日立ソリューションズは、お客様の全体最適の視点で豊富なソリューションを組み合わせて提供する『ハイブリッド インテグレーション』を実現します。

ニュースリリース

本記事は2010年10月1日以前に公開されたもののため、本文中の社名(日立ソフト)は当時のものとなっております。

2006年12月13日
日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社

日立ソフトが携帯電話を活用した地理情報システム「GeoMation/ケータイ」販売開始
~いつでもどこでも簡単に地図上の業務情報の参照・更新が可能~

 日立ソフト(代表執行役 執行役社長:小野 功、本社:東京都品川区)は、GIS(地理情報システム)で管理・運用される業務データを携帯電話から参照・更新するGIS商品「GeoMation(ジオメーション)/ケータイ」を本日より販売開始いたします。 本商品は地図を利用した設備管理や、営業情報・顧客管理が行える日立ソフトの統合型GIS商品「GeoMation」とシームレスに連携し、携帯電話を活用して、いつでもどこでも簡単にGIS業務データにアクセスできる商品です。
 GIS(地理情報システム)で管理・運用される業務データはこれまで社内LAN等の限られた環境でしか参照できませんでした。今回のGIS商品「GeoMation(ジオメーション)/ケータイ」は、携帯電話から参照・更新しますが、業務データをセキュアに取り扱うことが可能です。

*「GeoMation」は、地図を利用した各種業務システムを実現するために、様々な形式のデータと統合・連動可能なエンタープライズ型のGIS商品です。

 より迅速に展開することが求められるビジネスの現場では、事務所外の離れた場所から自社の業務データや必要なデータへアクセスできることは大きな効果があると考えていま す。
書類や図面を持ち出すことなしに「外から自社の業務データを参照したい」、「現場の進捗状況を即座に報告したい」、「現場の作業員や営業員に図面相当で効率よく指示を出したい」等の、ニーズを解決するのが「GeoMation/ケータイ」です。
 従来、作業範囲のデータを「パソコンからPDA(個人用の携帯情報端末)へ切り出し・持ち運び」していた運用では、作業範囲外の急な業務対応や現場作業、営業状況の迅速な報告等が行えない不便さがありました。
 「GeoMation/ケータイ」は、携帯電話を活用することで離れた場所から簡単に自社の業務情報、作業場所、進捗状況などを参照・更新できます。その結果、書類を持ち出す手間や帰社してからの報告等の時間が省け、スピーディに業務を遂行することができると考えています。
 お客様に対する営業現場では、迅速な展開が可能で、お客様の満足度を向上できるものと考えております。

 「GeoMation/ケータイ」はDoCoMo,auの通信キャリアで使用できます。本商品は操作性を考慮し、携帯電話上のアプリケーションで対応しており、使用開始時に通信キャリヤから携帯電話上に携帯アプリをダウンロードした上で使用します。 入力作業を極力抑えるように設計しており、携帯電話の扱いに不慣れな方でも簡単に利用出来ると考えています。

 「GeoMation」はこれまで地図をベースとした展開で電気・水道・ガス等の設備管理などの分野で導入されてきました。今回「GeoMation/ケータイ」を提供することにより、より現場に密着した防災関連、災害対応、損保・金融・不動産売買などのお客様に対する営業支援、物品の運送部門等への展開も新たな展開マーケットと考えています。
日立ソフトでは、本製品の販売を機にGeoMationシリーズ全体で1年間に5億円の売り上げを見込んでいます。

<「GeoMation/ケータイ」の機能>

1) 住所検索機能
住所を指定して地図を表示 「県」→「市」→「町」→と住所選択し絞り込み、最終的に位置情報を地図表示します。
2) ブックマーク検索機能
GeoMationサーバで登録されている共有ブックマークを指定して地図を表示 共有ブックマークに登録しておく事でスピーディに地図を検索できます。
3) GPS現在地検索機能
GPSから取得した現在地(緯度経度)を中心に表示
4) メール受信検索機能
メールに書かれた表示位置(緯度経度)を中心に表示 社内で現場を特定し、その位置を現場の作業員にピンポイントで指示することが可能です。
5) 設備登録機能
現在表示している地図上の、指定した位置に設備情報を登録 登録処理は直接サーバに対して行われ、リアルタイムに保存されます。各種属性値の入力や写真の複数添付も可能です。
6) 設備属性参照機能
現在表示している地図上の、指定した位置の設備情報を参照 参照処理は直接サーバ上の属性を検索し表示されます。
7) 表示レイヤ切り替え機能
現在表示している地図の表示レイヤを切り替え 表示レイヤの切り替えはグループ単位で設定が可能で、各種業務に応じた表示レイヤの切り替えをスピーディーに行うことが可能です。

<価格> 100ユーザの場合、680,000円/月額(税込み 714,000円)
<出荷開始日> 2007年3月1日

<商品構成>

(1) 提供商品(携帯アプリケーション)
GeoMation/ケータイ
(各通信キャリアから携帯電話にダウンロード)
(2) 前提商品(サーバ側に必要)
GeoMation Server
GeoMation WebMapEngine
DBMS(Oracle,HiRDB,PostgreSQL,SQL Server)
Webサーバ(Macromedia JRun,Apache Tomcat,WebSphere)
(3)サポート対象携帯電話(2006/12/13現在)
DoCoMo(903iシリーズ)
au(W42CA,W43H,W43SA)
順次拡充予定。

* 日立ソフトの正式名称は、日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社です。
* DoCoMoは、日本電信電話株式会社の登録商標です。
* auは、KDDI株式会社の登録商標です。
* Oracleは、米国Oracle International Corp.の登録商標です。
* HiRDBは、株式会社日立製作所の登録商標です。
* WebSphereは、米国International Business Machines Corp.の登録商標です。
* GeoMationは、日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社の登録商標です。
* その他記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

<本件に関するお問い合わせ先>
担当部署:@Sales24
Tel: 03-5479-8831  Email: sales24@hitachi-solutions.com

本お問い合わせ先に送られる個人情報は、お問い合わせに回答した時点で消去し、当社が個人情報を保有することはありません。

AdobeReader

PDFファイルをご覧いただくには "Adobe Reader"が必要です。
最新版はAdobe社のWebサイトよりダウンロードできます。(無償)

ニュースリリースの内容は発表当時のものです。商品の販売終了や組織変更により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。