日立ソリューションズは、お客様の全体最適の視点で豊富なソリューションを組み合わせて提供する『ハイブリッド インテグレーション』を実現します。
2008年8月29日
日立ソフト
日立ソフト(本社:東京都品川区、執行役社長:小野 功)は、日本薬局方(※1)の遺伝子解析による微生物の迅速同定法に準拠した「微生物簡易同定サービス」を提供開始いたします。従来の培養法では約2週間かかっていた微生物の同定作業を、本サービスでは2日で菌種の推定を行うことができます。また、本サービスの中で、相同性検索や生物種の分類と菌種の特定を行うソフトウェアをパッケージ化した「DNASIS微生物同定」の販売も開始いたします。
(※1)日本薬局方:薬事法第41条により、医薬品の性状及び品質の適正を図るため、厚生労働大臣が薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて定めた医薬品の規格基準書
近年、食の安全や環境に配慮した取り組みへの関心が高まっており、企業の研究開発活動や衛生検査の手段として微生物の同定が非常に重要な役割を担っています。通常、微生物の属種同定は形態観察や培養試験等によって行われており、専門的な知識と経験が必要な上、多大な時間を要します。しかし微生物の発見に時間がかかると、食品製造や衛生施設における細菌汚染のリスクが高まるため、簡便かつ迅速な試験が必要不可欠です。そのため微生物を簡易的に同定する方法として、DNA配列を利用した微生物の迅速同定法が用いられていますが、そのためには新たな機器導入のためのコストやDNA解析技術が必要となります。
「微生物簡易同定サービス」や「DNASIS微生物同定」ソフトウェアをご利用いただくことにより、培養法では2週間かかっていた作業が2日で菌種の推定が行えます。本サービスは、迅速同定法に必要なDNA抽出から菌種同定までの一連の作業を日立ソフトが行うため、お客様は新たな機器導入を必要とせず、同定作業の軽減、衛生検査リスクの低減効果を高めます。 また、DNA解析機器をすでにお持ちの方には、DNA配列データを使った相同性検索による菌種の分類・判定を行うソフトウェア「DNASIS微生物同定」を提供し、お客様のご要件・ご要望に合わせたカスタマイズも行います。
日立ソフトでは2006年9月から開始している遺伝子検査/解析支援サービスの1つとして、本サービスやソフトウェアを提供し、衛生検査における業務の効率化や、発酵食品などを対象とする研究開発における微生物同定作業を支援し、3年間で10億円の売り上げを目標としています。
<提供開始時期>
「微生物簡易同定サービス」「DNASIS微生物同定」とも9月中旬(予定)
<ホームページ>
http://www.hitachi-solutions.co.jp/lifescience/
<本件に関するお問い合わせ先>
担当部署:@Sales24
Tel: 03-5479-8831 ホームページ http://sales24.hitachisoft.jp/
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