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ニュースリリース

本記事は2010年10月1日以前に公開されたもののため、本文中の社名(日立ソフト)は当時のものとなっております。

2008年4月15日
日立ソフト

日立ソフト、集中型Javaコード診断ツール「anyWarp CodeDirector」に新機能
~ 母体プログラムとの差分箇所の診断により、修正箇所の確認作業を大幅軽減~

 日立ソフト(本社:東京都品川区、執行役社長:小野 功)は、Java開発におけるコーディングルール違反をプロジェクト全体で組織的にチェックできる集中型Javaコード診断ツールを機能拡大した「anyWarp CodeDirector (エニーワープ・コードディレクター)V5.1」を2008年4月16日より発売致します。今回の製品では、母体ソースコードと修正後ソースコードの差分箇所の診断(インスペクション)機能を追加することにより、修正箇所だけに注目して問題点の抽出が可能なため効率的な確認作業ができます。また、レポート表示の前提となるWebブラウザとしてInternet Explorer 7への対応を行いました。

 大規模ソフトウェアの品質、保守性、生産性を維持するためには、プロジェクトで定めた標準化規約(ルール)に従った実装(コーディング)を行い、均質で可読性の高いソースコードを開発することが必要となります。開発者固有の癖やムラをなくし、ソースコードの均質性を高めるためには、ルールの逸脱を開発者に早期にフィードバックし、工程中も繰り返しチェックを行うことが有効です。しかし、通常コード診断は人手によるレビューによって行われるため、レビュアーや担当者など多くの工数がかかり、また目視による確認では見落としも多くなる状況でした。  このような状況を打破するために、「anyWarp CodeDirector」は、開発者にJava統合開発環境「Eclipse」上で随時チェックできる仕組みを、またプロジェクトマネージャにWebサーバ上からレポートとしてチェック結果を確認できる仕組みを提供しています。さらに、日立ソフトが手がけた数多くの開発プロジェクトでの経験に基づき、診断の準備、実施、結果の確認を省力化するための工夫を加えており、この度も更なる機能強化を図りました。  「anyWarp CodeDirector」は、「CVS」、「Visual SourceSafe」、「Subversion」といった構成管理ツールと連携して自動でソースコードを取り出し、チェックを実施しています。またチェック結果レポートはWebで公開され、規約違反の状況、推移、集中箇所などを開発者、リーダ、プロジェクトマネージャ、品質管理部門等で共有、比較することができます。これらにより、プロジェクトマネージャは開発者に負担をかけずに、品質改善状況と推移を日々客観的に管理することができます。同時に開発担当者もJavaの標準的なコーディングスタイルを学習できるため、スキルアップ、品質の向上を期待できます。


<「anyWarp CodeDirector V5.1」の主な機能強化>
(1)
母体差分インスペクション機能
母体ソースコードと修正後ソースコードの差分をインスペクションして、レポートの出力を行います。開発者はこれにより修正部分の指摘だけをチェックすることができるため、修正後の全ソースコードを確認して修正箇所を抽出する作業を省略することができます。また修正を行った部分に対する指摘だけをカウントすることにより、修正したソースコードでの問題点の有無を容易に判断することができます。 またステップカウンタ機能により、ソースコードの新規、改造、継続、削除、完成のステップ数を表示することができます。

図.母体ソースコードとの差分レポート出力画面
図.母体ソースコードとの差分レポート出力画面

(2)
Internet Explorer 7への対応
従来から対応していたInternet Explorer 6に加え、最新版であるInternet Explorer 7でも、チェック結果のレポートを閲覧できるようにしました。


日立ソフトでは、「anyWarp CodeDirector」をソフトウェア開発ソリューションの一つとして位置づけ、年間500ユーザライセンスを目標に、積極的に拡販していきます。

<出荷開始時期> 2008年4月16日

<製品紹介ホームページ>
http://www.hitachi-solutions.co.jp/anywarp_codedirector/

<「anyWarp CodeDirector」製品価格>
製品名 製品内容 標準価格(税別)
anyWarp CodeDirector 10ユーザ版(*) ライセンス 1,000,000円
anyWarp CodeDirector 30ユーザ版(*) ライセンス 2,600,000円
anyWarp CodeDirector 50ユーザ版(*) ライセンス 4,000,000円
anyWarp CodeDirector 100ユーザ版(*) ライセンス 6,000,000円
anyWarp CodeDirector サイトライセンス版(*) ライセンス 30,000,000円
anyWarp CodeDirectorメディアキット CD 5,000円
(*)ユーザ数は、本製品のレポート出力を参照するユーザおよびEclipseプラグインを使用するユーザを意味しています。例えば10ユーザ版の場合、5人のユーザがレポート参照を、残りの5人のユーザがEclipseプラグインを使用することができます。レポート参照を行うユーザとEclipseプラグインを使用するユーザが同じ場合両方にカウントされます。


<「anyWarp CodeDirector」サービス体系>
サービス名 サービス内容 標準価格
年間保守サービス
(@Service24)
サービス内容については以下をご覧下さい
https://service24.hitachi-solutions.co.jp/
製品標準価格の
16%/年
コーディングルール開発
コンサルティングサービス
コーディングルール設計や運用環境の構築等の支援 個別見積

<前提稼動環境>
OS MicrosoftR Windows 2003 Server Standard Edition
MicrosoftR Windows 2003 Server Enterprise Edition
MicrosoftR Windows 2000 Server         (SP4以降)
MicrosoftR Windows 2000 Advanced Server    (SP4以降)
MicrosoftR Windows 2000 Professional      (SP4以降)
MicrosoftR Windows XP Professional       (SP1以降)
Java JDK1.4, 5.0
Eclipse Eclipse 3.1, 3.2, 3.3
Eclipse Internet Explorer 6, 7
ハードウェア 上記OSが稼動するPCサーバ CPU:Pentium4 2.4GHz以上を推奨
実装メモリ:1GB以上を推奨

Javaおよび全てのJava関連の商標およびロゴは、米国およびその他の国における米国Sun Microsystems,Inc.の商標または登録商標です。
Microsoft、Windows、Internet Explorer、Visual SourceSafeは、米国およびその他の国における米国Microsoft Corp.の登録商標です。
anyWarp CodeDirector は日立ソフトの登録商標です。
その他記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
日立ソフトの正式名称は、日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社です。

<本件に関するお問い合わせ先>
担当部署:日立ソフト @Sales24
Tel: 03-5479-8831  Email: sales24@hitachi-solutions.com

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