日立ソリューションズは、社会生活や企業活動を支えるソリューションを提供し、持続可能な社会の実現に取り組んでいます。

ニュースリリース

2018年9月4日
株式会社日立ソリューションズ

RPAの全社での利用をトータルに支援するクラウドサービスを販売開始
ロボット開発の効率向上やガバナンス強化を支援し、企業の働き方改革を加速

 株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:星野 達朗/以下、日立ソリューションズ)は、米国のAutomation Anywhere社のRPA*1を導入する企業に向けて、ロボット開発の標準化や開発したロボットの共有、ガバナンス体制の強化を支援し、初期投資を抑えてスピーディーな全社展開を実現する「RPA運用支援クラウドサービス」を9月21日から販売開始します。
  本サービスでは、ロボット開発を標準化するためのガイドライン、開発申請のワークフローなど、さまざまな情報やツールを集約するポータルサイトを提供し、RPA利用の拡大を図る上で課題となる、開発効率の向上や野良ロボット*2の発生抑止などを実現します。
  さらに、日立ソリューションズが全社で運用してきたノウハウを生かし、ロボットのサンプルや開発テクニック、FAQの最新情報もお届けします。お客様独自の情報もポータルサイトで共有できます。
  ロボットの開発者やユーザー、RPAの管理者は、本サービスを利用することで、必要な情報やツールをすぐに見つけ出し、活用することができます。ポータルサイト上で解決できない質問やトラブルについては、日立ソリューションズのエンジニアが問い合わせに対応します。
  企業は、これにより、RPAのスピーディな全社展開を実現し、運用に関する作業効率の向上や、ヘルプデスクの負荷軽減によるコスト削減も図ることができます。また、ロボット開発から稼働までの申請・承認手続きの一元管理や、全社で稼働するロボットの集約・共有によって、RPAに関するガバナンスを強化できます。

*1 Robotic Process Automation

*2 適切に管理されていないロボット。統制がきかず野良ロボットが増えると、業務に悪い影響を与える可能性がある。

■ 背景

昨今、国を挙げた重要施策として「働き方改革」が推進され、企業ではITを活用した労働時間の削減や生産性向上の取り組みが進んでいます。2019年4月には働き方改革関連法が施行されるため、その取り組みは一層加速することが予想されます。
  日立ソリューションズは、これまでRPAやAIを活用した生産性向上を図るワークスタイル変革ソリューションを提供してきました。その中でもRPAは注目度が高く、多くの企業で事前検証が行われており、企業のRPA導入は、「事前検証・一部組織での導入」段階から「複数部門・全社での本格運用」段階へとシフトしています。
  日立ソリューションズは、自社でのRPA導入・運用の経験をもとに、RPAの全社展開に役立つソリューションを提供します。

■ RPA運用支援クラウドサービスの特長

  • RPAの運用に関する情報、ツールをポータルサイトに集約し、ロボットの開発効率を向上

    (1)開発プロセスの標準化と生産性の向上を実現

     企業の複数部門や全社でロボット開発を行うようになると、品質や実装のレベルがバラバラのロボットがつくられてしまいます。それを防ぐために、日立ソリューションズでの実運用を通じて最適化された標準ガイドラインを提供します。企業はこれを活用することで、ロボット開発の標準化をスムーズに進められ、開発作業時間を大幅に短縮できます。
      また、FAQやロボットのサンプル、部品などもポータルサイトで提供します。さらに、お客様自身で作成したガイドラインや、社内で稼働するロボットのモジュールも共有できるため、お客様の業務や環境に適したロボットをより効率的に開発・運用できます。

    (2)RPAに精通したエンジニアがヘルプデスク対応

     難易度の高いロボット開発やトラブルについては、ポータルサイトから日立ソリューションズのエンジニアに直接問い合わせることができます。そのため、企業はヘルプデスクとしての対応に負荷をかけず、コストを低減しながら効率的に全社展開を推進できます。

  • RPA運用におけるガバナンスを強化

     ロボットの開発から稼働までの申請や承認の手続きを行うワークフローを提供します。
     これにより、社内におけるロボットの開発状況や稼働状況を一元管理できるため、野良ロボットの開発や稼働を抑止します。また、ロボットを登録・利用する上でのコンプライアンス上のルール、ロボットが停止した場合の対処方法などの情報も共有できるため、企業はRPAを全社で導入する上で重要なガバナンスを強化することができます。

■ 提供開始日

9月21日

■ 提供価格(税抜き)

初期費用 10万円、 サービス利用料 月額30万円~

■ RPA運用支援クラウドサービスのポータルサイトのイメージ

■ エンドースメント

Automation Anywhere Inc. バイスプレジデント 兼 オートメーション・エニウェア・ジャパン株式会社 日本代表 スリニ ウナマタラ氏より、エンドースメントをいただきました。
  「オートメーション・エニウェア・ジャパン株式会社は、RPAの多部門・全社での利用をトータルに支援する、日立ソリューションズの『RPA運用支援クラウドサービス』の販売開始を心より歓迎いたします。
  オートメーション・エニウェアが提供する最先端のRPAは、大企業をはじめ、さまざまな企業において、ロボット運用におけるガバナンスやロボット開発の容易さという点で、高い評価をいただいております。
  長年にわたってワークスタイル変革ソリューションを提供してきた日立ソリューションズの実績や知見と、オートメーション・エニウェアが提供するRPAの組み合わせにより、企業が求める柔軟性や拡張性、可用性などのニーズに応え、お客様のさらなるビジネスの成長を支援してまいります」

■ Automation Anywhere社主催の「IMAGINE TOKYO」での講演と展示のお知らせ

9月5日にAutomation Anywhere社が主催する「IMAGINE TOKYO」が開催されます。 日立ソリューションズはプラチナパートナーとして参加し、「RPA運用支援クラウドサービス」についての講演と展示を行います。
 https://eventregist.com/e/IMAGINETOKYO

■ Automation Anywhere社について

Automation Anywhere 社は、RPAのリーディングカンパニーであり、ワールドワイドで3,000社を超える企業への導入実績を持ちます。最近では、ロボットのマーケットプレイス「Bot Store」にて再利用可能なライブラリ「MetaBot」を提供しています。「MetaBot」には、多くの企業で利用されているマイクロソフト社のDynamicsやセールスフォースドットコムなどのサービスと連携するライブラリも含まれます。
 企業は、「MetaBot」の利用と合わせて、「RPA運用支援クラウドサービス」で提供されるガイドラインやFAQを活用してロボットを開発することにより、一層の効率向上を図れます。
 さらに、Automation Anywhereの最新版(V.11)では、ロボット処理の管理機能の強化や、EU(ヨーロッパ連合)の一般データ保護規則(GDPR)への対応に加え、セキュリティ機能が強化されています。

■ 日立ソリューションズのRPAハンズオンセミナーのお知らせ

9月26日、10月10日、10月24日にAutomation AnywhereおよびRPA運用支援クラウドサービスのハンズオンセミナーを開催します。ぜひ、Automation Anywhereをご体験ください。
 https://www.hitachi-solutions.co.jp/events/2018/rpa/

■ 日立ソリューションズのRPA事業について

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<報道機関からのお問い合わせ先>

担当部署:経営企画本部 広報・宣伝部
担当:安藤
TEL:03-5479-5013  
E-mail:koho@hitachi-solutions.com

※ その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

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