日立ソリューションズは、お客様の全体最適の視点で豊富なソリューションを組み合わせて提供する『ハイブリッド インテグレーション』を実現します。
2009年11月11日
日立ソフト
日立ソフト(本社:東京都品川区、執行役社長:小野 功)は、 カーナビ・携帯・情報家電などの開発生産性を向上する組み込みデータベースの機能強化版となるEntier Version3 (エンティア) を11月30日から販売開始します。Entier Version3では、今後見込まれる地図・楽曲・画像など、 各種マルチメディアデータの多様化やデータ量の増大に対応し、データベース格納容量の削減を中心とした強化を図っています。
Entierは、日立ソフトがこれまで蓄積した基幹情報システム向けのデータベース技術を、組み込みシステム向けに凝縮したデータベース管理ソフトウェアです。 カーナビゲーションシステムでの搭載事例では、経路沿いの立ち寄りやすい店舗のみを現在位置から近い順に検索できる「空間検索機能」や、 地図データを更新する途中に瞬間的な電源遮断が発生してもデータベースおよびファイルシステムへの記録内容の破壊を防ぐ「電源断対応機能」など、 複雑なデータ管理機能を使いやすいインターフェースで提供することにより開発生産性の向上に貢献し、市場から高い評価を得てきました。
【Entier Version3の主な特長】
(1) ストレージデバイスへのデータベース格納容量を削減
データの格納効率向上により限られたストレージ格納領域に当社独自の圧縮方式によりコンテンツをより多く格納できます。
例えばポータブルナビゲーションデバイスに適用した場合、データを圧縮しない場合に比べ、
施設情報のデータベース格納容量を64.6%(注1)に削減することができます。
この圧縮方法により、従来より少容量のストレージデバイスで従来同等のサービス提供が可能な為、ストレージデバイスのコストを抑えることができ、
量産コストを削減します。
(注1) 当社試算。試算値は、地域コード(SMALLINT型)、ジャンルコード(SMALLINT型)、施設名称(VARCHAR型)、
電話番号(PACK型)などで構成される施設情報データベース約1000万件を、辞書方式およびハフマン符号化方式を
組み合わせて圧縮した場合の測定値です。データの内容(同じパターンのデータ出現頻度)等により、圧縮効果が増減します。
(2)データの特性に合わせて最適なストレージデバイスの選択が可能
高速アクセスが可能な内蔵メモリデバイスや、低速だが大容量の外部記録媒体、SDメモリカードのような可般記録媒体等に、
地図・楽曲・画像などの追加コンテンツを記録し、活用することが可能になります。
また、サーバシステム側でのマスタデータベースへのデータ更新差分を、組み込みデバイス側のデータベースに効率よく反映する機能や、
建物の形状などを図形の座標情報の集合としてデータベースに格納し、検索対象にすることができるデータ型(GEOMETORY型)などを備え、
組み込みアプリケーション開発の多様性・生産性を高めます。
■ 価格および出荷時期
製品名 |
機能強化の概要 |
価格 |
出荷時期 |
---|---|---|---|
Entier Version 3 |
(1) ストレージデバイスへのデータベース格納容量の削減 (データ圧縮機能のサポートなど) (2) データの特性に合わせた最適なストレージデバイス 選択への対応(拡張運用ディレクトリ機能のサポートなど) |
個別 見積 |
11月 30日 |
■ 出展情報
<ソリューション紹介> :http://www.hitachi-solutions.co.jp/entier/
■本件に関するお問い合わせ
担当部署:@Sales24
Tel: 03-5479-8831 ホームページ: http://sales24.hitachisoft.jp/
PDFファイルをご覧いただくには "Adobe Reader"が必要です。
最新版はAdobe社のWebサイトよりダウンロードできます。(無償)
ニュースリリースの内容は発表当時のものです。商品の販売終了や組織変更により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。