日立ソリューションズは、社会生活や企業活動を支えるソリューションを提供し、持続可能な社会の実現に取り組んでいます。
2023年7月12日
株式会社日立ソリューションズ
巧妙化するランサムウェア攻撃やデータのクラウドシフトに対応するために「データバックアップソリューション」を強化
株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:山本 二雄/以下、日立ソリューションズ)は、「データバックアップソリューション」のラインアップを拡充し、データの統合的なバックアップや、ランサムウェア攻撃によるバックアップデータの改ざん防止を実現します。
Commvault System, Inc.(所在地:米国ニュージャージー州、President & CEO:Sanjay Mirchandani)が提供する、オンプレミスやMicrosoft 365などのSaaS、クラウド上のデータをバックアップする「Metallic」と、Rubrik, Inc.(所在地:米国カリフォルニア州、Co-Founder & CEO:Bipul Sinha)が提供する、ランサムウェア攻撃によるバックアップデータの改ざんを防ぐ「Rubrik」について、販売代理店契約を締結し、7月18日より提供開始します。
Metallicは、バックアップ機能とストレージエリアを提供するSaaSです。管理者は、ブラウザ上の画面から数ステップで導入でき、あらゆる場所にあるデータの一元管理が可能となります。また、Rubrikは、認証されたAPI経由でのみバックアップデータの書き込みを許可し、上書きができないアーキテクチャの採用により、バックアップデータの不正な書き換えを防ぐことができるバックアップ製品です。バックアップの頻度と保持期間を設定するだけで運用を自動化し、万が一に攻撃された場合でも、被害範囲の特定とクリーンなバックアップデータによる復旧まで支援します。Metallic、Rubrikともに、データの増加に対応するスケールアウトが容易で、お客さまの運用負担を軽減できます。
日立ソリューションズは、データ保護やBCP対策に関する長年のノウハウを活かし、お客さまのニーズに合わせたデータバックアップソリューションの拡充を進めます。さらに、サイバー攻撃対策やゼロトラストセキュリティを強化するサイバーレジリエンスソリューションとともに、企業のサステナビリティ経営とレジリエントな社会の実現に貢献していきます。
図 データバックアップソリューションの概要イメージと強化ポイント
高度化し、巧妙化するランサムウェア攻撃や、DX推進によって加速するクラウドシフトにより、データを取り巻く環境は大きな変化を続けています。
企業はサーバーや仮想マシン、PC、タブレット、クラウドなど、さまざまなIT環境にデータを保有するようになり、それぞれをバックアップすることは、企業にとって複雑な管理と大きなコストを必要とします。
また、ランサムウェアをはじめサイバー攻撃は年々巧妙化しており、企業や組織が被害にあうケースが増加しています。マルウェアが企業や組織のネットワークに侵入した場合、復旧には莫大な費用と時間がかかり、情報漏洩のリスクも高まります。さらに多くのSaaSベンダーは、サイバー攻撃によってデータが破損しても、その復旧に責任を負わない姿勢を示しており、企業は自社のデータを守るために、従来のバックアップ環境を見直す必要に迫られています。
日立ソリューションズは、従来よりデータバックアップソリューションを提供してきました。このたび、バックアップの新たな課題に対応するため、クラウドとの高い親和性を持つMetallicと、ランサムウェアの攻撃に高い対抗力を持つRubrikを提供開始いたします。
1. クラウドとオンプレミスを統合したバックアップも可能な「Metallic」
Metallicは幅広い環境のバックアップが可能で、Microsoft Azureとの連携により、データ量増加による自動スケールアウトにも対応します。利用者データの保護が利用企業側に求められるSaaS(Microsoft 365、Microsoft Dynamics 365、Salesforce)のバックアップに優れており、また、オンプレミスとクラウドを統合したバックアップも可能です。導入から管理運用まで、全てをブラウザ上の画面から行うことができます。
2. ランサムウェア脅威に対抗したバックアップの取得が可能な「Rubrik」
Rubrikは、イミュータブル(変更不可)ファイルシステムにバックアップを取得することで、ランサムウェアによるデータ破壊からバックアップデータを守ります。バックアップデータからランサムウェアの感染状況や、機密データがどの対象に存在するかを可視化することが可能です。データ量の増加にはスケールアウトで対応します。また、データ保護ポリシーを作成すれば、バックアップの運用・管理を自動化できます。ハードウェア・アプライアンスでの提供により導入や運用に掛かる負荷を軽減します。
個別見積
2023年7月18日
株式会社日立ソリューションズ 経営戦略統括本部 経営企画本部 広報部 [担当:秋山、大鳥]
〒140-0002 東京都品川区東品川4-12-7
E-mail:koho@hitachi-solutions.com
※ 他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
PDFファイルをご覧いただくには "Adobe Reader"が必要です。
最新版はAdobe社のWebサイトよりダウンロードできます。(無償)