日立ソリューションズは、社会生活や企業活動を支えるソリューションを提供し、持続可能な社会の実現に取り組んでいます。

ニュースリリース

2019年2月12日
株式会社日立ソリューションズ

KDDIエンジニアリングの大規模基幹システムのモダナイゼーションを実現

経営情報の迅速な把握、事業環境変化に柔軟な対応ができるシステムが評価され、 企業情報化協会の平成30年度IT特別賞を受賞

 株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:星野 達朗/以下、日立ソリューションズ)は、KDDIグループの情報通信インフラの建設などの中核事業を担っているKDDIエンジニアリング株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:佐藤 進/以下、KDDIエンジニアリング)の基幹システム(財務会計、ワークフロー、勤務工数、人事・給与など)をモダナイゼーションし、稼働を開始しました。KDDIエンジニアリングは、本プロジェクトにおいて、2018年11月20日に、公益社団法人企業情報化協会の「IT特別賞(レガシーモダナイゼーション賞)」を受賞しました。
   KDDIエンジニアリングでは、事業規模の拡大と従業員数の大幅な増加に伴い、スクラッチで開発された基幹システムの機能追加を繰り返す中、業務の煩雑化やデータ構造の複雑化が課題になっていました。
  そのような中、KDDIエンジニアリングは、受注から納品、工数管理、外注、納品、検収までのシームレスなサプライチェーンの実現をめざし、Dynamics 365, Office 365, そして日立ソリューションズの人事総合ソリューション「リシテア」を導入し、複数のシステムのモダナイゼーションを同時に実現しました。
   KDDIのパブリッククラウドサービスであるKDDIクラウドプラットフォームサービス上に構築された新たな基幹システムは、経営戦略や業務の変化へ柔軟・迅速に対応可能です。内部統制的なリスクも解消できるシステムを構築できたことやクラウドによる工期短縮、コスト削減を実現し、今後のスケールアップやスケールアウト、BCP対策や性能問題への迅速な対応も可能になりました。

 

■ 背景

 KDDIエンジニアリングは、2005年の会社設立以来、事業拡大とともに従業員数が約600名から3,500名へと、6倍に増加する中、スクラッチで開発された基幹システムの機能追加を繰り返し対応してきました。
  その結果、従来のレガシーなシステムでは、データ構造が複雑化・肥大化しており、複数のシステムへの二重入力が必要になるなど、業務が個別最適化され、煩雑化するという課題が発生し、経営情報のタイムリーな把握が難しい環境でした。また、多くの基幹システムは老朽化が進んでおり、同時期に刷新する必要に迫られていました。
  そのような背景から、KDDIエンジニアリングは、多くの企業で実績のあるMicrosoft Dynamics 365, Office 365および人事総合ソリューションのリシテアをシームレスにつなぐモダナイゼーションを提供できる日立ソリューションズとともに、複数の基幹システムのモダナイゼーションと、業務の標準化を行い、2018年4月より、経営情報のタイムリーな可視化を実現しています。

■ KDDIエンジニアリングにおけるモダナイゼーションの効果

  • 受注から納品、工数、外注、納品、検収まで一気通貫のサプライチェーンを実現したことで、各工程間における手作業のオペレーションが不要になった
  • 部門別、事業別で精度の高い経営情報を収集することで、リアルタイムで各種分析が可能となった
  • クラウドを適用して実現したことで、今後の事業環境への変化へ柔軟に追従していくことが可能となった

■ 日立ソリューションズのIT資産のモダナイゼーション事業について

日立ソリューションズのIT資産のモダナイゼーション事業は、お客様の業務標準化や可視化に必要な統一したアーキテクチャにより、クラウド上で複数のシステムのモダナイゼーションを提供します。Microsoft Azureをはじめとした各種パブリッククラウドを組み合わせて実現しており、事業環境の変化へ柔軟に追従させていくことが可能です。
  日立ソリューションズは、2018年9月1日に「ITモダナイゼーションセンター」を設立しました。これまでワールドワイドでリードしてきたDynamics事業に加え、日本マイクロソフトとの連携を強化した「ビジネスソリューション on Microsoft Azure」を推し進め、Microsoft Azureをはじめとするパブリッククラウドサービスを活用したソリューション提供を強力に推進し、お客様のIT資産のモダナイゼーションに努めてまいります。

 


図:モダナイゼーションの概念図

https://www.hitachi-solutions.co.jp/ms-solutions/sp/itmc/

■ お客様からのコメント

KDDIエンジニアリング プロセス改革本部副本部長 中尾 仁史様から、コメントをいただいています。
  「業務で活用していたMicrosoft製品との親和性を考えた提案や、私たちの業務や体質を理解したプロジェクトサポートなど、寄り添った対応をしていただけました。
  その結果、複数システムの同時刷新でしたが、大きな問題なく稼働させることができ、その成果を企業情報化協会からIT特別賞という形で表彰を受けることができました。
  今後も弊社の発展に向け、日立ソリューションズに引き続きご助力をお願いしたいと考えております。」

 

■ 企業情報化協会 ニュースリリース「平成30年度(第36回)IT賞」受賞企業

■ 日立ソリューションズのMicrosoft Dynamics 事業について

日立ソリューションズグループは、 Microsoft Dynamics 365 ビジネス推進に欠かせない、グローバル対応力、多数の導入実績、業種知識を生かしたソリューション群、およびマイクロソフト社とのパートナーシップの4つの強みを持っています。これらの強みを生かし、グループ各社と共に、全世界で一貫したグローバルソリューションを提供しています。
  グローバルな「2018 Microsoft Partner of the Year Awards」選考では、115の国と地域から応募があった2,600を超えるパートナーの中から「Dynamics 365 for Field Service Partner of the Year」部門のファイナリストに選出されたほか、日本でも3年連続で Microsoft Dynamics 365 に関するマイクロソフト パートナー オブ ザ イヤー アワードを受賞しています。
https://www.hitachi-solutions.co.jp/dynamics/sp/

 

■ 日立ソリューションズの人事総合ソリューション「リシテア」について

日立ソリューションズの人事総合ソリューション「リシテア」シリーズは、1994年の提供開始以来、従業員が行う就業管理や各種申請業務、人事部門の人事・給与管理業務の効率化や、企業の重要な経営課題である人財戦略を支援するソリューションとして、国内大手企業を中心に約1,270社へ導入され、172万人以上(2018年9月末現在)に利用されています。昨今の働き方改革の動向を見据え、働き方の見える化を実現し現場での自律的な改善を促すための「リシテア/HRダッシュボード」を10月に販売開始しました。また、働き方改革関連法の施行にも対応し、お客様の働き方改革の推進を支援します。
https://lysithea.jp/

 

お問い合わせ
ニュースリリースに関する
お問い合わせ・ご相談など

WEBからのお問い合わせ

資料請求・お問い合わせ

<報道機関からのお問い合わせ先>

担当部署:経営企画本部 広報・宣伝部
担当:安藤、廣納(ひろのう)
TEL:03-5479-5013  
E-mail:koho@hitachi-solutions.com

※ リシテアは、株式会社日立ソリューションズの登録商標です。

※ その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。


AdobeReader

PDFファイルをご覧いただくには "Adobe Reader"が必要です。
最新版はAdobe社のWebサイトよりダウンロードできます。(無償)

お問い合わせ ニュースリリースに関するご質問・ご相談など

WEBからのお問い合わせ

資料請求・お問い合わせ