで支援してもらい、スケジュール通りにシステムを稼働することができました。今後も、日立グループの安心感で、業務改革や業界全体の業務効率につながる提案に期待しています」
1951年に三橋米店として開業したミツハシは、米穀の卸売のほか、業界トップレベルの炊飯事業を展開しています。また、食の安全・安心を最も重要な経営課題と位置づけ、ハード、ソフト両面から"リスクゼロ"をめざして改善を重ねています。今後も、ミツハシは、「おいしい生活(くらし)、あなたと共に。」の経営理念のもと、刻々と変わるお客様のニーズを的確に捉え、社員自身がうれしいと思えるサービス、おいしいと思える商品を提供していきます。
担当部署:経営企画本部 広報・宣伝部
担当:安藤、竹谷
TEL:03-5479-5013
E-mail:koho@hitachi-solutions.com
※ FutureStageは、株式会社日立製作所の登録商標です。
※ その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
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