日立ソリューションズは、社会生活や企業活動を支えるソリューションを提供し、持続可能な社会の実現に取り組んでいます。
2020年12月22日
株式会社日立ソリューションズ
オートメーション・エニウェア・ジャパン株式会社
複数のRPA製品を統合し、ロボットを共有、管理コストを低減し、ガバナンスも強化
株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:星野 達朗/以下、日立ソリューションズ)とオートメーション・エニウェア・ジャパン株式会社(カントリーマネージャー 日本営業統括:由井 希佳、本社:東京都千代田区、以下:オートメーション・エニウェア)は、大手総合建設会社の清水建設株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:井上 和幸/以下、清水建設) に、「RPA運用支援クラウドサービス」とサーバー型RPA
清水建設は新システムによって、全社でのロボットの利用状況や開発状況、運用スケジュールなどを可視化できるようになりました。社内に専任チームを設置し、ロボットの開発プロセスや運用ルールを標準化することで、管理コストの低減とガバナンスの強化を図るとともに、開発済みロボット、および開発時FAQの共有、ロボット用部品の共通化を進めるなど開発の効率化も図りました。
清水建設は全社標準のRPA製品を「Automation Anywhere Enterprise A2019」にし、単純作業やデータ作成・集計作業などの間接業務の15%を自動化する計画です。さらに、海外拠点やグループ会社に対しても業務自動化を促進していきます。
日立ソリューションズとオートメーション・エニウェアは今後も、幅広い企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)と生産性向上を実現していきます。
少子高齢化による労働者不足が進む中、建設業ではITを活用し、生産性向上を図ることが重要な経営課題となっています。
清水建設ではこれまで、部門ごとにさまざまなベンダーのRPA製品を導入しており、管理コストの増加やロボット開発ノウハウの分散、セキュリティリスクなどへの対策が課題でした。
日立ソリューションズは、2016年にオートメーション・エニウェアと日本初の販売代理店契約を締結し、自社において全社で導入し、運用ノウハウを蓄積してきました。そのノウハウを生かし、開発ガイドラインやロボットのサンプルなどをポータルサイト上で提供する「RPA運用支援クラウドサービス」や、ワークフローを活用して業務プロセス全体を自動化する「Workato」など、RPAの全社活用を支援するさまざまなサービスを提供してきました。
このたび、「Automation Anywhere Enterprise A2019」の大規模な活用における管理機能と、日立ソリューションズの導入・運用ノウハウを適用した「RPA運用支援クラウドサービス」が清水建設から評価され、導入決定に至りました。
1. サーバー管理型RPAを導入し、標準化を推進
「Automation Anywhere Enterprise A2019」の特長のひとつは、管理サーバーでロボットを稼働することです。管理者はこれにより、ロボットの稼働状況を把握できるようになり、トラブルで止まっているロボットに対応したり、空いているロボットを他の組織で動かしたりするなど、稼働率の向上を図ることが可能となります。今後は全社標準のRPA製品を「Automation Anywhere Enterprise A2019」として全社活用を加速させます。2. 専任の運用チームを設置し、開発プロセスを標準化
デジタル戦略推進室を中心に「RPA推進チーム」を設置しました。また、開発環境と本番環境をそれぞれ用意し、ワークフローでユーザー部門による利用申請を受け付けるなど、開発プロセスの標準化を実現しました。さらに、全社でのロボットの利用用途や開発状況、運用スケジュールが可視化され、センターで効率よく管理することができるようになりました。3. 開発プロセスの運用ルールやロボット開発・運用のノウハウを共有するポータルサイトを設置
「RPA運用支援クラウドサービス」を利用し、開発プロセスの運用ルールやロボットのサンプル、開発時のFAQなどを全社で情報共有することができるポータルサイトを構築しました。
オートメーション・エニウェアは、Bot(ソフトウェアロボット)を使用した RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)分野のリーダー企業で、RPA と AI、機械学習、分析などの機能を組み合わせた高度な自動化プラットフォームを、世界で唯一 Web ベース/クラウドネイティブで提供しています。業務プロセスの始めから終わりまでを自動化する Bot =「デジタルワーカー」は短時間の準備でスタートさせ、全社に効率的に展開することができます。デジタルワーカーに反復作業を担わせることで、業務の生産性を大幅に向上させるだけでなく、カスタマーエクスペリエンスや従業員エンゲージメント向上をも実現できます。当社が世界で初めて運用を始めた Bot のマーケットプレイス「Bot Store」では 1,000 を超えるインテリジェントオートメーションのソリューションを利用できます。そして約2,000社のパートナーと協業しながら、240 万以上の Botが世界のさまざまな業界/企業で稼働しています。詳細は以下サイトをご覧ください。
https://www.automationanywhere.com/jp
https://www.facebook.com/AutomationAnywhJP/
https://twitter.com/AutomationAnwJP
担当部署:経営企画本部 広報・宣伝部
担当:安藤、廣納(ひろのう)
E-mail:koho@hitachi-solutions.com
※ Automation Anywhereは、Automation Anywhere,Inc.の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
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