日立ソリューションズは、社会生活や企業活動を支えるソリューションを提供し、持続可能な社会の実現に取り組んでいます。
2024年12月4日
北野建設株式会社
株式会社日立ソリューションズ
人手不足や技能伝承が課題となる現場の生産性向上にむけて、協創活動を推進
北野建設株式会社(本社:長野県長野市、取締役社長:北野 貴裕/以下、北野建設)と株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:山本 二雄/以下、日立ソリューションズ)は、建設現場の生産性向上に向けて、生成AI技術で、建設技術の調査や書類作成などの現場作業を省力化するプロジェクトを開始しました。
建設業界が人材不足と高齢化の課題に直面しているなか、北野建設においても生産性向上と技能継承が急務となっています。両社は、建設業界の生産性向上をめざすDX推進プロジェクトの戦略的パートナーとして協創を推進しており、このたび、北野建設に蓄積される情報(技術ノウハウ、報告書など)の活用に向けた、生成AI技術の適応について、実業務での検証を2024年11月から2025年3月まで実施します。
本プロジェクトでは、社内外に蓄積されたデータから技術や工法、規定、ヒヤリハット事例などの情報収集や週次報告書の一部の自動作成を生成AIで行い、検証結果をフィードバックすることで、実用的なソリューションの構築をめざします。
日立ソリューションズは、本プロジェクトのコンセプトを12月11日から開催されるJAPAN BUILD TOKYOで展示すると同時に、2025年春頃に建設業向けにソリューション提供を予定しています。また、北野建設は、本ソリューションの全社採用を視野に入れており、社内蓄積データの有効活用をめざします。日立ソリューションズと北野建設は、建設テックによる業務の生産性向上など、魅力的で働きやすい現場への変革を推進していきます。
図:本プロジェクトでの利用イメージ図
建設業への日本人就業者数が伸び悩み、熟練技術者の高齢化が進む中、北野建設と日立ソリューションズは「魅力的で働きやすい環境」の実現をめざして、2022年度の社内情報基盤システムの構築を皮切りに、全社の業務効率向上を進めています。2023年度から開始した、紙の野帳(やちょう)のデジタル化など建設テックへの取り組みに続き、このたび、社内に蓄積されていく情報やノウハウの有効活用に向け、生成AIの活用を検証するプロジェクトを開始することにしました。
1946年に長野県長野市で設立後、「顧客からの信頼を第一義に考え、高品質・高付加価値なものづくりに徹し、社会の期待に応え、ともに発展する」を経営理念に掲げ、丁寧なものづくりでお客さまからの信頼に応えてきました。創業と同時に東京へも拠点を展開し、国際進出にも取り組み、海外におけるプロジェクトの実績は40カ国以上におよびます。今後も、企画・提案から設計・施工・保守メンテナンスに至るまで、人々が快適に安心して過ごせる環境を提供することを社会的使命と考え事業を継続していきます。
日立ソリューションズは、お客さまとの協創をベースに、最先端のデジタル技術を用いたさまざまなソリューションを提供することで、デジタルトランスフォーメーションを実現し、社会や企業が抱える課題にグローバルに対応します。そして、人々が安全にかつ安心して快適に暮らすことができ、持続的に成長可能な社会の実現に貢献していきます。
株式会社日立ソリューションズ 経営戦略統括本部 経営企画本部 広報部 [担当:大鳥、安藤]
〒140-0002 東京都品川区東品川4-12-7
E-mail:koho@hitachi-solutions.com
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