日立ソリューションズは、社会生活や企業活動を支えるソリューションを提供し、持続可能な社会の実現に取り組んでいます。

ニュースリリース

2017年7月13日
株式会社日立ソリューションズ

位置情報を利活用する「GeoMation 空間情報IoTプラットフォームサービス」を販売開始
オープンAPIの活用やさまざまなデータとの組み合わせで、目的に応じたシステムを実現し、
業務効率を向上

 株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:柴原 節男/以下、日立ソリューションズ)は、企業のIoTデバイスから収集する位置情報の有効な利活用を支援する「GeoMation 空間情報IoTプラットフォームサービス」を7月14日からクラウドで販売開始します。
 本サービスでは、日立ソリューションズの空間情報事業の幅広いノウハウを用いて、スマートフォンのGPS(Global Positioning System)情報や、BLE(Bluetooth Low Energy)ビーコン、ネットワークカメラなどのIoTデバイスから位置情報を収集して分析し、移動履歴、稼働状況を地図やグラフを用いてタイムリーに可視化します。標準テンプレートを利用する場合、最短2週間で利用を開始することができます。
 また、時間経過によって変化する位置情報の操作や、特定エリアへの侵入を検知する空間情報解析など、利便性の高い機能をオープンAPI*1で提供します。さらに、企業の所有データやオープンデータを組み合わせて分析できるため、企業の目的に応じたシステムを迅速に実現することも可能です。
 これにより、企業は、IoTデバイスから収集する位置情報を手軽に活用し、工場や倉庫内での車両や機械の移動履歴、稼働状況を把握し、リソースの最適な配置や安全管理に生かすなど、業務効率の向上を図ることができます。

*1 APIは、Application Program Interfaceの略称。オープンAPIとは、OSやソフトウェアが提供している機能を外部のアプリケーションから利用できるようにするインターフェースのこと。

■ 背景

近年、IoTの普及により、人やモノなど、さまざまな位置情報の把握が可能になり、企業では、新たな価値の創出に向けて、IoTデバイスの活用に関心が高まっています。しかしながら、その一方で、最適な測位デバイスの選択や、位置情報の有効活用などが課題になっています。
 日立ソリューションズは、これまで30年間、社会・公共分野の電力・通信・ガスなどのインフラ管理や防災などで、空間情報ソリューション「GeoMation」を国内外に提供してきました。近年では、ドローンやサイコロ型IoTデバイス、スマートデバイスなどを活用したソリューションを製造業や建設業にも提供しています。
 このたび、これらのノウハウを集結し、位置情報を有効に利用できるクラウドサービスを提供します。

■ 「GeoMation 空間情報 IoTプラットフォームサービス」の特長

1. さまざまなIoTデバイスの位置情報を取得し、ダッシュボードで可視化

 データ抽出・変換・加工を行うETL(Extract Transform Load)ツールを用いて、BLEビーコン、ネットワークカメラなど、さまざまなIoTデバイスの位置情報を取り込みます。
 また、標準提供するダッシュボード機能では、時間や稼働状況などの条件指定による検索やグラフ化、移動軌跡のマッピングによる可視化を行います。

2. 企業所有のデータやオープンデータを利用し、屋内外の位置情報をシームレスに活用

 企業が所有する工場のフロア図やプラントの敷地図などの取り込みに加え、国土地理院の地図サービスなどのオープンデータを利用し、屋内外の位置情報をシームレスに活用できます。

3. オープンAPIにより、利便性の高い機能を手軽に活用

 IoTデバイスから収集するデータを登録・抽出する時空間データ操作や、特定エリアへの侵入を検知するジオフェンシングなどの空間情報解析など、利便性の高い機能をオープンAPIで提供します。
 これにより、既存システムからの接続や他プラットフォームとの連携が容易に実現できます。

■ 「GeoMation 空間情報 IoTプラットフォームサービス」の用途例

企業は目的に応じて、さまざまなIoT デバイスや測位手法を組み合わせられます。

なお、本サービスの販売に向けて、これまで以下の企業と検証を行ってきました。

  • 株式会社村田製作所 : センサー機器の位置管理
     工場やプラントにおける既設の機器・設備へのセンサー設置作業において、センサーや作業員の位置情報などを収集し活用することで作業を効率化することを検討。
  • 日立建機株式会社 : フォークリフト運転状況把握
     BLEビーコン、スマートフォンから収集したフォークリフトの稼働状況や位置情報を分析。移動経路や資材配置の見直しを検討。

■ 今後について

日立ソリューションズは、今後も、対応するIoTデバイスやサービス、オープンAPIを拡充します。また、BI(Business Intelligence)やAI(人工知能)を活用し、ダッシュボード機能を強化します。
 さらに、本サービスを含む空間情報ソリューションをグローバルに提供し、お客さまやパートナー企業のシステムとつながることで、空間情報のエコシステム*2の形成をリードし、2020年度に年間150億円の売上をめざします。

 *2複数の企業がパートナーシップを組み、互いの技術や資本を生かしながら、開発業者・代理店・販売店・宣伝媒体、さらには消費者や社会を巻き込み、業界の枠や国境を超えて広く効率的に共存共栄していく仕組み

■ 価格と販売開始日

サービス名 価格(税別) 販売開始日
初期導入サービス*3 30万円 7月14日
基本サービス*4 サービス利用料 月額10万円~
カスタマイズサービス 個別見積
導入支援サービス 個別見積

 *3基本サービスの初期設定、企業のデータを本サービスで利用するためのデータ連携の設定を行います。

 *4IoTデバイスデータの登録、削除とダッシュボードが利用できます。保守費用も含まれます。

■ 本サービスの紹介URL:

■ 空間情報ソリューション「GeoMation」紹介URL:

お問い合わせ
ニュースリリースに関する
お問い合わせ・ご相談など

WEBからのお問い合わせ

資料請求・お問い合わせ

<報道機関からのお問い合わせ先>

担当部署:経営企画本部 広報・宣伝部
担当:安藤、竹谷
TEL:03-5479-5013  
E-mail:koho@hitachi-solutions.com

※ GeoMationは、株式会社日立ソリューションズの登録商標です。
※ その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

AdobeReader

PDFファイルをご覧いただくには "Adobe Reader"が必要です。
最新版はAdobe社のWebサイトよりダウンロードできます。(無償)

お問い合わせ ニュースリリースに関するご質問・ご相談など

WEBからのお問い合わせ

資料請求・お問い合わせ