日立ソリューションズは、お客様の全体最適の視点で豊富なソリューションを組み合わせて提供する『ハイブリッド インテグレーション』を実現します。
2009年12月15日
日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社
ラティス・テクノロジー株式会社
ラティス・テクノロジー株式会社 (本社:東京都千代田区、代表取締役社長 鳥谷 浩志、以下ラティス)と日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社 (本社:東京都品川区、執行役社長:小野 功、以下日立ソフト)は、3D(三次元)データのセキュリティ分野での協業を拡大し、 日立ソフトから新たにSaaS型3Dデータセキュリティサービス「SaaS型 3Dデータセキュリティサービス 活文 デジ活ガード」の提供を開始します。「SaaS型 3Dデータセキュリティサービス 活文 デジ活ガード」は、 無償試行サービスを2009年12月21日に先行開始し、本サービスを2010年2月に開始予定です。
ラティスは製造業を中心に様々な業種で利用されている3D CAD に注目し、非常に軽量な3Dデータ形式のXVL を開発しました。これにより、 巨大データを利用した製品全体のデザインレビューや、生産技術部門の工程検証、工場への作業指示や帳票作成、サービス部門でのパーツカタログ作成や、 さらにサプライヤへの3Dデータによる製造指示に至るまで、3Dデータの活用範囲が国内外に広がりました。この結果、 3DデータであるXVLのセキュリティ管理の重要度が大きく増大しています。
「SaaS型 3Dデータセキュリティサービス 活文 デジ活ガード」は、XVLデータを保護(ガード)し、利用者を特定することで、XVLデータを安心して広範囲で活用するSaaS型サービスです。 本サービスでは、XVLデータをXVL Studio、Lattice3D Reporter、XVL Playerで閲覧・編集する際にセキュリティ確保に必要な利用者認証 (オンライン認証)を提供します。また、だれがいつどのXVLデータを参照したかという監査証跡の取得や、 オフラインでも利用できるパスワード認証を提供します。これにより、保護されたXVLデータの社内での受け渡しはもちろん、 社外との安全な受け渡しも可能になり、機密漏洩を防ぎながら3Dデータを効果的に活用できるようになります。
認証局となるセキュリティサービスのプラットフォームには、日立ソフトの実績ある統制IT基盤サービスSecureOnlineを使用しているため、 XVLを安心して活用できます。SaaS型サービスモデルで提供することで、利用者はサーバ構築の手間が省け、すぐに運用開始が可能となり、 運用コストも削減できます。また、いつでも利用者数を変更できるため、部門単位の手軽な導入も可能です。
日立ソフトとラティスは2007年にXVLのセキュリティ事業で提携し、両社はXVLのセキュリティ製品「活文 XVLstaff」と、 それに対応するXVL製品の提供を開始しました。また、連携強化の為、両社は同年に資本業務提携しました。セキュリティサービスの「SaaS型 3Dデータセキュリティサービス 活文 デジ活ガード」は、 初期費用21万円、1ユーザ月2,100円(ともに税込み)より利用可能です。両社は3Dデータ活用におけるセキュリティ事業を推進し、 100社の契約件数獲得を目標としています。
<活文デジ活ガードの製品紹介ページ>
/katsubun/digi-katsu/g/
■製品情報
SaaS型 3Dデータセキュリティサービス 活文 デジ活ガード | |
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初期費用 | ¥210,000(税込) |
月額利用料 | ¥2,100 / ユーザ (税込、ボリュームディスカウントあり) |
■用語説明
XVL
「XVL」 (eXtensible Virtual world description Language) は、XML(eXtensible Markup Language) をベースとした超軽量3D表現として、 ラティスが提唱する表現形式です。XVLを用いることで、3D CADなどで生成されたデータを数百分の1にまで軽量化することができます。 また、メモリが少ない環境で巨大な3Dデータを高速表示する技術の実装により、ネットワーク環境での3Dデータ共有に最適な形式です。さらに、 XVLに変換されたデータは、無償のXVL Playerで閲覧が可能です。( http://www.lattice.co.jp/)
現在、XVLをベースとした技術文書を作成する製品群や、干渉チェック機能を搭載したビューワ製品などが市場で高く評価されています。 ラティスの XVLは世界中の自動車産業、航空機産業、電機産業等多くの製造業の会社で採用されています。 3Dデータの精度とアセンブリ構造データを保ちながら、軽量にデータ表現できるという特徴から、デジタルモックアップ、シミュレーション、 パーツカタログなどの用途に活用されています。製造業大手では、3D CADの普及により蓄積した3Dデータの有効活用を目的に、 XVL製品を全社規模で導入するケースが増加し、国内外で急速に普及が進んでいます。
■ 会社概要
■ ラティス・テクノロジー株式会社概要
ラティス・テクノロジー株式会社はネット上でのグラフィックスソリューションを提供するために1997年10月、慶応義塾大学(当時) の千代倉弘明教授らが中心となって設立したソフトウェアベンチャ企業です。「XVL」技術の研究開発と標準化、CADやCGデータをXVLに変換し、 これを編集してネット配信可能にするXVL製品群を開発提供しています。「XVL」を最適処理するネット指向3Dコンポーネントソフト、 XVLカーネルをベースにネットワーク上でのグラフィックスソリューションを幅広く提供しています。
ラティス・テクノロジー株式会社
■ 日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社
大型コンピュータの基本ソフトの開発や官公庁、 金融・保険・証券業向け大規模業務システムや組込みシステムの開発などに取り組んでいます。 また、セキュリティ、ライフサイエンス、 GIS(地理情報システム)、衛星画像、電子ボードシステムなど幅広い分野でプロダクト&パッケージやサービス提供を行っています。 ( http://hitachisoft.jp/ )
■ 当リリース記事に関するお問い合わせは、下記にお願いします。
ラティス・テクノロジー株式会社
営業統括本部 マーケティンググループ 高坂
E-mail:casual3d@lattice.co.jp / TEL :03-5212-5121
日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社
<製品に関する問い合わせ先>
担当部署:@Sales24 TEL:03-5479-8831
ホームページURL:http://sales24.hitachisoft.jp/
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