日立ソリューションズは、お客様の全体最適の視点で豊富なソリューションを組み合わせて提供する『ハイブリッド インテグレーション』を実現します。

ニュースリリース

本記事は2010年10月1日以前に公開されたもののため、本文中の社名(日立ソフト)は当時のものとなっております。

2006年11月22日
株式会社リコー
日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社

リコーと日立ソフト デジタル複合機とセキュリティソリューションを連携
- リコーのデジタル複合機「imagio」と日立ソフトの指静脈認証システム「静紋」、
強制透かし印刷製品「秘文AE Watermark Print」を連携し、
紙媒体からの情報漏洩を抑止するソリューションを提供 -

 株式会社リコー(以下 リコー、社長執行役員:桜井正光、本社:東京都中央区)と日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社(以下 日立ソフト、代表執行役 執行役社長:小野 功、本社:東京都品川区)は、デジタル複合機とセキュリティソリューションの開発・販売で協業することに合意しました。

 リコーのデジタル複合機(MFP)「imagioシリーズ」と日立ソフトの指静脈認証システム「静紋」や強制透かし印刷製品「秘文AE Watermark Print」などを連携した、付加価値の高いセキュリティソリューションを提供します。

 両社は共同マーケティングを行うとともに、リコーの全国販売網を活用したソリューション提供力と日立ソフトのシステムインテグレーションに関する技術力を活用し、印刷物に対するセキュリティ対策を重要視している金融機関を中心に販売展開を行っていきます。 システムの価格は、約100名規模の場合、約1500万円。今後3年間で200社の導入を目指します。

<協業の背景>

現在、多発する情報漏洩への対策として、電子文書については、文書の暗号化システムの導入が実施され、セキュリティが確保されつつありますが、紙文書に関してはまだ対策が不十分なことが多く見受けられます(注1)。 (注1)情報漏洩の経路は、紙媒体経由が2003年の14%から2005年は49.9%に増加。 出典:NPO日本ネットワークセキュリティ協会。
特に金融機関では、金融庁による「金融分野における個人情報の保護に関するガイドライン(平成16年12月6日金融庁告示第67号)」を受け、印刷物のセキュリティ対策ニーズが高まっています。

リコーは、全国津々浦々に張り巡らされた販売・サービス網や、MFPを核にしたソリューションによって紙文書のセキュリティを確保するノウハウを持っております。又、日立ソフトは、秘文や静紋に代表されるセキュリティ分野での製品・技術・運用ノウハウを持っております。この両社の協業により、シナジー効果を訴求していきます。

<本協業により提供するソリューション概要>

1.ソリューション概要

(1)imagio個人認証キット + 指静脈認証システム「静紋」
MFPとパソコンの認証インターフェースを統一します。MFPを利用する際に、パソコンやシステムと同じセキュリティ基盤上で指静脈による生体認証を行い、個人ごとに機能の利用制限や印刷ログの管理を行います。又、クライアントPCから印刷指示が出た印刷データは、MFPで指静脈認証をすることによりプリントアウトされます(オンデマンド印刷)。
(2)imagio地紋印刷、不正コピーガード機能 + 強制透かし印刷製品「秘文AE Watermark Print」
印刷時、ポリシーに従い強制的にログインIDや印刷日時を印字できます。又、不正コピーガード機能によってコピーそのものを禁止することも可能です。
(3)プリントイメージログ収集・検索システム「Ridoc IO JBPrint」+アクセスログの取得「秘文AE ログサーバ」
印刷ログや印刷データの自動取得により、いつ・誰が・何を印刷したかを特定することができます。

2.ソリューションの効果・メリット

本ソリューションのお客様の効果・メリットは以下の通りです。

  1. MFPとパソコンの指静脈による生体認証インターフェースの統一による操作性向上
  2. 個人毎のポリシー設定により利用制限(印刷可否など)が可能
  3. 透かし印刷による印刷物の取り忘れ、持出し及び紛失の抑止
  4. 不正コピーの防止
  5. いつ・誰が・何を印刷したかという印刷経路の特定

リコーと日立ソフトは、今後もお客様の情報漏洩対策に役立つデジタル複合機のセキュリティソリューションの提供に取り組んでいきます。

<各製品について>

■ 「静紋」
指静脈認証システム「静紋」は、指内部の静脈パターンを人体に安全な近赤外線で撮影・画像処理して認証するシステムです。
■「秘文AE Watermark Print」
「秘文AE Watermark Print」は、管理者が設定したポリシーに従い、印刷物にユーザ名や印刷日時、コンピュータ名などの透かし情報を強制的に挿入し、印刷時のログを取得します。
■imagio地紋印刷機能
「地紋印刷機能」は、コピーすると浮き出る「地紋」を埋め込んで印刷し、印刷物による情報漏洩の抑止効果を高めるプリントシステムです。
■imagio個人認証キット
「imagio個人認証キット」は、ICカードによる本人認証を行うことで、複合機やプリンターの利用をICカードを持っている人に制限し、より強固で便利なセキュリティ環境を実現します。
■Ridoc IO JBPrint
「Ridoc IO JBPrint」は、印刷時刻、ファイル名、ユーザー名などのログ情報に加え、実際の印刷データそのものを保管。印刷データのイメージ表示(注2)や再印刷機能により、実際にプリントアウトされた文書の内容を確認することができます。
(注2)リコー製RPCS対応プリンターのみ

<お客様のお問合せ先>

リコー:
販売事業本部 ソリューションマーケティングセンター ソリューション企画室
担当:金子、藤田
Tel:03--6278-5165 Fax:03-3543-9043

日立ソフト:
担当部署:@Sales24
e-mail: sales24@hitachi-solutions.com
Tel: 03-5479-8831

※ 日立ソフトの正式名称は、日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社です。
※ imagio、Ridoc、JBPrintは株式会社リコーの登録商標です。
※ 秘文、Watermark Print、静紋は日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社の登録商標です。
※ その他、掲載されている製品及び会社名は各社の商標または登録商標です。

本お問い合わせ先に送られる個人情報は、お問い合わせに回答した時点で消去し、当社が個人情報を保有することはありません。

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ニュースリリースの内容は発表当時のものです。商品の販売終了や組織変更により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。