日立ソリューションズは、社会生活や企業活動を支えるソリューションを提供し、持続可能な社会の実現に取り組んでいます。
2025年3月12日
株式会社日立ソリューションズ
スキルや経験と依頼内容をAIでマッチングし、手続きをシステム化することで人事部門の運用負担を軽減
株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:山本 二雄/以下、日立ソリューションズ)は、グループ企業や自社内の人財有効活用とワークシェアの実現に向けて、社員が時間単位で社内副業ができ、会社が管理できる「社内向け副業マッチングサービス」を、3月13日より提供開始します。
人財の不足と流動化が進み、企業は、労働力不足を補い、若年層からエルダー層まで幅広い社員のスキル開発にもつながる社内副業への関心を高めています。ワークシェアや育成機会として社内副業が期待される一方で、運用面では、社員が持つスキルの共有方法や副業への評価方法、人事部門での負担増加が課題です。
本サービスでは、社員が業務経験や自己研鑽で培ったスキルを自由に登録でき、副業を依頼したい部署はAIが支援する情報検索により、該当スキルを有する社員を見つけて相談します。部署と社員は依頼から実施、評価までを本サービスで完結できるため、人事部門は運用負担が軽減されます。これにより、社員は部署を異動することなく、スキルや経験の活用機会を得られます。企業は社内副業の実現を通じ、社員のモチベーション向上など従業員体験(EX)向上を図れます。また、社員の強みが生きるワークシェアの促進で、全社の生産性向上も可能です。
日立ソリューションズは、2024年9月から半年間、全社員で本サービスの検証を行い、企業側の管理や社員側の利便性を確認しました。成立した副業依頼では、新規事業の企画や製品開発へのナレッジ共有などが行われました。今後はさらに副業内容を社内に公開して募集する形式への対応などサービス拡充を続けます。日立ソリューションズは、人財活用の全体最適につながる本サービスの提供を通じ、企業や社会のSX実現に貢献していきます。
図:本サービスが実現する、スキルマッチングのイメージ
人的資本経営が求められ、企業では、労働力の確保や人財の定着、多様な経験や知見を生かした価値創出に向けて、副業による人財獲得や、熟練者などのスキル保有者の有効活用への関心が高まっています。なかでも、社員が別部署の業務に携わる社内副業は、企業にとって中途採用による人財獲得と育成の負担減に加え、成長機会の創出、ワークシェアの後押しにつながります。また、社員にとっては、日頃の職場では得られない経験や人的ネットワークにより、能力開発への挑戦や強みを生かす機会になります。
日立ソリューションズでは、社会課題起点での新事業創出をめざしたDX / SX事業化アイディアソンを行い、最優秀賞のテーマ「社員が保有するスキル・ノウハウの社内での有効活用」について、2023年度より具現化に向けた取り組みを進めてきました。企業の「社員の能力やスキル」と「職場のニーズ」をシステム上でマッチングし、社員が空いている時間に、他部署の仕事を1日または時間単位での副業で行える仕組みとして、サービス開発を進めました(特許出願中:特願2024-009183)。社員と人事部門の運用負担を軽減し、気軽な副業機会の創出をめざしています。今後も、副業内容を社内に公開して募集する形式での副業機会の創出に向けた機能拡充などのサービス開発を続け、新しい分野に社内でチャレンジできる環境の構築を支援してまいります。
時間単位で、部署異動を伴わない社内副業の実現に向けて、関連部門で、時間管理や対価計算と支払い方法などの制度見直しを行い、一部の事業部を対象にしたプレ検証を経て、全社員を対象とした検証を半年間実施しました。半年間の検証で、「業務効率化の評価」「副業対応者のモチベーション向上」が確認できました。
【社内検証の概要】
検証期間:2024年9月~2025年3月
検証対象者:全社員(約5,000名)
検証実績:
URL:https://www.hitachi-solutions.co.jp/sfms/
日立ソリューションズでの社内検証の詳細については、下記をご覧ください
URL:https://www.hitachi-solutions.co.jp/sfms/case01/
URL:https://www.hitachi-solutions.co.jp/company/sustainability/
DX / SX事業化アイディアソンについては、下記をご覧ください
URL:https://www.hitachi-solutions.co.jp/company/sustainability/sx-project-story/report/
本サービスは、日立ソリューションズのサービス協創基盤「デジタルソリューション創出プラットフォーム」で提供しています。「デジタルソリューション創出プラットフォーム」は、VMware社の「VMware Tanzu🄬」を採用しています。日立ソリューションズが長年培ってきたリーン開発などのノウハウを生かし、迅速な立ち上げから、カスタマーサクセスを実現する継続的な改善をお客さまとの協創で進めます。
株式会社日立ソリューションズ 経営戦略統括本部 経営企画本部 広報部 [担当:大鳥、安藤]
〒140-0002 東京都品川区東品川4-12-7
E-mail:koho@hitachi-solutions.com
※ 記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
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