日立ソリューションズは、社会生活や企業活動を支えるソリューションを提供し、持続可能な社会の実現に取り組んでいます。
2021年2月16日
株式会社日立ソリューションズ
経営状況の可視化によるスピーディな意思決定と業務の標準化を実現
株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:星野 達朗/以下、日立ソリューションズ)は、化粧品メーカーの株式会社 資生堂(本社:東京都中央区、代表取締役 社長 兼 CEO 魚谷 雅彦/以下、資生堂)が国内外のヘアサロン向けのアイテムを提供するプロフェッショナル事業において、基幹系業務システムをマイクロソフト社のクラウドサービス「Microsoft Dynamics365 for Finance and Operations(以下、Dynamics 365)」に刷新しました。本システムの対象は、グローバルプロフェッショナル事業本部、販売会社である資生堂プロフェッショナル株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:朝妻久恵/以下、SPI)、およびShiseido Professional (Thailand) Co.,Ltd.(本社:タイ バンコク、Managing Director : Teerada Ambhanwong/以下、SPT)の基幹系業務システムで、2019年3月に国内、2020年2月には、SPTのシステムが稼働しました。
資生堂、SPI、およびSPTは、本システムで基幹系業務を統合管理し、経営状況の可視化や業務の標準化、ガバナンスの強化を図るとともに、スピーディな意思決定や物流コストの低減を実現しています。
資生堂のプロフェッショナル事業の商流や物流は、一般消費者向けの事業と大きく異なるため、その基幹系システムは資生堂本体とは別に存在していました。プロフェッショナル事業においても、SPTでは独自のシステムを利用、業務プロセスも異なっており、プロフェッショナル事業全体の経営数値を同軸で把握することが難しく、データ収集や集計に負荷がかかっていました。加えて、本社事業部およびSPIの基幹系システムでは、担当ベンダーの事業終了に伴い、システムの切り替えが急務となっていました。
新システムは、資生堂で購買管理・販売計画・在庫管理・販売管理の4機能、SPIとSPTで購買管理・在庫管理・販売管理・会計の4機能が必要とされていました。グローバルプロフェッショナル事業本部は、それに加えて、外部の工場や倉庫との連携、拡張性、データの統制、グローバルに利用できる点を重視することとしました。また、3社それぞれの業務に新システムを合わせるのではなく、導入するソフトウェアパッケージの機能に合わせて業務を標準化することを決定しました。
日立ソリューションズは、Dynamics 365をベースに、上記に掲げられたすべての条件を満たした点に加えて、タイのグループ会社を活用した現地での対応力が評価され、受注および実装に至りました。
資生堂 グローバルプロフェッショナル事業本部 ファイナンス・オペレーション部 ロジスティクスグループ グループマネージャー 細谷 亮 氏より、以下のコメントをいただいています。
「業務を中断することなく、システムを切り替えることができ、稼働後の安定性にも十分に満足しています。
新システムによって、本社事業本部がSPIやSPTの経営データをいつでも把握できるようになり、経営判断をタイムリーに下せるようになりました。業務プロセスの見直しにより標準化が進み、ガバナンスの強化にもつながったことも高く評価しています。
また、在庫管理の精緻化により、物流コストが低下した上、オペレーションミスも減少しています。今後はサプライチェーンのさらなる効率化をめざしていきます」
日立ソリューションズグループは、グローバル対応力、多数の導入実績、業種知識を活かしたソリューション群、マイクロソフト社とのパートナーシップ、の4つの強みを持っています。これらの強みを生かし、グループ各社とともに、全世界で一貫したグローバルソリューションを提供しています。
日立ソリューションズは、今後も、企業の基幹業務システムの課題に対し、「Microsoft Dynamics 365 統合ERP構築サービス」の提供を通じて、経営基盤強化に貢献していきます。
URL:https://www.hitachi-solutions.co.jp/dynamics/sp/
担当部署:経営企画本部 広報・宣伝部
担当:多田、安藤
E-mail:koho@hitachi-solutions.com
※ Microsoft Dynamics、Dynamics 365、は、マイクロソフト コーポレーションの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
※ 本文中の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
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