日立ソリューションズは、お客様の全体最適の視点で豊富なソリューションを組み合わせて提供する『ハイブリッド インテグレーション』を実現します。

ニュースリリース

本記事は2010年10月1日以前に公開されたもののため、本文中の社名(日立ソフト)は当時のものとなっております。

2009年5月7日
日立ソフト

日立ソフトの情報漏洩防止ソリューション「秘文」の持ち出しセキュリティ強化
-コントロールデバイスの拡大、USBメモリの個体識別、および暗号メディアの拡大-

 日立ソフト(本社:東京都品川区、執行役社長:小野 功)は、持ち出しを制限するデバイスの種類の拡大とUSBメモリの個体識別 (USBメモリ単位の持ち出し制御)をサポートし、CD/DVD/BDへの暗号化書き込みをする新製品を加えた「秘文(ヒブン)Ver.9.0」 を2009年6月30日から販売します。また、多様化するお客様のニーズに対応すべくコンテンツ(電子文書/ファイル) 単位でのコントロールに対応した新製品を販売します。これにより運用性向上から管理者の負荷を軽減し、ITコスト削減を実現しました。
 この度販売する「秘文Ver.9.0」は、これまで対応していなかった、無線LAN、PDA等の周辺機器を使用禁止にすることが可能となります。 また、USBメモリについては個体識別をサポートすることで、私物のUSBメモリの使用禁止等の運用が可能となります。

 「秘文」は情報の持ち出しをコントロールすることで安全な情報の活用を実現する「コントロール」、 守るべき情報を暗号化し不正な利用を防止する「保護」、セキュリティ運用情報の監視によりリスクを可視化する 「マネジメント」の3つの領域で情報漏洩防止のトータルソリューションを提供しています。中でも「コントロール」と「保護」の製品は、 セキュリティ対策として即効性が高いことから、個人情報保護法の施行をきっかけに数多くのお客様から要望を頂いており、「秘文Ver.9.0」では、 「コントロール」の機能強化と新製品を追加し、「保護」の強化として新製品を提供します。

日立ソフトでは、「秘文Ver.9.0」を2009年度で100万ライセンス導入を目標としています。

<「秘文Ver.9.0」の特長>
●「コントロール」の強化
(1)持ち出し制御対象範囲の拡大と持ち出し制御機能強化(「秘文AE Information Fortress」)

a)PC周辺デバイスの使用を禁止するデバイスの使用可否制御のサポート
「秘文AE Information Fortress(インフォメーションフォートレス)」は、 USBメモリや外付けハードディスク等のPC周辺デバイスからの情報の持ち出しの禁止を制御できます。
今回のバージョンでは制御対象のPC周辺デバイスを拡大し、IrDAやBluetoothなどを使用したワイヤレス通信によるデータ転送、 及びUSBポートやCOMポートなどに接続するデータ通信ケーブルを使用したデータ転送など、 さまざまなデバイスを利用した不正なファイルの持ち出しを禁止できます。これにより持ち出しセキュリティを強化できます。

「秘文」の持ち出しセキュリティ強化


b)組織で許可されたUSBメモリにしかファイルを持ち出せなくするデバイスの個体識別制御のサポート
組織で許可されたUSBメモリのみ持ち出しを許可し、他のUSBメモリへの書き込みを禁止することができます。私物USBメモリからの情報漏洩防止、 ウィルス感染予防など、セキュリティポリシーを徹底させることができます。

「秘文」の持ち出しセキュリティ強化


(2)コンテンツ(電子文書/ファイル)単位での厳密な持ち出し制御製品(「秘文AE ContentsFilter」【新製品】)

「秘文AE Information Fortress」でUSBメモリ等の周辺デバイスへの持ち出しを禁止している環境に 「秘文AE ContentsFilter(コンテンツフィルター)」を導入すると、事前に、コンテンツ承認基盤「ContentsGate」 ※1で上長が機密性を確認して承認したコンテンツのみ持ち出しが許可されるような運用が可能になります。
これにより、持ち出しの都度、セキュリティ管理者の許可を得る必要がなくなるため、持ち出し運用管理業務の負荷が軽減できます。 また、許可されたコンテンツしか持ち出せないため、誤って重要なコンテンツを持ち出すといったうっかりミス等も防止できセキュリティが向上します。
※1利用目的に応じて上長がコンテンツを承認する仕組みを提供する日立ソフトの製品です。

「秘文」の持ち出しセキュリティ強化


●「保護」の強化
(1)光ディスクへの書き込み暗号化製品(「秘文AE Optical Disc Encryption」【新製品】)

「秘文AE Optical Disc Encryption」を導入すると、CD/DVD/BD などのメディアへの書き込みを暗号化し、 書き込んだファイル名をログとして取得することが可能になります。暗号化したCD/DVD/BD は、外部メディアの暗号化を行う 「秘文AE Information Cypher(インフォメーションサイファー)」がインストールされた同一組織のPC で読み込むことができます。

「秘文」の持ち出しセキュリティ強化


<日立ソフト「秘文」について>
日立ソフトの「秘文」シリーズは、2009 年3 月末時点で製造業・金融業をはじめ5,200 社530 万ライセンスの導入実績があり、 暗号化ソフト分野では国内トップシェア51.4%(株式会社 富士キメラ総研 2008 年8 月11 日発刊「2008 ネットワークセキュリティビジネス調査総覧」 より)を獲得しています。

<製品ホームページ> /hibun/

<「秘文 Ver.9.0」動作環境> 製品ホームページを参照ください。

<価格(新製品)>

製 品

標準価格(税込み)

備考

秘文AE Optical Disc Encryption 4,200 円 クライアントPC1台あたり
秘文AE ContentsFilter 3,150 円 クライアントPC1台あたり

■本件に関するお問い合わせ
 担当部署:@Sales24
 Tel: 03-5479-8831  ホームページ: http://sales24.hitachisoft.jp/

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