日立ソリューションズは、お客様の全体最適の視点で豊富なソリューションを組み合わせて提供する『ハイブリッド インテグレーション』を実現します。
2007年1月12日
日立ソフト
日立ソフト(代表執行役 執行役社長 小野功、本社:東京都品川区)は、同社が長年にわたり蓄積してきたソフト開発力、セキュリティ分野の商品提供と研究開発力、及びITコンサルティングノウハウを結集したMSP(※1)型サービス「Secure Online(セキュアオンライン)」の提供を2007年1月22日より開始いたします。
「Secure Online」のうち、この度提供するのは「Secure Online 統制IT基盤提供サービス」です。本サービスでは、仮想マシン(※2)、OS、各種ミドルウェア、各種ツールからなる開発IT基盤と、付帯する運用サービスを提供いたします。本サービスは、2006年6月より当社内の50を超える開発プロジェクトで活用されており、その実績を基に商品化いたしました。
「Secure Online 統制IT基盤提供サービス」は、開発IT基盤を、必要な時に必要なだけ購入して利用できるオンデマンド型で提供され、システム開発への「ユーティリティコンピューティング(Utility Computing)」の概念を適用した国内でも例のない新しいサービスといえます。お客様は本サービスをご利用することにより、イニシャルコストの削減、開発スケジュールの短縮、開発プロセスの統制等の効果を上げることができます。
「Secure Online 統制IT基盤提供サービス」は、1ヶ月単位でご利用頂くことができ、2007年3月までは特別価格にてご提供いたします。日立ソフトは、本サービスで今後3年間に10億円の売上を目指すとともに、引き続き「Secure Online」のメニューの拡充を行っていきます。
システム開発には、本番システムの予算だけでなく、開発に必要なハードやソフトも購入する必要があります。しかし、通常は本番システムに予算が多く割り当てられ、開発IT基盤には最小限の予算しかないのが実状です。
調達には煩雑な社内手続きがあり、多くの時間がかかるため、システム開発のスケジュールが圧迫されることも少なくありません。また、急な要員の増強に際して、開発IT基盤の準備が迅速になされないことから、要員に作業を割り当てることができないという問題も発生しています。
一方、統制という観点では、開発IT基盤は開発プロジェクト内で運用されており、開発者が管理者を兼務しているため、ハードやソフトの資産管理、お客様データの保全やセキュリティ対策といった運用管理が満足に行えないという問題が発生しています。
このような課題に対し、お客様は本サービスをご利用することで、次のメリットを享受できます。
<「Secure Online統制IT基盤提供サービス」の特長>
上記の特長から得られるメリットをご享受いただき、更にご希望のお客様には、各ベンダのミドルウェアの使用方法も含めたシステム開発の開発手法をコンサルテーション致します。
当社のエンジニアリングノウハウをご活用いただくことで、最適な開発手法を持ってシステム開発を行うことが可能となります。
提供サービス名 | 提供開始時期 | |
1 | 専用仮想マシン提供サービス(VMware) | 2007/1/22より |
2 | ネットワーク接続サービス(インターネットVPN、IP-VPN、広域LAN 他) | |
3 | OS提供サービス(Windows/RedHat Linux) | |
4 | ミドルウェア提供サービス (IBM / BEA / ORACLE / 日立製作所等の製品) |
|
5 | 仮想マシンリソース拡張サービス(仮想CPU、仮想メモリ、ディスク) | 2007/4/1より |
6 | お客様環境保管サービス(秘文によるデータの保全とアクセス管理) | |
7 | 各種ツール提供サービス(開発ツール、テストツール等) | |
8 | 開発クライアント集約サービス(開発PCのブレード化) | |
9 | 開発手法コンサルティングサービス |
<主要協力各社からのコメント>
本サービスにおいて、パートナー各社から以下のコメントをいただきましたので、ここにご紹介いたします。(企業は五十音順)
ヴイエムウェア株式会社 代表取締役社長 三木泰雄 氏
弊社は1998年設立以来、開発者の皆様の需要にお答えすべくサーバインフラに必要な革新的製品をお届けし続けてきました。
VMware Infrastructure 3は、プロビジョニング、ソフトウェア開発管理、テスティング、QA,準備環境の最適化のため、既に全世界2万件以上のお客様にご利用いただいております。
今回、日立ソフトウェアエンジニアリング殿に「Secure Online統制IT基盤提供サービス」にVMware Infrastructure 3をお選びいただいたことを、大変感謝いたします。
実績あるVMware技術と、日立ソフトウェアエンジニアリング殿の技術開発力、ITコンサルティングノウハウにより、お客様への価値あるご提案できると期待しております。
VMware Infrastructure 3を ご利用いただいた「Secure Online統制IT基盤提供サービス」が、ソフトウェア開発期間の短縮、コスト削減、ソフトウェア品質の改善にお役に立てることを確信しております。
日本アイ・ビー・エム株式会社
ソフトウェア事業 ブランド事業推進 理事 ブランド統括事業部長 中川いち朗 氏
「日本アイ・ビー・エムは、日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社の『統制IT基盤提供サービス』を歓迎します。これにより、より多くのお客様がIT基盤開発において、WebSphere, DB2等のIBMミドルウェア製品群を、適正な設備コストで、より安全、確実、迅速にご活用いただくことが可能となり、同サービスの普及がIBMミドルウェア技術者の拡大につながるものと期待しております。
日本アイ・ビー・エムは、IBMミドルウェア製品群の提供を通して、SaaS(Software as a Service)などの新しいビジネスモデル構築の推進を支援して参ります。」
日本BEAシステムズ株式会社 代表取締役 廣川 裕司 氏
「日本BEAシステムズでは今回の『Secure Online 統制IT基盤提供サービス』の発表を歓迎いたします。弊社では、ユーザニーズに柔軟に対応し、ビジネス効率を高めるIT基盤として、単一の統合されたプラットフォーム製品「BEA WebLogic Platform TM」を提供いたしております。今回の発表により、ユーザの開発段階での問題が解決され、よりセキュアな環境下で、且つ企業ニーズに対応した IT基盤を利用しやすくなるものと確信いたします。」
株式会社ネットワールド 代表取締役社長 中村 康彦 氏
「株式会社ネットワールドは、ITインフラストラクチャのソリューション・ディストリビュータとして、ユーティリティ・コンピューティング時代の企業データセンタと、そのセキュアでユビキタスなアクセスを実現する革新的な技術製品と関連サービスを提供し、サーバやストレージ、そしてアプリケーションの仮想化に早期から取り組み、次世代のITインフラストラクチャのあるべき姿をリードしています。
株式会社ネットワールドは、関連製品、サービス等の提供を通じて日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社様の『統制IT基盤提供サービス』のご提供開始を大いに歓迎いたします。」
<Secure Onlineホームページ> http://hitachisoft.jp/products/so/
<本件に関するお問い合わせ先> 担当部署:日立ソフト@Sales24
Tel:03-5479-8831
E-mail:sales24@hitachi-solutions.com
PDFファイルをご覧いただくには "Adobe Reader"が必要です。
最新版はAdobe社のWebサイトよりダウンロードできます。(無償)
ニュースリリースの内容は発表当時のものです。商品の販売終了や組織変更により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。