日立ソリューションズは、お客様の全体最適の視点で豊富なソリューションを組み合わせて提供する『ハイブリッド インテグレーション』を実現します。
2006年6月16日
日立ソフト
日立ソフト(代表執行役 執行役社長:小川 健夫、本社:東京都品川区)は、2004年から 地図を活用して畑・水田・牧草地などの圃場(ほじょう)や土壌情報・農家情報を簡単な操作 で視覚的に管理できる農業情報管理システム「GeoMation Farm(ジオメーションファーム)」 を開発、販売して参りましたが、このたび従来の製品に加えて大幅に情報管理、解析機能を拡充 させた製品をシリーズ化し、本年6月より販売を開始します。主に、農業協同組合、農業共済組 合、農業法人といった農業関連団体および契約農家などを通じて農作物の栽培を行っている食品 メーカーや外食産業などを対象に、約10億円の受注を目指します。
昨今、消費者の食の安全・安心意識の高まりや外国産の安価な農産物の増加に伴い、農
業現場においては農産物の高付加価値化、農業規模の拡大と農業資材の削減による低コスト
化、担い手育成が必要とされてきており、農業をめぐる環境は大きく変わろうとしています。
こうした中で、IT技術を活用して農業に関連したさまざまな情報を蓄積・分析することにより、
情報を活用して効率良く高品質な農業生産を支援する必要性が高まってきています。
当社ではこの様な背景のもと、長年培ってきた地図関連技術を活用して、地図を利用した
農業情報管理システム「GeoMation Farm」を開発し、販売してまいりました。これまでに北海
道を中心として数十団体で活用して頂いています。
今回販売する新バージョンでは、衛星画像を利用した生育解析機能や気象情報管理機能、 土壌分析結果から適正な肥料の種類と量を導き出す施肥設計機能、農業生産現場での情報収集に 役立つ生産履歴管理機能や農作業日誌機能などをオプション機能として新たにシリーズ化しま した。これにより、農業情報の蓄積から分析・活用までを幅広くサポートすることが可能となり ました。
本システムを活用することにより、例えば、衛星画像を利用して圃場ごとに水稲のタンパク 質の量を把握し、翌年の栽培において肥料の量を調整するといったことが可能となります。
<新たにシリーズ化したGeoMation Farmのオプション機能>
<主な販売マーケット> 農業協同組合、農業共済組合、農業法人、食品メーカー、
外食産業
<販売目標>10億円(システムインテグレーション含む)
<販売価格>
製品構成 | 機能 | 価格(税込) |
---|---|---|
基本パッケージ (GeoMation Farm) | 圃場・土壌情報管理システム | 210万円~ |
オプション | 圃場情報解析システム | 105万円~ |
施肥設計システム | 105万円~ | |
衛星画像利用圃場解析システム | 105万円~ | |
気象情報利用生育予測システム | 105万円~ | |
農作業日誌システム | 210万円~ | |
生産履歴管理システム | 210万円~ | |
3次元圃場管理システム | 105万円~ |
<製品URL> http://www.hitachi-solutions.co.jp/geomation_farm/
* 日立ソフトの正式名称は日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社です。
* GeoMationは日立ソフトの登録商標です。
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