ニュースリリース

　日立ソフト（本社：東京都品川区、執行役社長：小野 功）のスプレッドシート統制ソフトウェア「iCOT SSLogger（アイコット・エス・エス・ロガー）」 が、このたび、東証一部上場のイワキ株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役社長：岩城　修）の財務報告に関わる重要なMicrosoft Excelのファイル （以下、Excelファイル）に対する統制の強化と効率化を目的として導入され、本格運用開始されました。
　イワキ株式会社では、今後、Excelファイルの変更管理とログ管理を機械化することで、作業負荷を大幅に増大させることなく、 「金融商品取引法による内部統制報告制度に基づく内部統制監査（以下、内部統制監査）」の要件を満たすExcelファイルの統制を実現することを期待しています。

　多くの企業では、財務報告に関わる業務でExcelファイルなどのスプレッドシートを利用しています。内部統制監査おいては、 財務報告に関わる業務で使用するスプレッドシートの統制の有効性について評価することが求められています。 公認会計士協会の監査・保証実務委員会報告第82号「財務報告に係る内部統制の監査に関する実務上の取扱い」の中で、 スプレッドシートの統制の有効性を評価するにあたって、スプレッドシートの計算結果の検証の他に、(1)アクセス権、(2)変更管理、 (3)バックアップなどを検証することが求められています。

　イワキ株式会社でも、ディスクロージャーの信頼性を確保するために、 内部統制監査に対応した内部統制整備の一環として財務報告に関わる業務で使用するExcelファイルの統制強化・効率化を検討していました。 そこで、既存のサーバを流用して安価に導入できること、Excelファイルの計算式・マクロの変更差分を管理できること、 監査証跡となるレポートを自動で生成できること、Excelファイルの操作・変更の詳細なログを取得できることを理由にiCOT SSLoggerの採用が決まりました。

　iCOT SSLoggerは統制管理対象としたExcelファイルの計算式・マクロの承認履歴、計算式・マクロの変更差分及びExcelファイルの操作履歴を収集し、 監査用レポートでその内容を確認できます。この監査レポートを内部監査などの変更管理の資料として利用できます。 また、Excelファイルの保管場所として既存のファイルサーバやクライアントのローカルフォルダを利用でき、 全ての操作をExcelファイルのツールバーから行えるため、ユーザーの運用を変えることなく導入できます。

　今回の発表に際し、イワキ株式会社　情報システム部より、以下のコメントをいただいています。

情報システム部　システム一課課長　志賀　敏明　様

　今回、財務諸表に関連するExcelファイル管理に頭を悩ませていた頃、日立ソフトにタイミングよくiCOT SSLoggerの提案を頂きました。 特に、現運用を変えることなく早期に導入できること、計算式・マクロの変更差分及びExcelファイルの操作履歴を自動で収集し、 レポートの形式でいつでも確認できる点に魅力を感じました。導入に当たっては、当部で容易に環境を構築でき、また、 利用者は全ての操作をExcelファイルのツールバーから行えるため、導入後の運用も早く軌道に乗せることができました。当初の狙い通り、 内部統制で求められている有効性評価のための整備が短期に実現できたと思います。

　今後も、日立ソフトでは、スプレッドシート統制ソフトウェアiCOT SSLoggerの他、お客様の内部統制強化・効率化を支援するソフトウェア、 ソリューションを積極的に展開していきます。

＜イワキ株式会社について＞

イワキ株式会社のホームページ：http://www.iwaki-kk.co.jp/

＜iCOT SSLoggerの運用イメージ＞

iCOT SSLoggerのホームページ ：/icotsslogger/

■本件に関するお問い合わせ
　担当部署：＠Sales24
　Tel: 03-5479-8831　　ホームページ: http://sales24.hitachisoft.jp/