日立ソリューションズは、お客様の全体最適の視点で豊富なソリューションを組み合わせて提供する『ハイブリッド インテグレーション』を実現します。
2007年1月16日
日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社
Pointsec Mobile Technologies AB
日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社(執行役社長:小野 功、本社:東京都品川区、以下 日立ソフト)は、日本のスマートフォン市場において急速に普及が進んでいるWindows Mobile®ベースのスマートフォン向け認証・データ暗号化ソフトウェア「秘文AE MobilePhone Encryption(ヒブン・エーイー・モバイルフォン・エンクリプション)、以下 秘文AE MPE」を本日より販売開始致します。
「秘文AE MPE」は、Pointsec Mobile Technologies AB(CEO:Peter Larsson、本社:スウェーデン ストックホルム、以下 ポイントセック)より「Pointsec® for Pocket PC」のOEM提供を日立ソフトが受けて、秘文シリーズとして販売いたします。これは、2006年4月から開始している日立ソフト-ポイントセック両社の相互OEM提供・共同開発に関する取り組みの一環であり、日立ソフトの新しい事業ドメインであるスマートフォンセキュリティ事業への進出を果たすものです。「Pointsec for Pocket PC」は、暗号化モジュールのセキュリティ要件を定義した連邦政府情報処理規格「FIPS 140-2(※1)」認定ソフトウェアであり、PC版暗号化ソフトウェアを含めたモバイルのセキュリティ市場全体で欧米やアジアを中心に500万ライセンス以上の出荷実績があります。
加えて日立ソフトが、これまでの大規模・ミッションクリティカルな産業・社会の基盤となる様々なシステム構築の実績を生かし、企業活動におけるお客様のスマートフォン利用環境を踏まえ、お客様に安心してスマートフォンをご利用いただけるよう、導入から運用設計までをトータルにサポート致します。
(※1)FIPS140-2 : NIST(米国標準技術研究所)とCSE(カナダ通信安全保障機構)が評価・認定を行っている暗号化モジュールのセキュリティに関する連邦政府情報処理規格
昨今、企業における社外での業務活動の様々な場面で、利便性が高く情報の持ち運びにも優れ、企業内システムと容易に連携の出来るスマートフォンが大変注目されており、企業システムにおいて活用されるケースが急激に増えてきております。その一方で、スマートフォンの盗難・紛失による、スマートフォン本体または外部記憶メディアに格納されている機密情報(顧客情報や営業秘密情報、あるいは、社内業績情報、人秘情報、経理情報など)の漏洩の危険性がますます高まっています。
「秘文AE MPE」は、スマートフォンを使用する際に強力なユーザ認証機能を提供し、特定の利用者以外の人物による不正利用を防止します。また、スマートフォン内のメモリ領域および外部記憶メディアに格納されている機密情報データをあらかじめ設定されたセキュリティポリシーに従い暗号化します。本製品を導入いただくことで、業務活動においてスマートフォンが万が一盗難・紛失にあった場合でも機密情報漏洩を強固に防止します。
日立ソフトは「秘文AE MPE」をWindows Mobileベースのスマートフォンを取り扱う通信事業者を中心に販売し、初年度5万ライセンス、次年度15万ライセンスの販売を目指します。また、日立ソフトでは、「秘文AE MPE」と各社スマートフォン向けソフトウェアとの動作検証を支援する、検証支援プログラムを提供致します。
今回の発表に際し、日本国内における Windows Mobileベースのスマートフォンの発売元である 株式会社ウィルコム、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ、ソフトバンクモバイル株式会社、および、Windows Mobileの製造元であるマイクロソフト株式会社より、以下のエンドースメントをいただいています(以下、五十音順)。
■株式会社ウィルコム 執行役員副社長 土橋 匡 氏
株式会社ウィルコムは、日立ソフトの『秘文AE MPE』の提供についての発表を歓迎致します。「W-ZERO3」シリーズの法人市場への販売を強化するにあたり、法人ユーザの最も関心の高いセキュリティ分野において『秘文AE MPE』を提案していくことで、よりセキュアなモバイルソリューションを展開できるものと確信しております。
■株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ
法人営業本部 第二法人営業部長 兼 プロダクトビジネス部長 三木 茂 氏
株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモは、日立ソフトの『秘文AE MPE』の提供についての発表を歓迎致します。当社は「hTc Z」を利用した法人ユーザ向けのモバイルソリューションの普及・推進において、ドコモ・プロスパート・プログラム登録製品『秘文AE Authentication』に次ぐセキュリティ製品となる『秘文AE MPE』を活用することで、お客様へよりセキュアなモバイルビジネス環境を提供して参ります。
■ソフトバンクモバイル株式会社 法人事業統括部副統括部長 久保 幸夫 氏
ソフトバンクモバイル株式会社は、日立ソフトの『秘文AE MPE』の提供についての発表を歓迎致します。「X01HT」は、発売以降、法人ユーザ様からだけでなく、ソフトバンク・ソリューション・プロバイダ認定企業などの開発企業から対応アプリケーションのリリースが続くなど、大きな反響をいただいております。この中で『秘文AE MPE』の役割は大きく、積極的に提案していくことで、お客様に常に安心してご利用いただける、より強固なスマートフォンソリューションを提供して参ります。
■マイクロソフト株式会社 モバイル&エンベデッドデバイス本部 部長 梅田 成二 氏
『秘文AE MPE』提供開始おめでとうございます。Windows Mobile 搭載のスマートフォンと連携した同ソフトウェアの登場が、今後 Windows Mobile を活用したモバイルインフォメーションワーカーのマーケットの発展と成長に大きく貢献するものと確信しております。 また、今年は、日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社とマイクロソフト株式会社のアライアンス推進10年目の節目にあたる年であります。これまでの実績を踏まえつつ、今後、モバイルインフォメーションワーカー市場という新たな分野での協業への取り組みを推進・強化して参ります。
日立ソフトの「秘文」シリーズは、日本国内を中心として多くの企業にご採用いただき、コンテンツ暗号化・DRM/持出制御分野で国内トップシェア45.3%を誇る情報漏洩防止ソリューションの国内ベストセラーとなっています(富士キメラ総研調べ ※)。
※ 株式会社 富士キメラ総研 2006年4月27日発刊「2006パッケージソリューション・マーケティング便覧」より。
秘文AE MobilePhone Encryption製品概要
動作環境
対応機種(五十音順) | ウィルコム | W-ZERO3 |
NTTドコモ | hTc Z | |
ソフトバンクモバイル | X01HT |
出荷開始時期 2007年2月23日より順次
価格 オープン
製品ホームページ http://hitachisoft.jp/hibun/product/ae_mpe.html
会社概要
■日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社 http://hitachisoft.jp/
日立ソフトは1970年、日立グループ最初のソフトウェア会社として発足しました。大型コンピュータの基本ソフトの開発や官公庁、金融・保険・証券業向け大規模業務システムの開発などに取り組んでおり、1992年には東京証券取引所1部に上場。インターネット、セキュリティ、ライフサイエンス、GIS (地図情報システム)、衛星画像、電子ボードシステムなどの分野でも、事業拡大を目指しており、特にセキュリティ分野の代表的製品である「秘文」シリーズは多くの企業にご採用いただき、情報漏洩防止ソリューションのベストセラーとなっています。
■Pointsec Mobile Technologies AB http://www.pointsec.com/
Pointsec Mobile Technologies ABはスウェーデンのストックホルム株式市場で上場しているProtect Data(プロテクトデータ)社の100%子会社として1988年に設立されました。同社の暗号化ソリューション「Pointsec」は、現在モバイルデータ保護の分野でワールドワイドのマーケットリーダーであり、特にヨーロッパ、アメリカ、アジアを中心に展開し、全世界で500万以上のユーザが利用しています。
本件に関するお問い合わせ
日立ソフト @Sales24
Tel: 03-5479-8831 Email: sales24@hitachi-solutions.com
Pointsec Mobile Technologies AB
Hajime Ishii, Managing Director, Pointsec Japan
Tel: +81-(0)3-3560-3177 / +81-(0)90-9138-1125, Email: hajime.ishii@pointsec.com
Robert Egner, Vice President of Global Marketing, Pointsec
Tel: +1 708-479-3040 / +1 708-822-3045, Email: robert.egner@pointsec.com
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