ニュースリリース

　日立ソフト（本社：東京都品川区、執行役社長：小野　功）は、回帰テスト自動化ツールの新バージョン「anyWarp Capture/Replay （エニーワープ・キャプチャーリプレイ）V3.4」を、2009年11月16日より発売開始します。
　このたび、お客様の利用率が高まっているMicrosoft .NETアプリケーション、Ajaxへの適用と追加記録、範囲指定再生、 テスト結果サマリ作成などの機能拡充を行ないました。これにより、利便性が増し、現在のように多種多様なアプリケーションが構築されている中、 より多くのアプリケーションに適用することが可能となります。

　大規模なシステムにおいては、様々なプログラムが複雑に関わりあっており、プログラムに変更を加えた際に他のプログラム部分に予想外の影響を与え、 誤作動を起こす恐れがあります。従来の回帰テストは手作業で行われており、膨大な労力がかかる一方で、 操作ミス・確認漏れが生じがちという問題がありました。
　「anyWarp Capture/Replay」は、アプリケーションに対する操作を記録・自動実行する機能により、回帰テストの画面入力を自動化。また、 テスト結果を自動的・機械的に検証する機能により、チェック漏れを防止します。これらにより、テスト工程の効率化とともに、 テスト品質の向上が可能となります。機能をシンプルにし、使用手順を簡略化することで、手軽に、安価な導入を実現しました。

■ 「anyWarp Capture/Replay V3.4」について

「anyWarp Capture/Replay V3.4」では、以下の機能拡張を行ないました。

（１） 対応環境の拡大

Windowsアプリケーション分野では、Microsoft .NETアプリケーションへ対応。Visual Basic，C++，C#など記述言語に依存せず、 Microsoft .NET Frameworkの環境で利用可能です。
Webアプリケーション分野では、Ajaxを使った非同期通信に対応。さらにJavaScriptで動的にオブジェクトの追加、削除を行なう操作にも対応しました。

項目		内容
テスト対象	Windows	Microsoft Visual Basic5.0、6.0、Microsoft VisualC++6.0、 .NET WinForms（.NET Framework 2.0、3.0、3.5）＊
	Web	ウェブブラウザ：InternetExplorer6.0、7.0 ブラウザGUI：HTML、DHTML（JavaScript、CSS、Ajax＊）

＊：今回適用した環境

（２） 追加記録、範囲指定再生機能の追加による操作性の向上

テストシナリオ（操作を記録したもの）に、途中から操作を追記する「追加記録」を新規追加。 仕様変更に伴うテストシナリオ修正作業を容易に実現できます。
また、任意の再生回数を指定して実行する「範囲を指定して再生」を新規追加。再生に失敗したデータを選択して再実行することが可能となりました。 これにより、単一、繰返し、組合せ、日時指定など、利用シーンに合わせて、様々な再生パターンを実行できます。

（３） テストシナリオの一括変換

IE6からIE7へのテストシナリオ変換機能を追加し、ブラウザバージョンアップの際も以前のテストシナリオをそのまま動作させることが可能となりました。

（４） テスト結果サマリの作成

複数PCで出力したテスト結果を集計し、１つのサマリを作成する機能を追加しました。 複数のPCで実行したテスト結果を一覧で表示し、テスト総数の把握ができます。また、一覧表からテスト結果の詳細も閲覧できます。 大規模のシステム開発において、作業結果のエビデンス作成支援として役立ちます。

■ 価格

※価格に関しては下記のホームページをご覧ください。レンタルも行っています。

製品名称	保守内容	標準価格（税込み）
anyWarp Capture/Replay 1ライセンス		315,000円
anyWarp Capture/Replay 保守サービス 1ライセンス （１年間）	・ 問題解決支援サービス　（@Service24） ・ アップグレード版の無償提供	47,250円

■ 出荷開始時期： 2009年11月16日

■ anyWarp Capture/Replay ホームページ：　/anywarp_capturereplay/

■本件に関するお問い合わせ
　担当部署：＠Sales24
　Tel: 03-5479-8831　　ホームページ: http://sales24.hitachisoft.jp/