日立ソリューションズは、社会生活や企業活動を支えるソリューションを提供し、持続可能な社会の実現に取り組んでいます。
2017年6月13日
株式会社日立ソリューションズ
株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:柴原 節男/以下、日立ソリューションズ)は、製造業のグローバルな製品開発体制での業務において、機密性の高いデータを安全に共有する「活文 機密情報共有・活用ソリューション」を7月3日から販売開始します。
日立ソリューションズはこれまで、ビジネスコンテンツの自在な活用を支援する「活文」の情報共有基盤を活用し、大容量データの高速転送やテキストでの企業間のやり取りの可視化、ファイルのアクセス権管理によって、企業間の円滑で効率的な情報共有を実現してきました。
本ソリューションでは、クライアントPC内に、情報を持ち出させない機密環境を用意し、「活文」の情報共有基盤と連携することで、安全で効率的な協調設計環境を実現します。
企業は、本ソリューションによって、「活文」を媒体に、データ共有のためのネットワークを形成し、機密性の高い図面などのCADデータを編集可能なファイル形式のまま、取引先と安全に共有できます。また、契約終了時などには、簡単な操作で取引先PC内の機密環境の利用を停止し、データへのアクセスを禁止します。これにより、グローバルな製品開発体制において、安全で効率的なデータの共有と、ガバナンスの強化を実現します。
昨今、製造業を中心に市場やサプライチェーンのグローバル化、オープンイノベーションが加速する中、設計業務の現地化が進み、製品のローカライズ設計など、海外の拠点や企業との協業が増加しています。
そのような中、企業では、大容量の設計データをインターネット回線で転送するのに、多大な時間が費やされることや、雇用の流動性が高い海外では、担当の作業者が変わると、過去のやり取りを共有することが難しいこと、そして、機密性の高い図面などのCADデータを編集可能なファイル形式のままで渡してしまうと、取引契約の終了後や作業者の退職時などに、データの流出や二次利用のリスクがあることなどが懸念され、企業のビジネス拡大が阻害されています。
1.クライアントPC内に、「活文」と連携した機密環境を用意し、協調設計を支援
業務環境分離ソリューション「Application Container Platform」により、取引先の作業者が利用するクライアントPC内の環境の一部を分離し、企業間情報共有システム「活文 Managed Information Exchange」(以下、活文MIE)にアクセスするための機密環境を用意します。機密環境では、許可されていないネットワークへの通信やアプリケーションの実行、外部媒体へのデータ保存が禁止されるため、意図しない場所へ情報が持ち出されるリスクを軽減します。
これにより、活文MIEを媒体に、データ共有のためのネットワークを形成し、CADデータ、Office文書などさまざまなフォーマットのファイルをそのまま共有し、閲覧、編集、保存することが可能です。この仕組みにより、業務効率を維持したまま安全性を強化します。
2.機密環境の利用を確実に停止し、情報流出を防止
管理者が活文MIEへのアクセスを禁止に設定すると、取引先のクライアントPC内の機密環境も自動的に利用停止されます。これにより、契約終了後や退職後の元作業者などによる情報流出のリスクを軽減します。
3.企業間の大容量データの円滑な送受信や、テキストによるやり取りの可視化を実現
活文MIEの大容量データの高速転送機能で、CADデータや三次元スキャン(点群)データ、画像・映像データなどの設計関連の大容量データを、回線が不安定なインターネット環境下でも、高速に送受信することができます。また、スレッド機能で、企業間のやり取りをテキストで可視化し、データの更新履歴を管理することが可能です。
個別見積
7月3日
展示会名 | 第28回 設計・製造ソリューション展(DMS Tokyo2017) |
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場所 | 東京ビッグサイト 東ホール(小間番号:東35-42) |
展示日時 | 2017年6月21日(水)~23日(金) 10:00~18:00 (23日のみ17:00終了) |
詳細URL | http://www.dms-tokyo.jp/ja/Home/ |
担当部署:経営企画本部 広報・宣伝部
担当:廣納(ひろのう)、安藤
TEL:03-5479-5013
E-mail:koho@hitachi-solutions.com
※ 活文は、株式会社日立ソリューションズの登録商標です。
※ その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
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