日立ソリューションズは、お客様の全体最適の視点で豊富なソリューションを組み合わせて提供する『ハイブリッド インテグレーション』を実現します。

ニュースリリース

本記事は2010年10月1日以前に公開されたもののため、本文中の社名(日立ソフト)は当時のものとなっております。

2008年6月17日
株式会社日立システムアンドサービス
日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社

日立システムと日立ソフトが
内部統制評価/分析支援ソフトウェア「iCOT Evaluator」の販売を開始
~整備状況/運用状況の有効性評価における計画~分析まで一連作業を効率化~

 株式会社日立システムアンドサービス(本社:東京都港区、執行役社長:中村博行、以下「日立システム」)と、日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社(本社:東京都品川区、執行役社長:小野 功、以下「日立ソフト」)は、お客様の内部統制整備における有効性評価の計画から分析を横断的にサポートする「iCOT Evaluator(アイコットエバリュエーター)」の提供を9月1日から開始します。両社は、昨年開発した運用テスト支援ソフトウェア「iCOT Assistant」と「iCOT Evaluator」を組み合わせ、内部統制における整備状況/運用状況のテスト計画・進捗管理・結果管理から有効性評価の計画・分析まで一連の運用作業効率化を支援します。

 2006年6月に「金融商品取引法」(通称、日本版SOX法)が成立し、上場企業は2008年4月以降に開始される事業年度から、毎年の決算毎に財務報告に係る内部統制を評価することが義務付けられました。上場企業では、内部統制の評価対象とすべき業務プロセスのなかで、財務諸表に係る内部統制上のリスクと統制(コントロール)方法を文書化し、その統制が実際に行われているかどうかをテスト・評価することが必要となります。
 このような内部統制の整備には多くの時間と人手が必要となり、整備の対象となる子会社やプロセスが多い場合は、各社・各プロセスの整備の進捗を管理することも困難です。

■有効性評価/分析支援:iCOT Evaluatorの特長
 iCOT Evaluator」は、日立システムが開発した、内部統制整備における有効性評価/分析の支援を目的とした製品です。「iCOT Evaluator」は「iCOT Assistant」が持つRCM(*1)の取り込み機能、証憑類や成果物の保管機能を利用し、論理的な有効性評価に必要となる文書化結果の分析機能、および米国SOX法の対応経験に基づいた評価支援機能を提供することにより、効率的な有効性評価の実施を実現します。

1
内部統制の有効性評価を横断的にサポート
日本版SOX法では、業務プロセスの整備状況~運用状況の評価、評価結果に対する重要性の判断が求められています。「iCOT Evaluator」では、日立グループが米国SOX法対応で培ったノウハウをベースに、実施基準(*2)の考えに基づいた有効性評価の手法を提供するとともに、計画/評価結果の管理機能を備えており、お客様の会社単位・グループ単位での内部統制の有効性評価を横断的にサポートします。
2
成果物/証憑類の管理を効率化
「iCOT Evaluator」では、「iCOT Assistant」が持つ成果物保管機能を利用することで、テストに用いた証憑やテスト結果の記録文書等を、業務プロセスおよび統制(コントロール)と紐付けて管理することができます。また、評価結果の一覧画面からこれらの証憑、成果物を参照することができ監査室などのPMOが再度評価結果を確認する際に、スムーズに作業が行えます。
3
勘定科目からの文書分析
各勘定科目・プロセスごとに、対応するアサーション(*3)数を一覧表示し、固有の勘定科目で必要なアサーションが挙げられているか(すなわち、そのアサーションを脅かすリスクが挙げられているか)を検証することで、お客様の文書化結果の妥当性判断をサポートします。

*1
RCM(Risk Control Matrix):評価対象とすべき業務プロセスにおける、財務諸表上のリスク、およびリスクに対する統制(コントロール)を明文化した文書
*2
実施基準:財務報告に係る内部統制の評価及び監査に関する実施基準(2007年2月15日 金融庁より公表)
*3
アサーション:勘定科目の信頼性を担保するために重要な監査要点

■運用テスト支援:「iCOT Assistant」について
 日立ソフトが昨年8月に販売を開始した内部統制の整備状況/運用状況の有効性評価における運用テストを支援するソフトウェアです。多数の部署・拠点で実施される運用テストの進捗管理機能や成果物保管機能等の運用テスト支援環境を提供します。

「iCOT Evaluator」と「iCOT Assistant」は、日立システム、日立ソフトの両社から販売・サポートいたします。

■ 稼動前提条件 (iCOT Evaluator、iCOT Assistantともに同じ)
【サーバ環境】

項目 仕様
プロセッサ Intel? Pentium 4 2GHz 以上または同等の互換プロセッサ
メモリ 2GB以上を推奨
HDD 5GB以上 (成果物を格納する領域は含みません)
OS Windows Server 2003 Service Pack2 またはWindows Server 2003 R2 Service Pack2
前提
ソフトウェア
Microsoft SQL Server 2000 Service Pack4またはMicrosoft SQL Server 2005 Service Pack2、.NET Framework2.0 Service Pack1、Microsoft Excel 2007

【クライアント環境】

項目 仕様
OS Windows 2000 Service Pack 4以降,Windows XP Professional Service Pack 2以降,Windows VISTA Businessのいずれか
前提
ソフトウェア
Internet Explorer 6.0または Internet Explorer 7.0、
.NET Framework2.0 Service Pack1、
Microsoft Excel 2000, XP, 2003,2007のいずれか

■ 価格および提供時期
・iCOT Evaluator

項番 品名及び概略仕様 ソフトウェア
標準価格
(税込)
年額保守
標準価格
(税込)
提供
開始日
品名 概略仕様
1 iCOT Evaluator
20ユーザライセンスパック
サーバライセンス : 1
ユーザライセンス : 20
¥4,200,000 ¥840,000 9月1日
2 iCOT Evaluator
1ユーザ追加ライセンス
(1ユーザ~49ユーザ)
¥105,000

(*)その他追加ユーザライセンス数に応じて価格を設定しております。

・iCOT Assistant(提供中)

項番 品名及び概略仕様 ソフトウェア
標準価格
(税込)
年額保守
標準価格
(税込)
品名 概略仕様
1 iCOT Assistant
20ユーザライセンスパック
サーバライセンス : 1
ユーザライセンス : 20
¥3,675,000 ¥735,000
2 iCOT Assistant
1ユーザ追加ライセンス
(1ユーザ~49ユーザ)
¥105,000 ¥21,000

(*)その他追加ユーザライセンス数に応じて価格を設定しております。

■ 各製品に関するホームページ
  iCOT Evaluator : /compliance/sp/icotevaluator/
  iCOT Assistant : /icotassistant/

■ ポイント
Microsoft,Windows,Windows Server,SQL Serverは、米国およびその他の国における米国Microsoft Corp.の登録商標です。
iCOT Assistantは、日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社の登録商標です。
iCOTは、日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社の商標です。
その他、記載されている会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。

■ 本件に関するお問合せ先
株式会社日立システムアンドサービス
営業統括本部 パートナー営業本部 オープンソリューション営業部 中沢、笹川
TEL:03-6718-5819 E-Mail:icot@hitachi-system.co.jp

日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社 @Sales24
TEL: 03-5479-8831  ホームページ http://sales24.hitachisoft.jp/

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