日立ソリューションズは、お客様の全体最適の視点で豊富なソリューションを組み合わせて提供する『ハイブリッド インテグレーション』を実現します。
2010年2月17日
日立ソフト
日立ソフト(本社:東京都品川区、執行役社長:小野 功)は、同社の匿名化情報管理ASPサービス「匿名バンク」を、ヘルスケア、医療、 およびIT業界の各社で構成される業界団体である「コンティニュア・ヘルス・アライアンス」 ※が策定したガイドラインに準拠した体重計や血圧計などの健康関連機器に連携させ、自動的に健康情報を収集・管理できる構築サービスを行っていきます。
近年、個人情報保護への関心が高まる中で、事業者にとっては、信用失墜、ブランド毀損、 財務損失などにつながる情報管理リスクが大きな問題となっています。特に健康管理サービスおよび遠隔医療サービスなどでは、 カルテ情報や血圧、血糖値など特に配慮が必要な個人ごとの情報であるセンシティブ情報(機微な情報)を取り扱うことから、 より安全な情報管理が求められています。一方、健康関連情報の収集に当たっては、紙ベースの手作業で行われている場合が多く、 情報の整理等に大変な手間がかかっているという現状があります。
日立ソフトの「匿名バンク」は、個人や事業者の様々な情報を匿名化して預かり、個人を特定できない状態で情報を管理・運用するため、 個人および事業者の情報漏えいリスクを大幅に低減させることができます。例えば、体重や血圧などの健康情報を、個人が事業者に提供し、 遠隔指導サービスを受ける利用シーンでは、氏名や住所などの個人を特定できる情報は事業者が管理し、体重や血圧などの情報は、匿名化された状態で 「匿名バンク」にて管理します。健康関連機器で自動的に収集された健康情報は、「匿名バンク」にて安全に蓄積および管理されます。 以前より日立ソフトでは、医療・ヘルスケアサービスの効率化を図るため、PCを利用したサービスだけでなく、『Wii Fit』(体重・歩数・運動貯金) との連携による双方向サービスシステムなども開発してきました。 (紹介ホームページhttp://hitachisoft.jp/products/tokumei/)
今後、高齢化が進む社会において、個人の健康管理は今後の慢性疾患や疾病の予防,体調の管理などが重要になってきます。 コンティニュア規格に準拠した健康関連機器が順次製品化されるのに伴い、将来的に「匿名バンク」をコンティニュア規格準拠製品と連携させることで、 より多くの情報を個人および事業者に提供可能になり、ユーザの自立的なヘルスケアの実現が期待できます。日立ソフトは、本サービスを通じて、 健康ビジネスの強化を図って参ります。
※コンティニュア・ヘルス・アライアンスについて
コンティニュア・ヘルス・アライアンスは、パーソナル・ヘルスケアの質的向上をめざして、 様々な医療機器や健康管理サービスの連携を通じて人々の健康管理を支援するNPO法人です。参加メンバーは全世界で220社を超え、 人々の健康増進や健康管理、自立した生活の実現に向け、相互運用可能なパーソナル・ヘルス・ソリューションの確立に努めています。 詳細な情報は、http://www.continuaalliance.org をご覧下さい。
■本件に関するお問い合わせ
担当部署:@Sales24
Tel: 03-5479-8831 ホームページ: http://sales24.hitachisoft.jp/
<ご参考>匿名化情報管理サービス「匿名バンク」の概要
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