日立ソリューションズは、社会生活や企業活動を支えるソリューションを提供し、持続可能な社会の実現に取り組んでいます。
2022年1月26日
株式会社日立ソリューションズ
デバイスを常に安全な態勢に保つ「秘文」とOkta の「ユーザー認証」で、運用管理負荷を大幅に軽減
株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:山本 二雄/以下、日立ソリューションズ)は、デバイスの状態を自動で安全な態勢に保つ「秘文 統合エンドポイント管理サービス」において、IDaaS
ゼロトラストセキュリティでは、企業リソースへのアクセスの際にユーザーを認証するだけでなく、ユーザーが使用しているデバイスが許可された安全なものかを確認する厳格なアクセス管理が求められます。
本サービスは、Oktaとの連携により、ユーザーの認証に加え、企業が許可したデバイスであることを証明書で確認し、さらにデバイスのセキュリティ状態が安全であることを確認するデバイス認証を提供します。また、秘文のポスチャマネジメントが、デバイスの状態を常に安全な態勢に自動で保持 するため、システム運用者の業務負荷をかけずに、企業内のすべてのデバイスの厳格なアクセス管理を実現できます。
日立ソリューションズは、「秘文」を通じて、場所や時間にとらわれずに安心して働ける環境や、サービスを安全に届けられる環境の整備を支援していきます。
図1: 秘文+Oktaで実現する厳格なアクセス管理
新常態において、企業がDX推進を加速させる中、サイバー攻撃対策や企業が支給したデバイス以外からのシステムへのアクセス禁止など、ゼロトラストセキュリティに向けた関心が高まっています。その第一歩として、シングルサインオンやアクセス制御を可能とするIDaaSの導入が急速に広がっています。
さらに、ゼロトラストセキュリティでは、マルウェアの侵入・拡散の防止などの目的で、証明書を利用した私物デバイスの排除や、セキュリティ態勢に基づいたデバイスの認証が求められます。これらの認証では、ユーザーやデバイスの状態に応じて信頼性を判断し、企業内のシステムや情報などのリソースへのアクセスを厳格に制御することが重要です。
このような環境では、ユーザーがアクセスする際にデバイスのセキュリティ状態が安全でなかった場合に、企業リソースへのアクセスが禁止されてしまうため、業務が阻害されることがあります。業務継続のためには、システム運用者は、デバイスの証明書の他にも、OSのパッチ、セキュリティ設定、脆弱性の対策などのデバイスの状態を常に安全な態勢に保持する必要があり、その業務負荷が課題となります。
こうしたゼロトラストセキュリティに向けた関心の高まりやお客様のニーズに対応するため、ユーザーおよびデバイスを動的に認証し、システム運用の業務負荷をかけずにデバイスの厳格なアクセス管理を実現する「秘文 統合エンドポイント管理サービス」のIDaaS連携を提供することになりました。
日立ソリューションズは、2018年9月より、国内初のディストリビュータとして、IDaaSのグローバルスタンダードであるOktaを提供してきました。これまでのOktaに関する問い合わせの約6割に、ユーザー認証の要件に加えて「デバイス認証」の要件が含まれていました。このことからIDaaS連携の第一弾としてOktaとの連携を実現しました。
1.ゼロトラストセキュリティに必要な厳格なアクセス管理を支援
ユーザーIDの認証に加え、私物のデバイスを使用していないかどうかや、OSのパッチ、セキュリティ設定、脆弱性の対策状況など、さまざまなデバイスのセキュリティ状態に基づき、デバイスの状態を動的に評価して認証します。これらの仕組みにより、ゼロトラストセキュリティで必要となる、企業内の情報やシステムへの厳格なアクセス管理を支援します。
2.自動化による運用管理負荷の軽減
秘文のポスチャマネジメントにより、OSのパッチ、セキュリティ設定、脆弱性などの対策については、自動的に行います。パッチ適用や設定変更が自動で実施されるため、厳密なアクセス管理と業務継続の両立に必要な運用負荷を大幅に軽減します。また、証明書管理において、従来は管理者が行っていた、セキュリティ態勢が維持されていないデバイスの証明書の失効やセキュリティが確保された際の証明書の発行など、セキュリティ証明書の発行から配布までの運用をバックグラウンドで、自動で行います
。2022年2月28日
以下2通りのライセンスを提供します。
業務現場におけるリモートワークの普及やクラウドシフトにより、従来の社内・社外による境界防御はもはや通用しなくなっていることから、人やデバイスを新たな境界線として、アクセスの度に認証し、動的にポリシーを適用するゼロトラストセキュリティに対応することが不可欠です。その意味で、今回のOktaと秘文のポスチャマネジメントを連携したサービスにより、場所に依存しない厳格なセキュリティの実現に貢献できることをうれしく思います。
株式会社日立ソリューションズ 経営戦略統括本部 経営企画本部 広報部 [担当:多田、安藤]
〒140-0002 東京都品川区東品川4-12-7
E-mail:koho@hitachi-solutions.com
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