日立ソリューションズは、社会生活や企業活動を支えるソリューションを提供し、持続可能な社会の実現に取り組んでいます。
2023年10月10日
コベルコシステム株式会社
株式会社日立ソリューションズ
コベルコシステム株式会社(本社:兵庫県神戸市灘区、代表取締役社長:瀬川文宏、以下コベルコシステム)と、株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:山本二雄、以下日立ソリューションズ)は、SAP S/4HANAを利用している企業向けのコンプライアンスや海外子会社へのガバナンスを強化するソリューションの共同開発に向け、協業することを10月10日に合意しました。
コベルコシステムの製造業向けにSAP S/4HANAをカスタマイズしたERPテンプレート「HI-KORT」と、企業の輸出管理業務を支援する日立ソリューションズの「安全保障貿易管理ソリューション」を連携し、製造業の標準業務フローにおいて、安全保障貿易に関する審査・判定業務をシームレスに連携し、提供することをめざします。
コベルコシステムと日立ソリューションズは、製造業の企業にとって欠かすことのできない輸出管理業務において、SAP S/4HANAの標準を補完する機能を提供することで、今後も企業のグローバルサプライチェーンのリスク低減に貢献していきます。
図1:HI-KORTと安全保障貿易管理ソリューションの連携イメージ
SAPのERP製品は、充実した機能と多岐にわたる対応業種により、国内外で多数の企業が導入しているERPパッケージです。
また、昨今、企業のグローバル化や国際情勢の不安定化、自由貿易協定の複雑化などに伴い、企業のコンプライアンス経営において、安全保障貿易管理の重要性が高まっています。企業では、専門知識やスキルの習得、事務処理の効率化、法令遵守などが課題となっています。
コベルコシステムは、製造業および工事業への豊富な導入経験や知見を活かし、製造業・工事業に特化したテンプレートHI-KORT(ハイコート)を開発し、提供してきました。しかしながら、製造業に欠かせない製品輸出入の管理において、日本国内の制度や運用に沿ったカスタマイズが増大していることが課題となっていました。
日立ソリューションズは2016年から製造業や商社などで培った輸出管理業務の知識、海外グループ企業への導入実績、システム連携のノウハウを蓄積しています。そのため、実績ある日立ソリューションズのシステムを標準機能として追加することで、企業がコストをかけずに短期間で導入できるよう、このたび、両社の知見やノウハウを連携させたソリューションの提供に向け、協業することになりました。
(1) 顧客審査:最新の懸念リストとの定期照合により、顧客の懸念性を審査
(2) 該非判定:リスト規制やキャッチオール規制等に該当する品目であるかを審査
(3) 取引審査:取引リスクの高低に応じて設定されたフローを用いて取引を審査
SAP社のERPパッケージであるSAP S/4HANAを製造業向けにカスタマイズしたテンプレートです。お客さまの業種に合わせたラインアップを取り揃えています。
詳細は以下をご参照ください。
URL:https://www.kobelcosys.co.jp/solution_service/detail/hikort/
引き合いから出荷業務に付随する安全保障貿易管理業務を、一貫性を保ちながら網羅的にサポートします。
詳細は以下をご参照ください。
URL:https://www.hitachi-solutions.co.jp/ttp/
株式会社日立ソリューションズ 経営戦略統括本部 経営企画本部 広報部 [担当:多田、安藤]
〒140-0002 東京都品川区東品川4-12-7
E-mail:koho@hitachi-solutions.com
※ 本文中の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
PDFファイルをご覧いただくには "Adobe Reader"が必要です。
最新版はAdobe社のWebサイトよりダウンロードできます。(無償)