日立ソリューションズは、社会生活や企業活動を支えるソリューションを提供し、持続可能な社会の実現に取り組んでいます。

ニュースリリース

2019年9月27日
株式会社日立ソリューションズ

RPAの全社展開で課題となるライセンスや運用にかかるコストを
RPA運用支援クラウドサービスとJP1/AJS3との連携によって低減

 株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:星野 達朗/以下、日立ソリューションズ)は、米国Automation Anywhere社(以下、AA社)のRPA製品「Automation Anywhere」の導入・運用を支援する「RPA*1運用支援クラウドサービス」において、ソフトウェアロボット(以下、ロボット)の実行端末の効率的な利用を支援する機能を追加し、9月30日から提供開始します。

*1 Robotic Process Automation

 昨今、企業のRPAの活用が加速する中、ロボットが部門ごとにバラバラに管理され、実行端末の増加に伴うライセンスの追加購入や、エラー時の対処の遅れなど、システム管理部門の運用管理負荷の増大が課題になっています。
 日立ソリューションズは、この課題を解決するため、1月から「Automation Anywhere」と日立製作所の統合システム運用管理ソフトウェア「JP1」のジョブ管理製品「JP1/Automatic Job Management System 3(以下、JP1/AJS3)」を連携し、システム管理者がロボット全体の実行スケジュールを視覚的に参照でき、ロボットの動作監視や、実行結果の確認を簡単にできるようにしました。
 このたび、本サービスを「JP1/AJS3」と連携することで、部門ユーザーからもロボットの実行スケジュールを視覚的に参照でき、ロボット実行端末の空き時間を確認した上で、ロボットの実行スケジュールの自動登録が可能となります。
 これにより、システム管理者は手間をかけずに、複数のロボットの実行スケジュールを全体最適の視点で調整できるようになり、実行端末の稼働率を向上させ、ライセンスの追加購入の抑制など、RPAの全社展開で課題となるライセンスや運用にかかるコストの低減を図ることができます。
 日立ソリューションズは今後も、幅広い企業に向けてRPAの効果的な活用を強力に支援していきます。


図:「JP1/AJS3」と連携した「RPA運用支援クラウドサービス」の概要

■ 背景

企業では「働き方改革」を推進する上で、組織の生産性向上を目的にRPAやAIを活用した業務の自動化や効率化への取り組みが加速しています。
 このような中、日立ソリューションズは、2017年からRPAの専任部署を立ち上げ、AA社のRPAを全社で活用し、導入から運用・管理までのノウハウを培ってきました。これらを生かし、2018年9月にAA社のRPAの迅速な導入やロボット開発・管理を支援する本サービスを提供開始しました。
 近年、RPAの導入は、「一部組織」での事前検証から「複数部門・全社」での本格的な導入へとシフトしており、企業全体で増加するロボットを効率的に運用していくことが重要な課題となっています。
 たとえば、ロボットの増加は、ロボットを稼働させるためのRPAの追加ライセンスの購入につながります。追加購入を抑えるためには、ロボットを効率的に動作させることが必要になるため、複数のロボットの実行スケジュールを統合管理しなくてはなりません。
 統合管理することで、システム管理者は全体最適の視点でロボットの実行スケジュールを調整し、実行端末の稼働率向上を実現できます。また、ロボットの実行監視によって、遅延やエラーが発生した際に後続するロボットに影響が出ないように適切な対処を行えるようになります。
 日立ソリューションズはこのたび、「RPA運用支援クラウドサービス」と「JP1/AJS3」を連携することで、このような課題を解決し、RPAの全社展開で課題となるライセンスや運用にかかるコストの低減を実現します。

■ 提供開始日

9月30日

■ 提供価格(税抜)

RPA運用支援クラウドサービス:初期費用100,000円、サービス利用料 月額300,000円~
Automation Anywhereと連携するためのJP1/AJS3のオプションサービス:年額268,800円〜
JP1(Automation Anywhere連携の前提となるJP1/Base、JP1/AJS3):年額188,400円~

■ 「RPA 業務自動化ソリューション」について

■ Automation Anywhere社について

Automation Anywhere 社は、RPAのリーディングカンパニーであり、ワールドワイドで1,700社を超える企業への導入実績を持ちます。最近では、ロボットのマーケットプレイス「Bot Store」にて再利用可能なライブラリ「MetaBot」を提供しています。「MetaBot」には、多くの企業で利用されている「Microsoft Dynamics」やセールスフォースドットコムなどのサービスと連携するライブラリも含まれます。
 企業は、「MetaBot」の利用と合わせて、「RPA運用支援クラウドサービス」で提供されるガイドラインやFAQを活用してロボットを開発することにより、一層の効率向上を図れます。
 さらに、Automation Anywhereの最新版(V.11)では、日本語対応、ロボット処理の管理機能の強化や、EU(ヨーロッパ連合)の一般データ保護規則(GDPR)への対応に加え、セキュリティ機能が強化されています。

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担当部署:経営企画本部 広報・宣伝部
担当:廣納(ひろのう)、安藤
TEL:03-5479-5013  
E-mail:koho@hitachi-solutions.com

※ Automation Anywhereは、Automation Anywhere,Inc.の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
※ JP1は、株式会社 日立製作所の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
※ Microsoft、Dynamicsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
※ その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

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