日立ソリューションズは、社会生活や企業活動を支えるソリューションを提供し、持続可能な社会の実現に取り組んでいます。

ニュースリリース

2024年3月25日
株式会社日立ソリューションズ

社内副業を手軽に行えるサービスの提供に向けて、自社で検証を開始

スキル登録からマッチングと時間単位の社内副業、評価した後の対価授受まで一連の流れを検証

 株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:山本 二雄/以下、日立ソリューションズ)は、グループ企業や自社内の人財有効活用とワークシェアの実現に向けて、時間単位で手軽に社内副業を行えるサービスを開発しています。このたび、社員の経歴やスキル登録から募集部門とのマッチング、副業の実施管理、対価として社内チケットに基づいた換算まで、一連の流れを行うプラットフォームを構築し、4月1日より自社で検証を開始します。
  本サービスは、日立ソリューションズが中期経営計画の柱に掲げるSX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)の一環で実施した新事業創出をめざす社内アイディアソンで、全社員の投票結果と経営層へのプレゼンテーションで最優秀賞を得たアイディアを具現化するものです。企業の人財有効活用と同時に、副業を通じた社員の柔軟なキャリア形成、エンゲージメント向上の実現をめざします。
  日立ソリューションズでは、持続可能な社会への貢献と、持続可能な経営に向けた変革活動であるSXに、2022年度から取り組んでいます。持続可能な経営には、従業員体験(EX)の向上が不可欠だと捉え、これまでに、入社3年目の全社員が、手挙げで部署異動に挑戦できる「若年層ジョブマッチング制度」やシリコンバレーで起業に挑戦できる「スタートアップ創出制度」など、社員が自律的にキャリアを形成できる環境を整えています。本検証もEX向上に向けた取り組みとして行うと同時に、そのノウハウをサービス化し、幅広い企業への提供をめざしています。

図: 社内副業を支援するサービス(開発中)で実施する社内検証の概要
図: 社内副業を支援するサービス(開発中)で実施する社内検証の概要

■ 背景

企業では昨今、労働力の確保や、多様な経験や知見を活かした価値創出に向けて、副業による人財獲得への関心が高まっています。なかでも、社員が別部門の業務に携わる社内副業は、企業にとって、育成機会の創出、業務の属人化の防止、社員のワークシェアリングの後押しにつながります。また、社員にとっては、商習慣が分かる自社やグループ企業という心理的安全性の高い環境で、日頃の職場では得られない経験や人的ネットワークにより、能力開発に挑戦する機会になるため、注目が集まっています。しかしながら、副業のマッチングや労務管理、対価の取り扱いまで、社内やグループ内の副業を仲介する人事部門の実務負担が大きく増えることから、実現性が課題となっています。
  今回開発するサービスは、導入した企業の「社員の能力やスキル」と「職場のニーズ」をシステム上でマッチングし、社員が空いている時間に他部門の仕事を時間単位で社内の副業として支援する仕組みを提供します。月や週といった単位ではなく、1日または時間単位で手軽に副業を行えます(特許出願中:特願2024-009183)。社員は社内副業という手軽さ、強みを生かして活躍の機会を広げられ、柔軟なキャリア形成を検討できます。また企業は社内副業の機会を創出することで人財流出の防止だけでなく、社員のスキルを生かしたタレントマネジメントや、人財活用の全体最適など、持続可能な経営につなげる取り組みが可能になります。

■ 社内副業を支援するサービスの社内検証について

社員本人が保有するスキルや経歴をシステムにアクセスして登録すると、プラットフォーム上で公開されます。相談や依頼を行いたい社員は、登録された情報の中から、ニーズに合うスキルや経歴を保有する社員を見つけて打診を行います。内容などがマッチングすれば副業の依頼は成立となり、社内副業の対応後、対価を支払うという流れになります。対価の支払いについては、各企業の制度やシステムに則って行いますが、今回の社内検証では、社内チケットをポイントに換算して評価し、社員個人に支払う運用を予定しています。

【社内検証の概要】
  検証期間:2024年度(半年~最大1年)
  検証対象者:全社員(約5,000名)
  検証項目:

  • 登録されるスキルや経歴の信頼性、ならびに相談や依頼内容とのマッチング精度の向上
  • 実際に行われる副業の内容と、利用者の評価
  • 対価の支払いまでのフローの検証、ならびに関連する人事制度への影響確認

■ 日立ソリューションズのアイディアソン

日立ソリューションズは、2022年度から中期経営計画の柱にSXを置き、パーパスを取り込んだコーポレートフィロソフィーの刷新をはじめ、Diversity, Equity & Inclusion(DEI)推進や人財に関する制度拡充など、社員一人ひとりの成長や働きがいの実感を高めるとともに、データドリブンによる営業活動や業務プロセスの改革を推進しています。この一環で、2022年度に新CSR活動を考えるサステナビリティアイディアソン、ならびに新事業創出をめざしたDX / SX事業化アイディアソンを全社員が応募可能な形で実施しました。サステナビリティアイディアソンの優勝テーマは「介護」、DX / SX事業化アイディアソンの優勝テーマは「社員が保有するスキル・ノウハウの社内での有効活用」となり、2023年度から実現に向けて全社で取り組んでいます。
  URL:https://www.hitachi-solutions.co.jp/company/sustainability/sx-project-story/report/

■ 日立ソリューションズのサステナビリティに対する取り組み

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<報道機関からのお問い合わせ先>

株式会社日立ソリューションズ 経営戦略統括本部 経営企画本部 広報部 [担当:大鳥、安藤]
〒140-0002 東京都品川区東品川4-12-7
E-mail:koho@hitachi-solutions.com

※ 記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

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