日立ソリューションズは、社会生活や企業活動を支えるソリューションを提供し、持続可能な社会の実現に取り組んでいます。
2022年5月18日
株式会社日立ソリューションズ
生産準備データを統合管理し、開発・生産準備期間の短縮や適正品質の作り込み、コスト競争力の強化を達成
株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:山本 二雄/以下、日立ソリューションズ)は、製造業向けに、工程設計や品質設計の工程で生じる生産準備データを統合管理し、BOP(Bill Of Process)
本ソリューションは、製品設計から製品利益計画、原価企画、購買計画、工程設計、品質設計などの生産準備データを統合管理し、工程設計と品質設計の情報を紐づけるデジタルデータ基盤を提供します。部門間のBOM などの製品設計や品質実績のデータとも連携させることで、工程設計情報と同期の取れた品質管理を実現します。
企業はこれにより、データを基にした改善施策や開発・生産工程のリードタイムの短縮、適正品質の作り込み、納期の最適化など、BOPを軸としたQCD改善活動を行えます。さらに、品質設計業務の生産性向上や部門を超えた技術情報、ノウハウの活用が可能となります。
日立ソリューションズは今後も製造業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援していきます。
図:「生産準備業務向けDX推進ソリューション」の概要図
製造業のグローバル化が進展する中、ITを活用し、グローバルでのコスト最適化や市場ニーズへの適合、サプライチェーンの再構築など、外部環境の変化に柔軟に対応し、市場競争力のある製品を短期間で提供していく重要性が増しています。また、国内おけるベテラン技術者の高齢化や労働人口の減少に伴い、製造現場では工場や部門ごとの情報をデータ化して統合管理することで、属人的なプロセスを解消し、設計・製造現場との連携を強化するニーズが高まっています。
日立ソリューションズはこれまで、数多くの製造業向けに、事業計画や製品利益計画の作成、および原価企画活動を支援するコストマネジメントソリューションを提供してきました。このたび、工程ごとに分散管理されている設定情報や品質管理情報を統合管理し、QCD改善活動や組織的な原価企画を支援する「生産準備業務向けDX推進ソリューション」を提供します。
1.BOM・BOP情報のデジタル化と一元管理で部門間連携強化とノウハウの集約を支援
BOM・BOPを軸に設計・製造・品質情報をデジタルデータとして集約し、統合管理することで、技術情報やノウハウの活用基盤として資産化することが可能です。部門横断で情報を活用することで、設計や製品開発期間の短縮に貢献します。
製造環境を考慮した品質基準や品質保証ノウハウを資産化し、設計・製造現場と連携した品質マネジメントを可能にします。
2.生産コストを最適化するコストマネジメントを実現し、コスト競争力強化を支援
 新製品の市場投入において、必要な機能と品質の制約下で利益を最大化するための生産体制の確立を支援します。原価目標を設定し、その実現のために各部門(企画、営業、設計、生産技術、購買など)が工程設計情報と同期のとれたデータを活用し、連携して生産コストを最適化するための組織的なコストマネジメント(原価企画)を支援します。
3.IoTデータ活用による改善活動を支援
生産実績など、現場のIoTデータを収集し、活用することで、製造・品質条件、基準値の精度向上を図り、設計・製造現場の改善活動を支援します。
個別見積もり
2022年5月19日
株式会社日立ソリューションズ 経営戦略統括本部 経営企画本部 広報部 [担当:多田、安藤]
〒140-0002 東京都品川区東品川4-12-7
E-mail:koho@hitachi-solutions.com
※ 本文中の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
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